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デスノートの能力が欲しい

こんにちは!歯科医師Hachiです!

なんちゅう題名や!と、自分でも思ってしまいました。

みなさん、デスノートはご存知でしょうか?

ノートに名前を書かれた人は死ぬという「デスノート」にまつわる一世を風靡した漫画です。

今日は、その中でも「死神の目」という能力が欲しいと思ったという話です。

なんのこっちゃ!?ですよね笑

「死神の目」は、自分の寿命の半分と引き換えに、人の名前と残りの寿命がわかるという能力です。

僕はこの能力で、歯の寿命を知りたいと思いました。

なぜかというと、「根の治療」をしたあとに被せ物を入れるのですが、その時に必ず患者さんから、

「この歯どれくらいもつの?」

と聞かれます。

もちろんこちらとしては、ずっと持つように丁寧に根の治療をしました。

ですが根の治療をされた歯というのは、天然の歯に比べて残っている歯が少ないので、根が割れるなどのリスクが高くなります。

そういった歯の状況や、その人の噛む力、年齢、よく食べるもの、、、いろんなことを考えながら

持ちそう、持たなさそう

と、なんとなく予想します。

それをどれくらい持つか数値で表すのは不可能です。

長く持つんだった自費のセラミックを入れようかなーと検討される方もたくさんおられます。

それはこちらの治療技術だけでなく、患者さんが歯磨きをしっかりしてくれるとか、夜はマウスピースをつけてもらうとか、そういった協力があってこそ長持ちするものです。

その人が果たしてそこまでやってくれるのか?

そこも検討項目だったりします。

ちなみに今日の患者さんは、最初セラミックを考えておられましたが、残っている歯が少なく、噛む力もすごい強い方だったので、将来割れるリスクがあることも正直にお伝えしました。

もしそうなったら、インプラントにした方が良い状況だったので、それならその時のために今はお金を貯めますということで、保険治療を選択されました。

こんな時に「死神の目」で、その歯の寿命を○年と、ちゃんとした数値でお伝えできたら、患者さんも僕もどれだけ楽チンか!

そんなしょうもないことを考えた今日この頃でした。

死神の目をもつことは不可能ですが、少しでもその歯が持つように治療技術を高めるとともに、しっかりリスク判断できる診断力を身につけていかないといけないなと感じました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

明日もよろしくお願いします!

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