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私が超大手企業をやめて、人生をかけて中国語コーチングを始めた理由(自己紹介)

はじめまして、中国語コーチの伊地知(@taroijichi)です。イジチと読みます。

中国語や英語の「語学学習コーチ」という仕事をしていて、中国語コーチングについては日本で最初に体系的なものを作り上げたという実績があります。

ここでは、この語学学習コーチという職業って何なのか、そして、大手メーカーに就職した私が、なぜこの職業につくと決め、そして、どんな想いでthe courageというスクールを立ち上げたのかについて、自己紹介も兼ねて書きたいと思います。

1.語学学習コーチという職業について

「語学学習コーチ」という職業を聞いたことがない人の方が多いかと思いますので簡単に説明すると、身体作りをするジムのパーソナルトレーナーの語学学習版という感じです。

本当はトレーナーとコーチとでは別の役割ですが、わかりやすく言うとそういったイメージです。

ジムのパーソナルトレーナーは、どんなトレーニングをすれば良いのかを教えてくれて、それを継続するためのサポートをしたり、定期的な面談や効果測定を通じて軌道修正をしてくれます。

語学学習コーチも、受講する人(クライアント)が欲しい語学力を手に入れるために最も効果的な学習方法(何を・どれくらい・どうやるか)を提示して、それを実際にやり抜いてもらうために、週に1回のセッションで時間管理やモチベーションコントロールの面などでサポートを行います。

1週間の課題ができていない場合は、その理由は「時間」にあるのか、「取り組み方」にあるのか、「モチベーション」にあるのかなどを質問しながら、今後1週間はどう過ごしていきたいのかをクライアント自身に決めていただきます。

語学学習にコーチングのエッセンスを取り入れているという点ではここがポイントです。コーチングの世界では「クライアントは完全な人間であり、自分で答えを出し、決断し、前進する力を備えている」と定義しています。だからこそ、「自分で決める」ことによって、そこには責任感が生まれ、他責思考を抑制できる効果があります。自分の人生の責任を自分で負うという意識で、モチベーションが格段に上がり、次元の違う学習体験が可能になります。

そして、コーチは、時に受講生(クライアント)の過去や私生活についてお伺いすることもあります。受講生の可能性を信じ、本気で応援をし続けるという立場で接します。

人によって感じ方は異なるかと思いますが、先生のような、先輩のような、親友のような、家族のような、そうした伴走者の役割です。

2.語学学習コーチになるまで(経歴)

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私は学生時代にパンクバンドをやっていて、バンド以外は何もしていなかったにも関わらず、大学2年生の時、当時組んでいたバンドが解散し、私は完全に途方にくれました。

何か身につけないと今後生きていけないぞ…

そう強く想い、当時憧れていた中国語の先生の影響で中国語にのめり込んでいきました。

なぜ中国語の先生に憧れていたのかというと、当時の私の見た目はモヒカンで顔中ピアス、革ジャンでウロウロしてるという見た目で、いわゆる好印象の真逆を生きていたのですが、中国語の先生は私に対して他の人と少し反応が違いました。

勉強はあまりしてないみたいだけど、お前は好きなものを知ってるから良いよなあ。

そう言って、思いっきりその器のでかさを示してくれたんです。そして、私もこんな器のでかい人になりたい、と思ったのがきっかけでした。

そして、そこからはとにかく毎日ずーっと中国語を勉強する日々に突入。

良いかどうかは別として、コンビニや警備で夜勤をしている時も、常に小さなテキストを片手に勉強し、移動時間はいつでもリスニング、という生活。

成人式も当たり前のように不参加、年末年始の休みなんて概念も捨てて中国語の勉強、歩きながらでも食事中でも関係ないという想いでした。相変わらずモヒカンでしたが、、、

そして、大学4年生の時に北京に1年留学をしましたが、留学中も寝る時間以外は全て中国語学習に注ぎました。起床と同時に机に向かい、髪のセットをしながら(そこは欠かさず)リスニング練習をして、教室までの移動時間もテキストを読み込みながら歩く、その他の時間もラジオやTVで中国語と触れ、授業後はネイティブと話す時間を設けて、寝る時もラジオを聞きながら寝落ちするというスタイル。大袈裟ではなく、1秒も無駄にしないことだけを考えて過ごした1年間でした。

2009年、留学先から帰国後、中国語ができるという理由で三菱重工に入社し、海外人事の仕事、資材調達の仕事を計7年半経験しましたが、どうしても中国語教育に携わりたい、というよりも、語学学習コーチになりたいという想いがあり、2015年、表参道にある日本で最初の老舗の語学コーチングスクールPRESENCEに転職しました。

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実は、ここでは思いがけず中国語よりも英語のコースを多く担当することになったのですが、語学教育の研究などは圧倒的に英語に関するものが多く、その英語教育でしっかり修行を積みながら中国語コースの立ち上げを行うことができるという非常に恵まれた環境で働くことができたので、この環境・機会を与えてくれたこのPRESENCEには心から感謝しています。

今、日本で700名以上の受講生をサポートしたことがある現役の中国語コーチは私以外にいないので、最初から1人で独立していたら有りえないスピードで中国語コーチとしての実績を積むことができました。

スクールでは、自身がコーチとして登壇するだけでなく、コーチの育成、新規コースの立ち上げ、また、スクール全体の運営なども行った後、2019年10月に新しく自分でthe courageという語学コーチングサービスを立ち上げました。

3.なぜthe courage(カレッジ)を立ち上げたのか

メーカーから語学コーチングスクールに転職し、スクール運営を行う中で、組織の構造上、動きが取りにくいと感じる部分がありました。

そして、ちょうど同時期に中国語のコーチングスクールが乱立しはじめ、共同創業として声をかけていただいたスクールがあったので、その新しいスクールの立ち上げに全力を注ごうと思い退職を決意しました。

声をかけていただいたスクールの母体は投資ファンドで、私からすると経営のプロでした。

一方、私は現場のコーチから運営に回ったため、どちらかというと職人肌で「教育」にこだわりがあり、これまで語学コーチングに全てを捧げて取り組んできたため、中国語コーチとしては日本一であるという自信がありましたが、経営や商売には苦手意識がありました。

そこで「教育」と「商売」という2つの力が合わさることで、とても良い相乗効果が生まれると期待し、投資ファンドが母体のスクールと一緒に最高のスクールを作ろうと決めました。

ただ、実際に一緒に事業の話をはじめてみると、スクールの方針や言動があまりに商売を意識しすぎていて、教育に比重を置ける環境ではありませんでした。言葉は悪いですが、マニュアル通りの70点程度の均一サービスを高単価で誇大広告できてしまうマインドだったので、このやり方ですごく儲かったとしても、そういうスクールを作ることは自分が人生をかけて取り組むべきこととは思えず、結局一緒にはできないと伝えることになりました。

「教育」と「商売」どちらが正解ということはありません。むしろ両方のマインドが必要だと思いますが、根っこのビジョンがどちらから始まっているのかという、最初の純度の高い1滴のようなものが「商売」のみだったというところでしょうか。私はこの1滴が細部の判断基準になる、そしてサービスの価値を決めると信じています。

そして、本当に価値のある、高品質なサービスを世に届けたいという想いで自身のサービスを立ち上げたのがthe courageです。この時、すでに前のスクールにも退職の意向を伝えていたので、簡単に言うと私はその日から無職になってしまいましたが、無職になってでも、価値の提供を優先したいと思いました。

この独立の時、受講生から

伊地知さん、大丈夫ですよ。本物が必ず勝ちますから。

という言葉で背中を押していただきした。

この言葉が私の胸にいつもあります。あたたかい言葉なのですが、私の中では「負けたら良いものも不正義になる(本物ではなくなる)」という想いと共存していて、ただ良いものを作るだけでなく、それをしっかり届けるということもミッションの1つに加わりました。

4.なぜコーチになりたかったのか

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さて、少し原点に戻るのですが、なぜこんなに語学学習コーチになりたかったのかというと、私が語学、特に中国語に人生を助けられたという想いが強かったからです。

もうダメかなと思っていた人生も、中国語のおかげで就職が決まり、入社後も中国関係の仕事を担当させていただくことができました。

また、中国語を勉強している時の私は「人間関係は全て捨てる、中国語だけやれば良い」と本気で考えていたのですが、そんな私にも同じく中国語学習をする仲間ができました。

つまり、中国語学習を通じて、自信・仲間・仕事のチャンスなど、自分の人生にとって大切なものを得てきたと感じています。

私はたまたま中国語学習でしたが、正直中国語でなくても良いし、もっと言うと語学学習でなくても全然良いと思っています。

本気で取り組んで、しっかりそれをやり抜くこと。そのサポートをすることで、その結果や過程で得られるものを提供したいという想いでコーチをしています。

なので、日中友好のためとか、日本人を世界で活躍できる人材にするため、といった理念ではなく、自分は何をするのか自分で決める勇気を持つこと、そしてそこから得られた成功が、次の挑戦をする勇気になること、これを大切にしています。

語学はツールでしかないですし、語学学習ですら、勇気を持つための一つの手段でしかないと思います。

ただ、私が世の中に貢献をするうえで、一番貢献度が高いことは何かと考えた時、きっと自分が経験してきた語学教育という分野であると信じてこの仕事をしています。

5.最後に

私自身が本当にボロボロになりながら苦労して勉強してきましたし、今まで多くの受講生の悩みとも本気で向き合ってきました。なので、みなさんが同じ苦労をすることなく、少しでも効率よく、最短最速で語学力を身につける助けになれば嬉しいです。もちろん、語学力は相当な努力なくして身につかないので、その中でいかに効率を良くしていくかということです。

同じ語学学習コーチの方から相談を受けることもありますし、新しい語学コーチングスクールからカリキュラムを教えて欲しいとストレートにお願いされてお答えすることもあります(他の英語コーチングスクールの監修をさせていただいたこともあります)。語学学習者だけでなく、語学コーチの方もお気軽にご連絡ください。世のためになり、私にできることがあれば全力でお応えいたします。

本気の人に選ばれる
高品質語学コーチング the courage
伊地知太郎

仲間募集



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