ペンギンマクラくん

20年忘れられない初恋が終わりました。 スキマスイッチ、お笑い、ドラマが好きです。 その全てに関われる人生にします。

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20年忘れられない初恋が終わりました。 スキマスイッチ、お笑い、ドラマが好きです。 その全てに関われる人生にします。

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  • 忘れられない初恋

    忘れられない初恋を終わらせるための物語を綴っていきます。ダサくてどうしようもない男の現在進行形の恋物語。

  • 母との生活

最近の記事

スキマスイッチと僕の20年

初めてのスキマスイッチと僕 小学6年生の頃、2つ下の弟がコブクロの桜のCDを買ってきた。 音楽に興味はあまりなかったけど、弟に先を越されたことがなんだか悔しかった。 この年の紅白歌合戦にはコブクロが出ていてテレビにかじりつく弟。 スキマスイッチも出ていて、僕はスキマスイッチが好きだということにした。 これが僕とスキマスイッチの出会いである。 スキマスイッチを好きだということにしたけど、紅白で聴いた全力少年しか曲を知らない。 その全力少年も聴く手段がない。当時はまだ携帯も

    • 忘れられない初恋〜好きでいてくれてありがとう〜

      2022年12月末。 実家に帰ることを連絡しともみちゃんと会う日が決まった。 会うのは5月にともみちゃんの家へ行って以来。 会えなかった半年の間も、定期的に連絡はとっていた。 僕がLINEで誕生日を祝ったからか、ともみちゃんも祝ってくれた。 何より僕の気持ちに整理がついていた。 今だと思えるタイミングだった。 でも、直前でともみちゃんの方から会えないと連絡が届く。 特に理由がなかったことから、会いたくないんだなと察した。 もう会えない気がした。 でもこの20年近く

      • 忘れられない初恋〜想像しているような関係じゃないよ〜

        映画館のともみちゃんとお別れをし、 初恋のともみちゃんと向き合う覚悟ができた。 それから会うことができたのは、今年の5月。 初めて家に行った日以来、半年ぶりでこの日もともみちゃんの家で会うことになった。 この日も前回みたくマックでドライブスルーして、家で食べながらテレビを観て近況を語り合う。 やっぱり地元の話にもなって当時を懐かしむ。 切り出すなら今のなのはわかりきっている。 でも言えずに時間が過ぎていく。 結局、この日も言えなかった。 今日こそは20年間胸にしまって

        • 忘れられない初恋〜言わせてしまった別れたい〜

          「別れたい」 電話でそう告げたのは、僕ではなく、映画館のともみちゃんの方からだった。 旅行に行きたいと言っていたから、映画館のともみちゃんの誕生日の3月にお祝いをして、伝えようと思っていた。 先に言われてしまった。 先に言わせてしまった。 僕の気持ちに薄々気づいていたんだと思う。 旅館の予約をとろうとしたら、自分でとると言われたとき、そんな予感がしてた。 付き合ってからは、楽しい毎日だった。 大きな喧嘩もちょっとした喧嘩すらしたことがない。 映画館のともみちゃんが大学を

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        • 忘れられない初恋
          19本
        • 母との生活
          7本

        記事

          忘れない初恋〜はじめての君の家〜

          「帰ってくるとき、連絡してよ」 久しぶり再会したあの日、ともみちゃんにそう言ってもらえてから、僕はSNSで地元に帰ることを匂わすことはなく、直接ともみちゃんに連絡できるようになっていた。 夏に帰る連絡をしたら、コロナが第何波が来だしてるタイミングで会えないってなった。 それでも 「むしろ、会いたい!」 って連絡をくれて、会えなくてもそれだけで心が満たされた。 会うことができたのは、それから3ヶ月後。 しかも、ともみちゃんの家だった。 地元で教師をしているけど、1年くらい前

          忘れない初恋〜はじめての君の家〜

          忘れられない初恋〜ショートカットじゃなくなってた君〜

          2020年末、地元に帰り、腐れ縁の長谷とファミレスで人生について語り合ってた。 この楽しい風景をインスタグラムのストーリーに投稿する。 すると、一件のメッセージが届く。 初恋のともみちゃんからだった。 奥底にしまっていた気持ちが押し寄せ、胸がザワザワするのがわかる。 ご飯に誘ってくれた。 嬉しい。すごく嬉しかったけど、僕にはもう別のともみちゃんが隣にいて。 別にただご飯行くだけなんだけど。 でもそれもよくないような気がして。 せっかく誘ってくれたから行きたくて。 そ

          忘れられない初恋〜ショートカットじゃなくなってた君〜

          忘れられない初恋〜君を忘れて好きになった人〜

          「よかったー。私も今日、ギンガムチェック着てこようか迷ってたんですよ。被るところだった。」 映画館バイトの研修日、ギンガムチェックを着る僕に彼女がそう言ってきた。 これが僕と映画館のともみちゃんとの出会いだった。 第一印象は少し変わった子。 そして、やっぱり名前が気になった。 僕は「ともみ」という名前の子に会うと、意識する一方で、一番最初に恋愛対象からは外れるようになってしまっていた。 それくらい僕の中で、「ともみ」という名前は、初恋のともみちゃんしか考えられなかった

          忘れられない初恋〜君を忘れて好きになった人〜

          忘れられない初恋〜告白。片想いが終わった。〜

          映画を観終わったら告白するのは決めていた。 映画館の前に公園があるから、ベンチに座って告白しようと思っていたけど、その日は雨で、どうしたものか。 そんなことで頭がいっぱいなんだけど、気づかれないよう映画に集中する。 映画が終わると、ご飯を食べることになった。 ご飯の前に告白したいと思い、お店を探すふりをして、告白できそうな場所を探す。 ショッピングモール内を何周もぐるぐるまわる。 たまらなくなって 「ちょっと今ご飯どころじゃないわ。一旦座ってもいい?」 不自然なダサいこと言

          忘れられない初恋〜告白。片想いが終わった。〜

          忘れられない初恋〜2つの決断〜

          2018年、9月。 僕は芸人を辞めた。 ともみちゃんと飲んでから、半年後。 ようやくコンビを組むことができ、舞台へ戻った。 このコンビでは1年活動したけど、休んだ分のブランクを取り戻すことができず、限界を知った。 そう思えたからか、辞める時は清々しい気持ちだった。 解散してからの僕は、コンビを結成する頃にはじめた映画館のバイト先で、社員になることを視野入れ働いていた。 普通の幸せを手に入れるための決断だった。 お笑いは相変わらず好きで、賞レースには毎年テレビにかじりつく

          忘れられない初恋〜2つの決断〜

          忘れられない初恋〜夢を叶えた君とふたりで飲んだ夜〜

          2017年、3月。 ともみちゃんがライブに来てくれてから、3年近くが経とうとしている。 僕はどうしようもない日々を過ごしていた。 コンビニの夜勤に週4で入り、残りの3日はただただ時間を持て余す、ほぼフリーター同然だった。芸人と名乗る資格なんてない毎日。 舞台にはもう1年半近く経っていない。 コンビを解散したのは、3年目の夏だった。 地道ながら手応えを感じつつも、中々結果が伴わない。コンビ仲がどんどん悪くなった。 限界を感じた相方に解散を切り出される。 引き止められなかっ

          忘れられない初恋〜夢を叶えた君とふたりで飲んだ夜〜

          忘れられない初恋〜客席に君がいるライブ〜

          芸歴は2年目になっていた。 デビューし、ライブを重ねるごとに、感覚も掴んできて、ライブの出番も少し増えていた。 その中で、2年目から5年目までの選抜された若手が出られる新ネタライブに選ばれた。 とにかく嬉しかった。 普段ではご一緒できないような、劇場で人気や実力がある先輩たちと同じ舞台に立てる。 養成所時代、中の下くらいに位置にいた僕らからすれば快挙だった。 相変わらずバイト三昧ではあったけど。 嬉しさがさらに加速する。 ともみちゃんがその新ネタライブに来てくれることにな

          忘れられない初恋〜客席に君がいるライブ〜

          忘れられない初恋〜同窓会となりに君がいる〜

          同窓会があったのは、成人式から2ヶ月後の3月だった。 場所は千葉だったけど、地元の最寄り近くというわけではなかったので、東京から向かう。 幹事は、大学でも野球やってて成人式に来れなかった直哉だったけど、その日も結局いなかった。 それでも会がひらかれることに感謝。 「私、ゆうりくんの隣がいい」 そう言って、ともみちゃんは隣に座ってくれた。もう楽しい。 「私も近くがいい」 と言って、1度ライブにも来てくれたともみちゃんと仲の良いマッキーも近くに座る。 「おれ、人気者だなあ」

          忘れられない初恋〜同窓会となりに君がいる〜

          忘れられない初恋〜再会はベタに成人式〜

          なんとか養成所を卒業し、無事、芸人としてデビューした僕。 デビューといっても、事務所ライブが月に1,2回ある程度で他の時間はバイトばかりだった。 時間はあり、地元が千葉ということもあって、2ヶ月に1回くらいのペースで帰省していた。 地元に近づくにつれ、偶然同じ電車に乗ってたりしないかなとか、最寄駅で会えないかなとか、そんなことを思いながら電車に揺られる。 ツイッターにも帰省することをつぶやく。 ともみちゃんに向けた匂わせツイート的な。 気持ちが悪い。 それで会おうとはな

          忘れられない初恋〜再会はベタに成人式〜

          忘れられない初恋〜会ってない再会〜

          ともみちゃんのことを考える余裕もないくらい、毎日を生きるのに必死だった。 高校卒業後、相方と東京でルームシェアをはじめる。 養成所に通いながら、バイトをし、家では洗濯や自炊の日々の生活。 高校時代は帰宅部でだったけど、バイトもせず、家に帰ればテレビにかじりつくようにお笑いばかり観てたから、東京での生活は、すべてのことがはじめてで、慣れないことばかりだった。 好きだった深夜のバラエティ番組も、ヘトヘトで観れずに寝てしまうことも多かった。 恋愛のことを考える余裕なんてどこにもな

          忘れられない初恋〜会ってない再会〜

          忘れられない初恋〜君のいない学校〜

          ともみちゃんは地元から少し離れた新学校へ、 僕は自転車で通える地元の商業高校に進学した。 裕福な家庭ではないから、電車賃すらかけたくなかったり、ブレザー着たかったりとか、いくつか理由はあったけど、いちばんは自分を変えるのにちょうどいいと思ったから。 環境を一変したいとは思っていたけど、人見知りの僕にとって、知り合いが1人もいない学校に行くと、スタートでつまずく恐れがあったし、かと言って知り合いの多い学校行けば、周りを意識しすぎて変われなそうな気がしてた。 この考えがうま

          忘れられない初恋〜君のいない学校〜

          忘れられない初恋〜それぞれの道へ〜

          中学生活の3年間も僕とともみちゃんは同じクラスだった。 中学2年の時にあったクラス替えでも同じクラスになった。 隣の席や同じ班になれないことを言い訳にして話しかけられない。 相変わらず自分に自信もなく、いろんなことがどうでもよくなってずっと拗ねてた。 野球部も辞めて、遅刻も増え、授業もまともに聞かず、学校に身を置いてるだけの状態だった。 近くにともみちゃんがいるのに、話せない。 そんな毎日にモヤモヤし、不貞腐れていた。 そんな僕を見て、ともみちゃんも呆れたのだろう。僕

          忘れられない初恋〜それぞれの道へ〜