反面教師との付き合い方
反面教師と言うのは悪い見本で、それを見てそうなってはいけないと教えられる人や事例のことを言います。
世の中には付き合いたくない人を見て、この人の悪い見本を反面教師にする。こう言う話はよくある事です。
そんな私も、たくさんの人とお付き合いをしている中で、「この人は如何なものか」と思う方と出会い、その方のようになってはいけないと自分の心を戒める。
そんな経験を何度もしてきました。
反面教師の多くとは、お付き合いをしないで人生を歩むことも出来ます。
でも、長くお付き合いをしなければいけない方を反面教師にする場合も人生にはあります。
例えば自分の親であったり、家族であったり。
はたまた、先生や師匠と呼ぶ人もこれに該当します。
ところが、こう言った身近な方とはどうしても長くお付き合いをする必要があります。
一つの見習いたくない部分、どうしても許せない部分から嫌いになって、そこから近くに居るのに嫌でこのような方と疎遠になった経験のある方も多いと思います。
ただ、つながりのある方とは、直ぐに縁を切るみたいな事は不可能。
それであれば、その部分だけは決定的に違うと割り切ってお付き合いをする。これが良い方法だと考えます。
もちろん、我慢も限界に来ているのであれば、避けたり逃げたりするのは当然の行動。それでもすぐに行動できないのであれば、どこかで自分の考え方を割り切る必要が出てきます。
自分のストレスをうまく発散できるようにしつつ、脱出する方法を考えて行くのも一つの方法です。
ただ、身近な人も一人の人間。考え方の差異はあって当然ですから、あまり拘り過ぎて頑なになるのも人付き合いとしては損なもの。
身近な方を反面教師にしつつ、自分の考えを作っていくのは避けては通れない道。
大人になっても更に心は成長するもの。
ですから、身近な人には反面教師にする部分よりも、むしろ感謝する部分も多い筈なのです。
なので、多少大変でも付き合いながら進むべき道なのかなと私は考えます。
長くお付き合いをする限り、人生と一緒に歩んで行く訳ですから、人生のミッションの一つだったりする訳ですよ。
そう考えたりも出来るのです。
私の占いの師匠の話をすると、本質をよく知っていて理解のある方。
占い以外での尊敬する部分は正直少ないですが(書いたら破門と言われそうですが)、それでも私の事を何だかんだで見てくれているのかなと感じる部分は大いにあります。
「あんたの反面教師として居るのが私やで」
昔から私にそう言う師匠でありますが、本質以外の部分を目立たせて、本質を目立たないようにする。
そして、きちんと私に考えさせる。そうするのが上手な師匠です。
どんな人にでも、普段から人に見せている部分だけではわからない「人としての良さ」があります。
この人の良さを理解することが、本当の人付き合いであり、思いやりなのでないかと考えます。
反面教師と言えども教師は教師。
自らの学ぶ事を止めず、たくさんの教えを請いながら自分を成長させたい。
そのように考える私です。
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