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困った時に、笑ってみる

嫌な話になったとしても、
顔だけ笑うようにしているのよ
(樹木希林)

顔で笑って、心で泣くことってありますよね。
自分に不利なことを言われると、顔に出てしまうことはよくあります。
でも、困った時に笑うようにするのは、素敵な立ち振る舞いの一つだと私は考えています。

例えば、余り嬉しくない仕事をお願いされたりした場合。
嫌な顔をしてきっぱりと嫌だとはっきり言うのも一つの方法ですが、刺々しい雰囲気となり、お互いに嫌な気持ちになってしまいます。
嫌な顔を出さずに、顔だけは笑いながら冷静にきちんと断ることで、相手の関係を壊さずにやり取りが出来る形になります。

気持ちを害される形になると、自分をうまく取り繕うことは難しいと思います。そこは、終わった後に「まあ、こんなこともある」と受け止めて、早く次に切り替える考え方を身に着けることも大切です。

顔だけでも笑っていれば、相手の印象だって変わりますし、自分の心を何とか前を向かせることが出来るのです。

私が高校時代に、少しでも相手に対して明るく振舞ってみようと考え、出来る限り笑おうと心に留めていました。
そうすると、自分自身いつの間にか、困った時に笑えるようになっていました。

その後、私も大学を出て仕事をするようになり、昼の仕事で私の上司として付いた方に、十年ぐらい前に言われたのが、
「打ち合わせの時、笑っている時は何とかなる、黙りだすと危険だ」
と言うこと。
「おっしゃる通りです」と私が上司に話すと、その上司は
「まあ、いつも打合せを観てたらわかるよ」
と言うぐらい、私はわかりやすかったそうです。

「まあ、その形でお客さんとうまく立ち回れてるから、その形でいいと思うよ。こっちもわかりやすいし」
当時の上司がそのように話をしていたのを、思い出しました。

もし、相手に嫌なことを言われたとしても、冷静に対処できるのであれば、別段この方法を使わなくても構いません。

ただ、笑いと言うのは、人と人との緊張を緩和させる働きがあります。
嫌なことを、笑いと言うクッションで和らげ、冷静に対処するようにするのが出来るのです。

困った場面で冷静に振舞うのが難しい場合は、いったん笑いを入れてみましょう。
笑いながら、少し大きめのリアクションを入れる形が良いと思います。
例えば、「へー」とか、「ほうほう」、「えーっ?」のようなリアクションです。正直、どんなリアクションでも構いませんが、笑いながらするのがポイントです。
いったん刺々しい場を緩めて、自分を冷静に整えるよう、うまく立て直してみましょう。

普段、あまり意識していないことかも知れませんが、一度意識して実践してみて下さい。
きっと、対人関係がスムーズに運ぶ可能性が高くなります。

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