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12歳で逝った坪田愛華さん

先日、地球環境活動家の谷口たかひささんから、坪田愛華さんのことを教えていただきました。
愛華さんは、小学校6年の時に「地球の秘密」という漫画を描き、その絵本が完成した数時間後に突然脳出血で意識がなくなり、そのまま帰らぬ人となりました。
1991年12月27日のことでした。
愛華さんが亡くなった後に、地球の秘密は漫画本として出版され、日本だけでなく世界各国でも発行されるようになりました。
1993年には、世界で環境問題に著しい貢献をした人に贈られる「国際グローバル500賞」を、子どもで初めて受賞しました。

地球の秘密の本で愛華さんは、「地球の未来を守ろう!」という冒頭メッセージの中で、「私一人ぐらいはという考えはやめようと思います。それを世界中の人がすれば、一発で地球はダメになると思います。みんなで協力しあって、美しい地球ができればいいです」と言っています。

愛華さんとお母さんの揚子との共著「愛華、光の中へ」の中の「平和とは何か」という題の作文で愛華さんは、「はだしのゲン」という漫画を読んで次のように感じたと書いています。
「主人公ゲンは、正しいと思ったことは、堂々とどんな時にも言うということと、どんな苦労があっても負けずにがんばっていくというところが、とてもすばらしく、私もゲンのようになりたいと思います」

この愛華さんの言葉を、今ライン相談に来ている若者たちに送りたいと思います。
みんな、思ったことは堂々と言って大丈夫だよ。
かけがえのない人生、自分らしく生きて行こう。

この作文を愛華さんは次の言葉で〆ています。
「世界ではまだ、戦争、災害、うえなどがたくさんあります。それを今度は私たちが解決していきます。私が大人になるころの世の中は、強いものが弱いものをいじめず、だれもが、堂々と意見を言えるようになっていて、誰もが笑顔だといいと思います。そんな世の中を、がんばって作りたいと思います」

私自身、愛華さんのこの力強い言葉を胸に刻んで、残りの人生を歩んでいこうと思います。
「地球の秘密」と「愛華、光の中へ。」の2冊の本は図書館でも置いてあるところが多いです。
ぜひご一読下さい。

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