大谷翔平から学ぶ二刀流。(2)
前記事では「お父さん、高校時代の監督からの学び」を紹介した。
ざっくり言えば「上手な目標の設定や活用、その意義」でした。
今回は「栗山監督」の話です。
栗山監督が大谷を獲得できたのか?
メジャーリーグの3団体と面談を既にしており、日本の球団からのドラフト指名を避けるため、史上初ドラフト前に「メジャー挑戦宣言」をした大谷。
その大谷をなぜ日本ハムが獲得できたのか? 当時の栗山監督も、監督1年目。普通に考えたら、大谷選手の獲得は難しかったし、批判もあった。
実際、大谷翔平は「入団の可能性はゼロです」発言していた…。
繰り返し書いてきた「目的」「ゴール」志向ですね。
で、今回はもう少し深堀していく。
”メジャーリーグ挑戦”の意味は何か?
栗山監督は過去を振り返ってこう言っています。
やっぱり成功の根本は「目的」であり「その意味を詳細・正確に把握する」に尽きる。
『メジャーリーグで成功・トップ選手になりたい』ならば、
そのためのお手伝い・基礎づくりを僕らが全力でやりますよ、と。
日本ハムは大谷選手との入団交渉では「夢への道しるべ」という25頁の資料を作り、「高校卒業後直接アメリカに渡るのに比べて母国のプロリーグで実力をつけた選手の方がメジャーで活躍できる確率が高い」などデータを提示したものでした。
さらに、日本ハム側が、投手と打者の二刀流育成プランを提示したと言われていて、メジャーからは「無理だ」と言われ諦めていた大リーグでの二刀流について、話を聞くうちにやってみたいと思うようになった、と言われています。
夢の実現には長期の取り組みが必要。
大谷選手のマンダラチャートで分かるように、最終目標に到達するためには様々な取り組みが必要。
「野球の技術だけではなく、身体の基礎づくり」、「野球の練習も必要だが、前提となる身体操作」、「身体だけではなく人間性」などなど。
つまるところ、「筋肉も骨成長も」「筋肉量も神経系トレーニングも」「運動も食事も休養も」「運動もメンタルも」。
■必要なものは複数あって、どれも諦めない。
■「必要条件で満足せず十分条件まで視野に入れる」、「短期でなく長期の取り組み」「ものには順序がある」訳です。
栗山監督が遠くのゴールを見ている発言は多々ある。
どれも「目の前だけを見て」の発言じゃない。
「長期の視点があっての、今」だと思う。
まさに
「最終ゴール=目的」としたときに
『「目的ー手段」思想を自分のものとする。』ですね。(関連記事)
そして
こういう長期で考え大きな夢を実現してゆく考えが
大谷選手と一致していたんだと思う。
==【大谷翔平から学ぶ二刀流。】シリーズ==
前の記事 ⇒ 大谷翔平から学ぶ二刀流。(1)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?