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着実に。

今日は10年前に一緒の部署にいたメンバーと打ち合わせすることになった。今は東京、大阪に分かれ、3人とも違う部署で頑張っている戦友である。

時間は3/11の14時から16時。
今週、来週で3人が空いている時間がここしかなかったのは、偶然なのかなと感じた。

10年前、この3人で手分けをしながら、地震が起きた後に手分けして安否確認や復興援助のためのお手伝いをしていたのだ。

途中、黙祷を挟みながら打ち合わせを続け、10年前のことを振り返っていた。

当時はみんな、震災の事は忘れて、仕事に熱心に向かっていた。
相手の事情は深く考えず、復旧復興に向けて取り組んでいた。
それが普段の生活に戻ることにつながると考えていたから。

振り返ってみると、形としては、とてもとても小さな事だ。
それでも、一生懸命やった事で感謝された事もある。
だから、少しは役に立てたのかな。
そう思うようにしている。

実際問題、未だ故郷に帰れない人がいる。
原発の廃炉はいつまで経っても終わらない。
大きな枠での復興とは決して言えない。

でも10年。
今も自分は生きて、生かされてきて、こうやって何とか生活出来てきているのは事実だ。

日本に居るかぎり、いや、生きている限り。
こういった未曾有の事態は起こるのだ。

もうすぐ関東大震災から100年である。
世界恐慌からも100年近くである。
何が起きるか分からないのが、この世の中である。
昨年からのコロナも然りだ。

どんな事が起きたとしても、事実と向かい合って対処していく事。

状況が少し悪くても、たとえボロボロでも。
劇的に状況が良くなる魔法みたいなことなんて、基本的にはありえないのだから、一つ一つ対処していくしかないのかなって考えている。

地道だけど、着実に対応する力。
常日頃から蓄えていこう。

改めてそう考えた一日でした。

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