X　スペースより　２２３　「自宅だけは守りたい破産予定の社長の話」

守り神というお話

これ破産予定中の社長なんですけれど自宅だけは守りたいと

会社を破産するんですが個人としては個人再生に入りますと

ざっくり言うと個人版の民事再生のこと
債務圧縮するスキームの1つなんだけどね

個人再生に入ると当然その社長さんの持っている家の査定とかをすることになるんですよ

マイホームは守りたいって言いながらもね

でこの査定をしたら今残っている借金よりも査定額の方が500万ぐらい上回ってしまったんですね

つまりマイホームの方で含み益が出てしまったんですよ
これ裁判所から見たら
「じゃこの家売って会社の借金返済の方にあてなさい」っていう風に判断をされておかしくないわけですよ

もちろんその場合っていうのはその含み益っていうのは今後分割で自分で個人で返すんで家だけば取り上げないでっていう風に主張していくんだけれど

それはどうなるかはちょっと今微妙な状況なのこの社長に関しては

この話ってすごく面白くて
その本人は家を守るために破産の申請をしようとしてるんだけれど
返って藪蛇な展開を迎えてしまってるわけですよ

とは言いながらまだ破産申請前だからね色々と準備はできるんだけれど

どうすれば家を守れると思う？

破産申請しないという方向も1つね
これ以前にもですね紹介した守り神っていうスキームなんだけれども

要は家に含み益が出なきゃいいんですよ

債権者からしたら売れて利益出るなら競売にかけたろってお仕事をしてしまうわけですよ

なら追加で借金して含み損にすればいいんですよ
戻せばいいってことですね考え方としては

新たな借金が皮肉にも家を守ってくれると
死に神が守ってくれるみたいな

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