サクリファイス/近藤史恵 まだ読んでる途中なんですけど、ばちくそ面白いので結末を考えてみたい(´・ω・｀)

ネタバレにはならないと思うんですが、読んでない人は、インターバルって章まで読んでから、ここに戻ってきてください(´・ω・｀)まぁまぁー一緒に楽しみましょうよー！

まずね、1ページ目をめくると、首がひしゃげてる人を誰かが見てるんですよ🤔
もうね、のっけから誰か死んでいる。いや、死んでないかもしんない。そこまで描写もされてない上で、誰が誰を見下ろしているのか説明はされていない状態でございます。

そっから、主人公、チカ目線の物語がスタートする訳なんですが、あんまり心理描写がないので、凄いさっぱりしてるんですよね。あらすじに味付けされたものを読んでいるって感じでした。ところが半分いったくらい、心拍数って、キーワードが登場する度に心理描写が細かくなっていってる印章で、なるほどこれは、あえて心理描写しないで、物語にスピード感出したかったんだなぁと。だからさっぱりした語り口なんだなぁと思いました。
作者の意図は分かりませんが自分はそう思いましたよ。と。もし、中村文則さんがこの物語を書いていたら、多分300ページくらい読み進めないと主人公は自転車乗ってないかもしれないですw伊坂幸太郎だったら、ガードレールが喋り出すかも。
 恒川光太郎だったら、自転車乗ってから事故起きた時点を延々とループする物語にするかもしれません。そんなこと考えながら読んでました。そんなことを考えながら 読めるくらい、いい感じにさっぱりしてるんですよ。

あ、そうそう！大事なことを忘れておりましたがこのサクリファイス、プロの自転車マスターのお話です。作中にも主人公に言わせていたんですが、競輪ではない、プロの自転車スポーツで、あんまり日本に馴染みがありませんね。
ツール・ド・フランスは聞いた事あるかもですが、僕は一度も見たことないです。

自転車競技を知ってる人が読んだらもっと楽しめるのかな？どうかな、果たして(´・ω・｀)

いまちょうど半分くらい読んだ時点で、冒頭の部分は、誰が語っていたのか。そして、誰の首がひしゃげているのか考えて行きたいと思います。
お話をストレートに読んでいくと、見下ろしているのは主人公の、チカ。首が曲がっているのは伊庭くんか、石尾さん辺り。
でも、どうも繋がらないんですよね🤔
首が曲がってるのが伊庭説だとすると、仕掛けたのは石尾さん。でも石尾さんはなんとなくだけど、石尾さんがやっつけたいのは主人公のチカな感じがするんですよ(´・ω・｀)なんとなくですし、そんな描写一切ないんですけど、俺が石尾さんだったら、長期的に驚異になるのはチカだなと思います。伊庭は自滅しそうかなぁーって。

チカが首がひしゃげてるパターンはなさそうなんです。なぜなら、僕の奥さんが続編を手に入れたのでw
もうね、ほんとね、そういうネタバレやめて欲しいんですけど、しょーがないですねこればっかりは🤔笑

首がひしゃげているのが石尾さんだったとすると、これは面白いです。
1人、最初に出てきた名前が明かされてない、石尾さんに恨みを持っているキャラクターがいるんです。他の会社で自転車乗ってるみたいで、こいつがキーポイントの可能性あるな。と。
事故に絡んでくるのは間違いないと、踏んでいるんですが、石尾さんのことを、この名前が出てないキャラが狙っていたとすると、ストレート過ぎるのでこれもないだろうと。
あるとするなら、この名前が出てないキャラが、何年もかけて準備して石尾さんをはめるというパターン。自分は手を汚さず石尾さんに天誅喰らわす王道ストロングスタイルですね🤔

誰にやらせるか。

もう、マルケルしかいないだろう、これは。
マルケルと、石尾さんを2人でどうのこうのレースされるように仕向けて石尾さんに天誅ッ！
これだ！！

いやーーーーー、サクリファイス。オススメです！読書の本質ってここですよね。読んでない時にどのくらい楽しめるか。ずーっと、考えてしまってる。
でね！でね！さっぱりした文章って、つまり行間が広いんですよ。心理描写があまりされてないということは、逆に想像させる余地があるんです！
全員がのっぺらぼうというか、無思想に感じれるから、後から、こーんなおぞましいこと考えるようなやつでした！ってできるわけか！って、思いました。

自転車なんて興味無かったですし、自分は仕事でも車乗るので、集団でチャリンコ乗るやつら全員敵な訳ですよ！笑
人に勧められた本は必ず読もうって、今読んでる本ほっぽり出してでも読もうって強く思いました(´・ω・｀)
読み終わったら感想と、答え合わせしたいと思います！

あざました！！