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UX日記 袋詰台のアルコール玉

スーパーに行くと袋詰台には、くるくると回るピンポン玉くらいのボールがアルコール液に浸されている容器がある。密着したビニール袋がどうしてもあかないときに手につけると便利なアレだ。調べるとこれはメクボールというらしい。

メクボールのポイントとなるのはアルコール除菌液に浸されていることだ。このことによって、不特定多数の人が触るものを共有する忌避感をある程度和らげているように感じる。また、視点を変えればこのメクボールはビニール袋を開けやすくするという価値と共に、手を消毒できるという付加価値を提供しているという見方もできる。

ここから、一つのアイデア構造が垣間見える。それは、プロダクトを使用してもらうために、なにか障壁になりそうなことがあれば、問題点を起点として、一石二鳥的なソリューションを生み出せる可能性があるということだ。

ユーザーが物を使う際の障壁が見つかった際は、プロダクトの一部の素材を変えるなどして、問題を解決した上で、更に新しい価値を生み出せないか考える。そんな、姿勢を持っていたい。


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