【365日のわたしたち。】 2022年3月6日（日）

日曜日の朝は、土曜日の朝ほどのテンションの高さはない。

もう明日には月曜日が始まって、

あのオフィスに行かなきゃいけないんだ、と考えてしまって、

もう憂鬱しかない。

サザエさん症候群とはよく言ったもので、

私に言わせれば、「がっちりマンデー」症候群である。

月曜から実践なんて言われたら、否が応でも月曜日を思い出してしまうではないか。

テレビのなかで、楽しそうに、はにかみながら自分の会社のこと、自分の仕事のことを話す人たちをぼーっと見つめる。

同じ日本に、同じ地球上にいる、同じ人間なのに、どうしてこうも違うのか。

皿の上の齧りかけの食パンを、また一口噛みちぎる。

さっきよりも、さらにぼそぼそして感じられた。

そんな食感を、急いで苦いコーヒーで流し込む。

そんな日曜日の朝だった。