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伊藤詩織事件の闇

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#日記

友人Kの陳述書より

友人Kの陳述書より

- BBの骨格はいつ頃出来上がったか -

2017年5月頃の週刊新潮の報道内容では、『Black box』の内容は、まだ細かく固まってなかった事がわかる。例えば「デキる女」がまだ無かったり、表現が異なっていたり。同書の出版は同年10月だ。では、一体いつ頃BBの原案が出来上がったのか。ひとまずタイムラインを確認しておこう。

   2017.5.10    週刊新潮(5/18号)による初報
   

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ベッドA?ベッドB?

ベッドA?ベッドB?

- 伊藤詩織事件の闇 -

口頭弁論の10日後にあたる2019年7月18日号で、膝のズレ→擦れと信じられないどシロートぶりを開陳した同じ号で、新潮は法廷でのベッドA/B証言を報じている。山口敬之さんを決定的に不利に追いやったベッド発言である。週刊新潮は法廷のやりとりを以下のとおりレポートした。

 デイリー原文→ https://www.dailyshincho.jp/article/2019/0

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伊藤詩織事件の闇

伊藤詩織事件の闇

- 週刊新潮が痛恨のミス! - 

週刊新潮がベッドA/Bを報じたのは、口頭弁論の10日後にあたる2019年7月18日号だった。ベッドはその後の世論の動向を左右した重大な一件だ。この記事を振り返ろうと読んでいた所、ベッド以外にトンデモない誤報を見つけてしまった!小さいけれど大きなミスだ。

 デイリー原文→ https://www.dailyshincho.jp/article/2019/0712

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- 「とよかつ」「喜一」聴取書にみる伊藤さんの性格 -

世の中には詐欺師やらサイコパスやらおかしな人物はいるものだ。それでも事件ともなれば司法がしっかりフィルターの役目を果たせば良い話だ。民事裁判が「証言の一貫性」で裁いたので、人柄の一貫性も通常よりは意味を持つだろうが、この事件の問題は、①「揉み消し」の真偽と、②高輪署の不祥事、③司法判断の正誤だと思ってきた。なので伊藤さんの人物評は個人的関心

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伊藤詩織事件の闇

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- タクシードライバー証言(本物)との比較-

前回は週刊新潮が初報で伝えたドライバーの証言のインチキをご紹介した。それでは本物の証言と読み比べてみようではないか。以下は検察審査会宛に提出されたタクシードライバーの証言(本物)である。

(転載はじめ)→
1 (経歴を省略)

2 今から2年前ほど前(原文ママ)の金曜日の夜の午後11時過ぎに、恵比寿駅付近から、シェラトン都ホテル東京まで男女を乗せた

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-週刊新潮は初報からインチキだった-

周知のとおりこの事件は週刊新潮の報道からはじまった。BlackBox(以下BBとする)にもあるとおり、ジャーナリストの清水潔氏が新潮社に繋いだものだ。騒動は新潮の2017.5/10(5月18日号)の記事を皮切りに、5/29司法記者クラブ会見、10/20のBB上梓、10/24のFCCJ会見・・・と続いてゆく。刑事事件としては終了していた、ありがちな密室の性被害

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 -ドアマンのインチキ証言- 

ドアマンの証言はまるでこの事件を象徴するかのようだ!
昨日、やっとドアマン証言(全文)を読むことができた。長らく待ち望んだものだ。含まれる問題が多すぎて読後は頭は混乱、なかなかショックから立ち直れないが何とか纏めてみる。

週刊新潮は2019年12月26日号でドアマン証言を大々的に報じた。民事判決(12月18日)が出た直後のことである。

記事はあたかも重要な新証

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 -知多郎さんの反論に再反論してみた-

6/13付で知多郎さんが「アンチ伊藤詩織さんとの討論 @English03153623」と題するnoteを公開しておられる。

これはEnglishさんのツイートに対する知多郎さんからの反論にあたるが、文章が平明で良いテキストとなりそうなので、当方より知多郎さんに再反論してみることとした。

と、その前に、、些末な部分でEnglish(E)さんの誤認箇所を

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