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いずれやって来る別れ

この世に生まれてきたからには、親との出会いがある。
大好きな人と出会い、結ばれる。

でも、必ず別れはやってくる。
諸行無常と言うものだ。

お別れの仕方には、二つのパターンがある。
自分から終わらせる場合と、相手から終わらせる場合の二つだ。

師匠と弟子の関係で書いてみると、師匠から関係を終わらせる場合もあれば、弟子から別れを告げる場合もある。

突然どちらかが居なくなったり、音信不通になったり。
そんな終わり方をする形だ。

私には占いの師匠が居るが、何だかんだで二十年以上もお付き合いをしてきた。

そんな師匠だが、夏の東京での占いがきっかけなのかはわからないが、何となく、次に我々が会うのが最後のような気がしている。

師匠も実はかなりの歳なので、あれこれ考えていることもあるのだろう。
よく我々のコントのような占いの小話をnoteに載せているが、書いてない部分の話も当然あって、その中で私に対して終活のような話をしているので、そろそろかなと思っていたのだ。

「FPさんとしては修行が足らんやろし、私の話でも聞いとき」
そう言って、残り少ない未来をお師匠が語って、私が標準を語る形である。

もしも別れてしまうと、会話することが出来なくなる。
万が一、相手が天に召されたら、尚更のことである。

別れのタイミングで後悔しないように、今できることを一つ一つやっていくしかない。そう私は考えている。

いずれ来る別れは、新たな出会いやスタートを意味している。そう考えることが出来れば、自分の心も少しは浮かぶと言うものだ。

今からでも遅くない。
大切な人にはきちんと言葉を探して、感謝を伝えよう。

本当はこの週末に会おうか、と言う話もあったが、まあ年内には必ず会うことになるだろう。
なのでまだもう少し、占いのことについて考えておく時間はあるようだ。

卒業の話があってから今日まで、これまでの占いの事を振り返りながら、師匠から教えて貰った考え方や姿勢と言う部分を振り返っていた。

お師匠は何だかんだ言いながらも、私に対しては真面目な話をしてくれているなと、書きながら改めて感じたのだ。
さすがに書けない内容もたくさんあるけど。

私自身、別に誰かの、師匠の後継者になりたいとは思わない。
それでも、親や目上の人や、師匠と呼ばれる人の素敵な考え方をなぞる事や伝える事は、これまで世話をしてくれた人への感謝の形になるのかなと思うので、本当に良いと感じたものは、これからも誰かに伝えるようにしたい。

いずれやってくる別れ。
例え師匠が居なくても、修行は続く。
そう肝に銘じで、残り少ない時間を楽しんで、たくさん考えよう。

明日で占いを始めて25年。
本当は占いCafeをしたかったんですけど、ちょうど節目の時に、これまでの師匠との話を振り返ることが大切かなと感じ、書き留めてみました。

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