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X スペースより 209 「2023年取り上げた事件の話⑪金の切れ目を作らないという話」

金の切れ目を作らないという話

私の知り合いの税理士さんで夜の店大好きな人なんだけれど、全部ツケで飲むんですよ

この人金の管理してるのに夜の店でですツケで飲むんですね

ある時に銀座の1つのお店のツケを返済すると
「ママ今いくら溜まってんの?全部返すよ」って言ったんですよ
そうしたらママなんて返したかって言うと
「あんた浮気すんの?」て一言返してきたんですね

「要は他に移るから全部完済するんでしょ」って

実はママからしたらわざとツケを残すことによって
ずっと来てもらうという利息をもらってたわけですよ

これ売掛金の問題って今何かと問題なんだけれど
わざと売り掛け金を残すっていうプレイは飲食でよくあることなんですよ

それによってその人が来ざるを得ない状況、次の再来店を望むためにわざとツケを作るっていう風な店結構あるんですね

実際には金は払ってもらえないという風に表面的には見えるかもしれない
つまり被害者のように見えるかもしれないけれど、グリッピングができている加害者側の立ち位置でもあるんですよ見方によっては

これ非常に面白くて、よくあるその債務債権の問題は全く同じなんですね

例えば俺が金を貸す、相手から金が帰ってこない
この時僕は被害者のように見えるかもしれないけれど
実はずっと利息を手に入れられるような関係でもあるわけです

だからこそ完済しそうになったら追い貸しをして、さらにずっと債務を膨らませて
金の返せない状況を作り出すことによって「生かさず殺さず」をどうやって作るかの方が債務債権では優秀という風に言われてるんですね

だから返し切ってもいけないし、踏み倒してもいけないっていうギリギリのラインで金貸しには非常にセンスがいるんですよ

あえて口実が出来上がるんです いわゆるキャバ嬢なりママなりに金を貸す時の注意点というのがあるんですがさて何でしょう?

飛びやすいじゃん、言い方変だけれどキャバ嬢なんて
そういう人の時にあることをするんですけれど
それはまず急所を握らなきゃいけないんです

飛ばれてもいいようにって言い方のがいいかも
いわゆるキャバ嬢やママに金を貸す時に必ずよくやるのは黒服2人を担保につけるということですね

つまりそんな黒服すらつけられない時点でその人ってアウトなけです人望がないから

逆に言えばですねこれって別に何もキャバ嬢だけじゃなく誰か人に貸す時にも その人間に返済能力がなかったとしてもそのご両親には返済能力あるかもしれない

そういう形で保証人をつけてもらうというのが金貸しの基本です

誰もいなかった、絶縁状態で仲が悪かったっていう時には
会社のビジネスの場合だと両親も死んでるっていうケースも多いので
そういう時は取引先にも保証人になってもらったりします

つまり売り掛け金をすに回収できるようにね

その本人が信用できなくてもその周りが信用できるんだったらそれはそれで1つ売買としては成立すると言う話

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