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伊藤詩織事件の闇

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2021年6月の記事一覧

【タス通信】先週のまとめ(6/21の週)

【タス通信】先週のまとめ(6/21の週)

<6月21日>
【タス通信】 #杉田水脈 議員のイイネ訴訟(その2)です。
我々にとって大事な教訓が含まれています。

<6月22日>

【タス通信】
杉田議員のイイネ裁判のnoteで一点、書き忘れました。
原告は「わたしは傷ついた」と訴えながら、どう傷ついたのか訴状で具体的に述べてない。後回しなんです。ヘンですよねぇ~。肝心要の請求原因が後回し?訴えることに忙しくて?(苦笑)この訴訟がどういうも

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週刊新潮の言論テロふたたび

週刊新潮の言論テロふたたび

週刊新潮は同業他社と比べて訴えられることがダントツに多く、しかもほぼ全敗。負けても売上さえ伸びればいい、訴訟はコストと考えている週刊誌のようだ。そんな週刊新潮に松本サリン報道をはじめ薬害エイズ報道での名誉棄損訴訟など数えきれない前科があるのは、ある意味で必然といえるのかもしれない。

1996年には衝撃のデマ報道で世間を騒がせている。朝日にサンゴあり、週刊新潮に信平(のぶひら)事件ありと言われた狂

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杉田議員イイネ裁判レポート(その2)

杉田議員イイネ裁判レポート(その2)

前回はイイネ裁判の概況をお伝えした。今回は問題とされたツイートを具体的に見ていこう。該当ツイートには大きく2種類あった。

ケースA:杉田議員のツイートに対する直リプへのイイネ

    ・杉田議員がツイートする
        ↓
    ・それに賛同リプが来る(伊藤氏への批判を含む)
        ↓
    ・議員がイイネする  ←これを問題とするもの
   

ケースB:議員のツイートに

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【タス通信】先週のまとめ(6/14の週)

【タス通信】先週のまとめ(6/14の週)

<6月14日>

【タス通信】
たまたま、はすみブログでウイグルの件を読んでいると「不思議の国のアリス」が出てきた!
イラスト「不思議の国のオシリ」が訴訟対象にされたけど、あのイラストに込められた真意が裁判では丁寧に解説されてたよ!
妄想の物語を深読みで有難がる滑稽さ。

『不思議の国のオシリ』は、脈略ない話を有難がり、「勝手に意味づけして分かった気になる」ことのメタファーで、古典落語の『こんにゃ

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杉田議員イイネ裁判レポート(その1)

杉田議員イイネ裁判レポート(その1)

イイネで訴訟?ほんとうに下らない。国会議員をこんなことに駆り出すとは!何と情けないことよ。もちろん筆者から見て杉田議員に落ち度はなく、訴えるほうがバカみたい。しかも原告の伊藤詩織氏はメインの裁判でボロボロと虚偽が明らかになっている最中というのに。この訴訟は恫喝というより、あからさまなイヤガラセだ。伊藤氏代理人の佃克彦弁護士と西廣陽子弁護士もイイネの意味を巡って真面目くさって議論するとは、こんな弁護

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ねつ造メディアに正義の鉄槌だ!

ねつ造メディアに正義の鉄槌だ!

新潮文庫って何冊くらいあるんだろ?と書棚を漁ってみると、数えきれないほどあった。古いものは中学時代に読んだもので背表紙のタイトルが薄れて消えてる。再読しようと探したけど見つからなかったので買い直したのもある。

㈱新潮社は1896年の設立、新潮文庫は1914年(第一次世界大戦開戦の年)にスタート。押しも押されぬ老舗である。それがどうだ、近年の体たらくといったら!同社の近年の堕落ぶりは『新潮45』廃

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ズバリ言った!謄写許可申請書

ズバリ言った!謄写許可申請書

                                                 

「事件当時、私は酩酊状態で意識、記憶がないまま性行為をされたため、私自身が被害の証明をすることはできません。」

上記は、先日ご紹介した杉田水脈裁判での伊藤氏陳述内容だ。見つけた時には腰が抜けそうだったが、弁護団の中でもスクープ!だったに違いない。そりゃそうだ。決定的なことを言っているのだから。も

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【タス通信】先週のまとめ(6/7の週)

【タス通信】先週のまとめ(6/7の週)

<6月6日>

<6月7日>

<6月9日>

<6月10日>

武田砂鉄さんにUp-dateのススメ (後編)

武田砂鉄さんにUp-dateのススメ (後編)

<2017.12.23付の記事(後編)>

 武田砂鉄氏が述べるとおり、多くの人が、この事案についての記事を読んでいる。『またか』というように。武田氏を筆頭に名立たる書き手のペンが山口氏をこれでもかと糾弾した。かくして山口敬之氏=薬物暴力レイプ犯という風説は激流のごとく流布されていった。今、武田氏の言葉は巨大なブーメランとなって自分たちに襲いかかろうとしている。

 人の痛みが分からないのは山口支

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武田砂鉄さんにUp-dateのススメ

武田砂鉄さんにUp-dateのススメ

<2017.11.15付の記事(前編)>

 それが何時だったのか記憶は定かでないが、私も武田砂鉄さんの論考を読んでいる。ご投稿からかなり時間が経った2019年頃だったかもしれない。数ある伊藤擁護論の中では珍しく堅実で、筆者のお人柄には嫌な感じは持たなかった。文章は実証的でありながら冷淡にならず熱いハートも感じられて全体として説得力がある。平たく言えば優れた書き手なのだ。

 ”百田尚樹現象”を懐

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比較検討 (伊藤詩織さん)陳述書

比較検討 (伊藤詩織さん)陳述書

ズンダドド、ズンダドド・・・杉田水脈裁判での陳述書に腰を抜かした後、伊藤山口一審の陳述書と比較してみよう!これもたぶんネットは初出。杉田裁判分より2年も前の2018年の陳述書、全18頁。

内容はほぼBBどおりで、これはこれで突っ込み所はあるけど、それよりもしっかりした構成に文体、筆致、使用された語彙・・・精度が全く違う。まるで別人です。ふつう、後になるほど進歩するものだが・・・。
前回紹介分はこ

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杉田水脈裁判における伊藤詩織氏陳述

杉田水脈裁判における伊藤詩織氏陳述

「事件当時、私は酩酊状態で意識、記憶がないまま性行為をされたため、私自身が被害の証明をすることはできません。」
衝撃で言葉もない・・・。以下、全文をどうぞ。

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原告第1準備書面(令和2年9月14日付け)陳述

              陳述要旨   
                        原告 伊藤詩織

 国会議員は私たちの法律形成に大きく関わる人です。
 私の被

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