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【中国語教室】オリジナル教材と市販教材ってどっちが良いの?

こんにちは、語学学習コーチの伊地知(@taroijichi)です。

ここで自己紹介はしませんが、プロフィールについてはこちらをご覧いただければ嬉しいです。

今回は語学スクール、語学学校・教室で学ぶとき、オリジナル教材と市販の教材どちらが良いのかということについて、今まで市販の教材選びも、オリジナル教材の作成も経験してきてますので、そうした私の実体験にもとづきお伝えしたいと思います。(スクール側の裏のメリットなども含めてお伝えします。)

オリジナルと市販、どちらもメリット・デメリットがあるので、まずはそれらを説明します。

1.ピンポイントで学べるけどアプデがされにくいオリジナル教材

1.ピンポイントで学べるけどアプデがされにくいオリジナル教材

まずオリジナル教材についてですが、各教室やスクールが独自にオリジナルのテキストや教材を作るメリットは何かというと、その教室・スクールの学習メソッドに合わせて、ピンポイントで効果的な内容のものにできるということです。市販の教材で「あ~、惜しいなあ、ここさえ〇〇だったらなあ」というポイントについて改善した内容にすることも可能です。

また、もう一つ、これは超内向きな事情ですが、市販のものを使っているばあい、そのテキストが廃版になったり、改訂される度にカリキュラムも改訂を行う必要があり、かなりの労力がかかりますが、オリジナル教材であればその必要がないというのもスクール側としてはメリットと言えます。

(あと、「オリジナル教材使用!」というと質の高い低いは関係なく、"それっぽい"ので、スクールのマーケティングとしては良いですよね。)

そして、デメリットについては2点あります。

1つは、往々にしてオリジナルは質が低く改訂されにくいということ。もちろん全てではありませんが、教材作成のプロではない人が教材を作成しているので、どうしても手作りの質の粗さが出てしまうことが多いです。

2つ目は、もし開発にかなりの費用や労力をかけている場合、そのメンテナンスにまで手が回らずに、組織として改訂をしたくないということも起こり得るということです。

2.余計な情報も含まれるけど比較的高品質な市販のテキスト

2.余計な情報も含まれるけど比較的高品質な市販のテキスト

こちらはオリジナル教材の逆ですが、市販のテキストは教材作成のプロ(これは著者と編集者の両方)が作成しているうえに、一般的に受け入れられる品質でないといけないので、基本的にはオリジナル教材よりも高品質なものになります。

また、時流に合わせて改訂されたり、あるいは教材そのものが改訂されなくても、スクールや教室側で新しい別の市販教材を採用することで、いつも最新の教材で学ぶことが可能です。ただし、スクール側としては採用しているテキストが変わると、それに合わせてカリキュラムなどを変えなければいけないことが多く、大改訂だとホントに大変です。(私もTOEICの試験が改訂になった際などは、とにかく速く対応するためにあらゆる手を使って改訂版の教材を早く入手して、それをカリキュラムに導入するということで「あ~、しばらく寝れないな~」となってました。)

ただ、どうしても一般向けになるため、効率を重視して余計なものを省いた設計にはなっていないことが多いのと、独学できるように多くの情報が含まれているため、少し無駄が多いと感じることがあるかもしれません。

3.結論オリジナル教材と市販教材はどっちが良いのか

3.結論オリジナル教材と市販教材はどっちが良いのか

結論として、よほど開発費用を投下して最高のオリジナルを作り、かつそのメンテナンスを行わない限り、市販をメインとしてオリジナルを補助教材とすることがベストです。

大枠の一般的な内容については教材作成のプロの作った市販教材を使い、それではカバーできない部分についてピンポイントでオリジナル教材を使ってカバーするというイメージです。

こうした方針もぜひスクール選びなどの基準の1つとして参考にしていただければ幸いです。

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