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言質は必ず取りましょう。

こんにちは、白井です。
今回は「言質を取ること」について。

言質(げんち)とは、証拠になる言葉のことです。
みなさんは、仕事を進めていく上で「言質」を取ることを意識していますか?

以前、私が仕事をしていて起きた事象を簡単にお伝えします。

口頭で以下のやり取りがあった(らしい)。
チームAのメンバー:こちらのチームで早めに△△の作業を実施したいので、来週の木曜日までに〇〇終わらせといてください。
チームBのメンバー:承知です。
※〇〇の期限は本来は金曜日

来週の木曜日。
チームAのリーダー:〇〇の状況いかがでしょうか?
チームBのリーダー:明日終わりますよ。
チームAのリーダー:本日完了で依頼していたのですが...

といったことがありました。

結論、この認識齟齬はありながらも、時間にバッファがあったため、大きな問題にならずに済みました。

ただ、このやりとりを見て、みなさんは何を思いますか?

責任の所在を明確にする。

上記のやりとりを振り返ってみましょう。

まず「口頭で以下のやり取りがあった(らしい)。」のとおり、来週の木曜日までにやってほしいというやりとりが、口頭でしかなかったということです。
(らしい)とは、そういう意味です。

議事録やメモ、チャットが一切残っていなかったので、このやりとりにおいてどちらが正しいのか判断できない状態になっています。

チームA、B双方のメンバーには「こっちは言ったのに」「こっちは聞いていない」と言った具合で、お互いにわだかまりが残ってしまいました。
(この後、お互いに気をつけましょうと和解をしました。)

ここの問題は、どこにあるでしょうか?
①話を聞いていなかったチームBのメンバー
②メモをとっていなかったチームAのメンバー
③当事者間でやり取りしなかったリーダー同士

みなさん思うことはあると思いますが、私はメンバー2人の間のやり取りに問題があると判断しました。

チームAのメンバー(依頼した側)は、
・後で詳細をチャットする
・リーダー経由で伝える
といった行動があれば、このようなことは起こりませんでした。

チームBのメンバー(依頼された側)は、
・認識齟齬がないかをチャットで確認する
という対策があれば「聞いていたっけ?」という状況には陥りません。

・これを依頼した
・この依頼を了承した
という事実を記録しておくことが重要。
つまり「言質を取る」ということが必要だったということです。

このように、何か仕事で依頼事項が発生する場合は、チャットやメモ、議事録などを取ることを徹底しましょう。

そして、その内容は相手に了承をもらったことまでが分かる内容にしておいてください。
そうすることで、認識齟齬が起きた場合も、事実関係を確認することができます。

たとえ依頼された側だとしても、進んで言質を取るようにしましょう。
チーム・組織全体として、仕事を進める上で何が最善かを考えて動くことが「仕事がデキる」人になるために重要な考え方です。

まとめ

今回は「言質を取ること」についてお伝えしてきました。

約束事は、口だけで終わらせず、ちゃんと文章に残す。
簡単な契約書のようなものを作ることを癖づけるようにしてください。

それによって、チーム間の認識齟齬を減らすことになります。
その上、自分を守ることにも役立ちます。

言質を取る習慣を作ることを意識して、これからの仕事に励んでいってください。

最後までお読みいただきありがとうございました!
ぜひ次回もお楽しみに!

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