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若者の飛び込み『学び合い』授業 と 放課後カフェ

教職大学院のカリキュラムの一つに「学校支援プロジェクト」がある。
現場の学校に入って、現場のニーズを聞きながら、協働して現場の課題解決にあたるものだ。

先週は、家庭内での体調不良発生で行けず。
私は昨日が初日。

校種は違えど、久しぶりに学校という空間に一日中いた。

この一年半で教育への見方が大きく変わったように感じるときもある。
しかし、学校の風に吹かれると現場にいるときに思っていたようなモヤモヤ感を思い起こしそうになる瞬間があった。
現場で自分の軸の持ち方を学びなさいというらしい。

センセーショナルな出来事は2つあった。

ストレート生の飛び込み『学び合い』授業

英語の先生から、継続してゼミ生に『学び合い』授業をしてほしいとのお声をいただき、その初日。
老害の私は前に出ると碌なことがないので、サポート役。
ストレート院生が名乗りをあげ、授業することに。若者は専門外の教科、『学び合い』に戸惑っていたと思います。

準備したスライドをもとに本時の課題を確認し、語り、「さぁ、どうぞ!」とセオリー通りの展開。
説明も語りもなんとも初々しいのだが、丁寧に伝えようとしている姿勢が集団をリードする生徒には響いていたように感じる。

ベテランが為せることもあるが、若者だから為せることもある。

高校生がそんなに盛んに学び合うのか?と心配も多少あったが、
1時間目から大成功。ビックリするくらい成功していた。
ゼミに入って半年のストレート院生である。
単純にすげぇー笑
改めて『学び合い』のセオリーの強さを見せつけられた。

ちょっと心配そうに?見ていた担当の先生も様子を見て頷いていらっしゃった。

放課後居場所カフェ開催

1学期から仰せつかってきた放課後学習会のコマのうち週一回を「居場所カフェ」として開催させてほしいとお願いをしました。
今日はその開催の初日。

元気な男子達がワラワラとやってくる。
「もっと呼んでくる!」数人が呼びに出ると、気づけば総勢8名の生徒が集まる。
楽しくカードゲームで盛り上がっているのだが、1〜3年生までが混じり合って和気藹々としている姿が微笑ましかった。
そのうち一人は、テキスト片手に勉強しようと?している。
ワイワイやっている仲間から「お前は勉強しろよ!」と突っ込まれている笑

中学、高校になると、トラブル防止の名目で、各学年の行き来を制限していることも多い。
せっかくの異学年、異年齢のコミュニティが分断されがちになってしまうことも見受けられる。

見る人によっては、
「放課後にバカなことやってどうするんだ!」とお叱りを受けそうなところだが、

こんな時代だからこそ、
こんな異年齢で関わり、バカ話で盛り上がる空間が必要ではないかと真面目に思います。

うん、ゼミの仲間のおかげで学校でできることも見出す可能性を感じました。

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