希死念慮

 希死念慮は、自ら「死にたい」や「消えたい」といった考えを持つことです。日本の自殺者は令和に入ってから少しずつ増加傾向にあります。コロナの影響や日本の経済不況も相まって、精神的にも追いつめられる人は少なくはないでしょう。
 自分もこの一週間、このような希死念慮の状態になりました。最初の二日間は、ボーっとして軽い無気力状態でした。そして三日目の夜に、急に未来に対しての恐怖や不安に駆られてました。特にこれがきっかけというのはなかったけど、自分の頭の中に「自殺」や「死にたい」、「消えたい」が駆け巡りました。夜にYouTubeなどで「死にたいときに聞く曲」を何個も聞いて、目から涙が溢れてきました。本当に胸が苦しくて、頭が締め付けられる感覚に陥りました。その後は数日何も飲食しなかったり、湯船に何時間も浸かり続けたりしました。一週間が経ち、ようやく母に電話しました。
 母には自分がこのようになったことを理解してくれました。どうしても内容的に相談しづらかったので、話すのに躊躇しました。話をしてみると心が少し楽になりました。話す中で、自分が前々からやりたっかことを言いました。それはYouTube活動です。
 自分は小学校低学年からYouTubeを見ていました。でも年齢や自分の性格から、今まで自分を表に出すことはしてきませんでした。最近になってようやくnoteやtwitterを始めました。YouTubeなどは、「成功しない」とか「不安定」というイメージはあると思います。でも「死」のことを考えたときに、後悔しない人生を送ろうと決めました。成功するかしないかより、やりたいことを優先しました。自分自身は特に秀でた物や、知識はありません。それでも自分のできることをやりたいと思います。
 希死念慮で苦しんでいる人は、世の中にたくさんいると思います。これは年齢や性別、家庭環境、経済状況は関係ないです。一見幸せそうに見えて、一人で苦しんでいる人もいます。そしてその状況が耐えられなくなったときに、自ら命を絶つ選択肢を選ぶ。自分は「将来はきっと良いことがある」とか「自殺は良くない」とは自信を持って言えません。他の人の苦しみは、どうしても自分では感じることはできません。その人の状況を知らずに自分の価値観を押し付けることは、却ってその人を苦しめる可能性もあります。でも何かがきっかけで、救われたり心が楽になることもあります。自分も例として、ReoNaの「生きてるだけでえらいよ」やlogicの「1-800-273-8255」といった曲はぜひ一度でいいから聞いてほしいです。自分には大したことはできないかもしれません。でもいつかはこのような苦しんでる人に、希望を見いだせるきっかけになれることを目指して日々過ごしたいです。
 今苦しい状況の人は、一度休んでください。そして好きなことや、やりたかったことをやってください。一番大切なのは自分の心です。これは誰でも同じです。他人のためより自分のために生きてください。
 

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