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老後の家がありません ~シングル女子は定年後どこに住む?

 図書館で人気がある本だったので読んでみようと予約していて
気がついたら昨日までが取り置き期間。急いで取りに行き、次の予約も
入ってるのでと、即読んでみた一冊。

「老後の家がありません ~シングル女子は定年後どこに住む?」
 元沢賀南子 著

「57歳、子なし、フリーランス」という悪条件の身で、老後まで住み続けられる家を見つけられるのか?と「単身女性の終の住処」を探してみた結果や考えてみようという一冊。

 悪条件というのは、なかなか不動産会社が動かず、金融機関からの融資が受けづらいという意味。もっともわりと最近、バブルが崩壊するまで男女問わず、「単身」というだけ信用が得られず不動産を買えない時代もあった。

 老後の資産運用としての不動産の考え方、物件探しから内見、不動産会社との付き合い方、ローンの見積もり、リフォーム物件、お試し移住、二拠点住居と様々な視点が述べられる。不動産売買や引っ越しも経験する著者が
今後の生き方を見据えての不動産取得に動く様子が語られている一冊。
 現在の不動産状況、シングル女子の最後の砦になるであろうと思われるセーフティネット「UR」や今後の国の制作予定にもふれている。
 「終の住まい」について考えてみたり、不動産を取得する際の参考になるかもしれません。



 個人的には30代になるやいなや、「私は一生結婚しないだろうから、一人で生きていかねばならない」と思い込んでいた。経済的にけっこう苦労して育ち、老後の安心感も欲しかった私はマンションの購入を決め、不動産取得を既にしているため、一応、「老後の家はあります」ので好奇心から手に取った一冊。

 そもそも購入で頼る住宅ローン。それができるかというハードルが、その人の立ち位置に寄って違うのです。ローンにも年齢制限もありますし、築年数、床面積などによって借りられるかどうか、まずは現実を見ましょうって話しが書かれてある本ってことになるかな。
(余剰資金というか、現金があればOKですけれど)

 私は運よくというか直感で物件を選び、ほぼ即決の考えなしで購入してしまったの。しかもその後、まさかの結婚を突然したので購入したのに2年くらいしか住んでいないという(笑)。

 あまりこの方法は進めませんが、この本の著者も言ってるように、
「不動産選びは恋愛と近い」と。私、結婚も出会って3回くらいしか会わず、1年以内で結婚したので勢いスゴすぎ(?)なパターンで常識から
けっこう外れてるって感じでしょうか?
最終的に、決断が大事って話でしめることになりますが。

  時代は低金利がうたわれ、その当時、大企業の会社員だった私は会社の信頼のもと、融資が簡単に受けられちゃったのです。あまりにスムーズに事が進みすぎたんですよね。万が一転勤で人に貸すことがあるかもしれないからワンルームではなく、家族も入居可能な広さで賃貸にも向く物件だからいいか~と、一人暮らしを始めたのです。まぁ結果オーライっていう感じになればいいかな。主人が定年退職したらリフォームしてそこに住む予定にしています。

「老後は公園を散歩して絵を描いてのんびり過ごそう」って、そのころ、
忙しすぎてやれなかったことを夢見たので「場所」だけはヨイはずです。
一番私が重視したのは「立地」かもしれない。
人の価値観によってどれを重視するかは、いろんなことに当てはまるかもね。

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