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国債(7)金融機関は損してる!?

前回の記事:要約
『国債価格の急落、国債金利の急騰などの可能性』を危惧する専門家も多いのでまずは詳細の入札結果で利率を調べたら驚愕のマイナス利率が!?

今回は統計的な事実を冷静にシェア。

直近24入札集計(2年~, 平均・最高利回り):
■利付10年国債  14入札58%でマイナス利率(24入札2年間)
■物価変動10年国債 100%でマイナス利率(24入札6年間)
■利付5年国債   100%でマイナス利率(24入札2年間)
■利付2年国債   100%でマイナス利率(24入札2年間)

さらに
もっとも取引が多い国庫短期証券:
■令和元年だけで75回入札全て100%でマイナス利率
■平成30年75回入札   全て100%でマイナス利率
■平成29年75回     全て100%でマイナス利率
■平成28年75回     全て100%でマイナス利率
■平成27年75回   うち66回88%でマイナス利率
■平成26年75回   うち26回35%でマイナス利率

これが現実です。

そもそも
『どうして損確定の国債を民間企業が買うのか?』
『これだけ事実が積み重なると、偶然や個別企業の判断ではない?』
『つまりは、どうにかして利益を得ることが保証されているのでは?』
と考えようとするのが正しい態度かと思います。

「マイナス利率とは??」疑問の方は...

前回の記事
そして
こちらの記事をご確認ください。

マイナス利率

~~出典
資料編:国債発行市場

~~関連記事:
「国債(6)取引で金融機関は損してる!?」
「【プロレス?】財務省と民間銀行が得。日銀が損?」

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