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都知事選で不思議なこと。

<1:投票率が高い。誰が?なぜ?>

想定していた投票率より5~10ポイントも高かった。
・もっと低いと思った理由は都知事選二期目全選挙でそうだから(僕の記事では50%想定としました)、あるいはコチラ(読売新聞

通常であれば45~50%の投票率だったはずが55%となった。

これは結構大きいこと。
これが分からないと、厳密にはきちんとした分析ができない。
分かる人は教えてほしいなぁ。

例えば仮説としては
1:「不要な外出はダメ」と言われる中、外出したいと思っていた人(投票にいく層)が脱落せずに行った。
2:コロナ禍で医療や命など不安を感じた方(いつも投票に行く層、高齢者)が脱落せずに行った。
3:いつもなら選挙を気にせず週末に遠出する無党派な人たちがコロナ禍でそれができず投票に行った。
4:党首がイキナリ立候補したのでれいわ支持者が脱落せずに行った
5:前回の雪辱があるので、宇都宮支持者が脱落せずに行った

*無風選挙だったため、与党支持のほんわり満足している人は「どうせ小池さん当選だし」と必要を感じることなく「まぁいいか」と行かない可能性。

とにかく出口調査のローデータやクロス集計を購入すれば(=政党が買うの?)分かるはずです。僕は素人なんで分からないから残念。
 分かる人いたら教えてー!

<2:小池票は「積極支持」なのか!?>

これはコチラの動画で安冨さんが感想としてはなされていた点。
確かに「テレビで小池さんの顔をよく見る」「コロナ禍という不安の中にいてリーダーに依存したくなる」「よく分からない(=カタカナ言葉)けど、頑張ってくれている」そんな雰囲気があるのは認めましょう。
 ブームというのは当事者以外が主体的にアンコントローラブルな形で動き始めた状況を言うとか、そういう一般論はその通りなんです。
 でも、今回、「小池ブーム」なのか? テレビに多く出ることが「積極的な支持」になるとは、どうも思えないのです。

 確かに「”高齢の普通に保守的な方”が『小池さん頑張ってるし。いいんじゃない?』と言われ対話したのですが、僕の印象は「積極的とまでは言えない」そんな印象で。

論点1とつながりですが
「高齢者にとって、昨今は外出をなるべく控える日々。だけど、選挙は、外出する口実にちょうど良い。 だから他に週末楽しむ選択肢が少ない分、事前予想より高い投票率になったのではないか?」
そのことと
「メディアでよく目にする小池さんを消極的に支持する」、「詳しく知らないけど何となくいいんじゃない」の無風で2期目当選は今までもよくあった都知事選挙の風景。

 どうでしょう?? やっぱり積極支持なのかな?? ここが分からない...。

**7/12追記**

「積極的?」「消極的?」はどちらにしても「背景にある小池支持派の心理状況」について、僕が都知事選の記事①から書いてきた「不安の中での保守化」「都民の保守性が一番の敵」という点について、僕の好きな宮台真司さんが同様な説明をしておりました。 ぜひコチラおすすめです。

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