本を出そう、本を出そう、出したらどうなった?
読書感想文です。
「本を出そう、本を出そう、出したらどうなった?」
書籍編集者 城村典子(じょうむらふみこ)著
「本を書く人みんなに幸せになってほしい」
本を出す人を日本一応援する編集者になりたいな…とあります。本を出して幸せな著者になる?数々の会心作を世に送り出し、著者を成功に導いてきた編集者が、出版の世界のリアルとその渡り方、コツを案内する本。
さらに「出版の神様に愛されて、幸せな著者になろう」とありますが、
神様や幸せという言葉からスピリチュアルな内容なのかと早合点してはいけません。ガチで商業出版するための「いろは」が語られているのです。
そもそも出版業界がどんな世界で、編集者が何者で、商業出版ってどんな仕組みで、本ってどうやって作られていて、販売後はどうなるの?ということまで詳細に書かれています。これから本を出したい人は必読の書。
(もう既に出版された方も…)
著者には当たり前に書く技術も大事ですがそれよりも、もっと大事なこと
「出版企画書」を通して自分の思いを言語化し表現することがなぜ必要なのか、についてなど目から鱗の情報が山ほど。そして出版業界や本、そしてこれからの著者に向けての熱い思いが、これでもか~と書かれ、「本を出そう、時代を作ろう」と呼びかけてくれている本ですよ。
個人的には、表紙が和紙のような風合いに、文字がキラッキラと輝くターコイズ色。これが私の好みにどんぴしゃで、思わず本が届いた時、なでなでしてしまいましたわ。
ターコイズの「色」のメッセージからはハートからの感情表現、創造性(クリエィティブ)などの意味合いが感じ取れます。タイトルの色からも
ワクワクしながら前に進もうという意図が感じ取れるのです。
それはともかく、私は只今この本の著者でありエッセイ塾「ふみサロ」の塾長である城村典子先生から文章を磨く練習とは別に企画書の作成について学んでいるところなんです。
ともかく理解するのに時間がかかるタイプでこちらの本を読んで、まぁ~トンチンカンな質問やふわっふわな企画書出してるわね~と先生の忍耐強さと優しくも厳しいご指摘に感心しながら、顔面が青くか赤くかなりながら、この本を読み終えた次第です。
本を出したい人、どんどん進んでください。
どんどん進化して、幸せになっちゃってください。
そして世の中を変えてください。
私が全力で応援します!
…と裏表紙に心に響く力強いメッセージが書かれてますので、マイペースで続けながら城村先生の応援を励みにせっせと企画書を形にしていきたいです。
エッセイ塾に誘ってくださったkokkoさんのお嬢様、Auroraさんの素敵なイラストも帯に描かれていますよ。
「城村本をダシにして自分たちが成功するぞ!」をそのまま本でダシを取る図ってユニークでとても可愛いですよね。思わずクスっとしちゃいました。
そんなわけで私も勝手にダシるというか、「ダシ活」中。
「城村本をダシにして自分たちが成功するぞ!」グループに入ると、
出版についての裏話や最新情報が得られ、
Jディスカヴァー10周年と初出版記念フェスのクラウドファンディングは
様々な特典やイベントがありますよ。(7月22日まで開催中)