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家族写真という財産

あと1か月半で娘が1歳の誕生日を迎える。

近くに住む両親・義両親もいっしょに祝ってくれることになり、はじめての誕生日は親族そろって盛大に開催することができそうだ。

誕生日プレゼントはどうしようか、せっかく集まるならお洋服もおめかししようか、とまるでサプライズをしかけるときのようなワクワク感を胸に毎日を過ごしている今日の日だ。


夫が「家族で写真撮ろうよ」と提案してきた。

あまりにも意外な提案に感じ、思わず感動してしまう私。ちょうど1年前、臨月になったときに張り切ってマタニティフォトを撮った私自身が、おまけにカメラマンとして人よりも写真に携わっていたはずの私自身が、家族写真という存在をうっかり失念していた。

最近では犬や猫などのペットも一緒にスタジオに迎えてくれるスタジオも増えている。現に、マタニティフォトは猫もいっしょにスタジオに赴いた。慣れているカメラマンに撮影をお願いできたため、部屋全体の照明を暗めにして撮影してくださった。猫の瞳が大きく可愛く映っていて、プロならではの1枚に、私としてもお気に入りの1枚だ。


家族写真というと、七五三だとか、入学・卒業式だとか、行事の節目に撮影するイメージだが1歳の記念に家族3人&猫1匹の写真があってもいいだろう。

娘になにを着せるかということに加えて、私はなにを着よう、せっかくなら猫にも可愛い首輪を新調しよう、と準備はさらに増えていく。

ちなみに、娘の誕生日は私たち夫婦の結婚記念日でもあるため(ぴったり1年後に生まれてきた)、自分もちょっとおめかししよう。せっかくなので美容室に加えて産前に通っていたエステに行こうとスケジュールが埋まっていく。育児に没頭するあまり自分を透明化していた話を書いたことがあるが、やはり気を抜くと自分自身のことを忘れそうになる私がいた。


以前結納の写真を撮ってくださったスタジオの予約を取りつつ、家族写真を撮りに行くことが今から楽しみになっている私だった。絶対にすてきな1枚にしたい。

写真は財産。主人公は1歳の娘と夫と私と猫。絶対にすてきな1枚にしたい。ファッションサイトを物色している秋の夜長だった。


2020/09/29 こさい たろ

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