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SnowPro Core 合格体験記 [COF-C02] 効果的な勉強法を丁寧に解説⛄❄

2023年2月に、Snowflakeの公式認定資格試験である SnowPro Coreに合格しました!このnoteでは、どのような準備をして合格に至ったかについてご紹介しようと思います。

Snowflakeはとてもホットなサービスなので、この資格を取ると日常業務や転職活動で有利になること間違いなしです。これからこの資格習得を目指そうと思われている方の参考になれば幸いです☺

今Google検索で出てくる合格体験ブログは[COF-C01]時代に受験された方のものが多いようです。[COF-C02]で受験される予定の方は、最新情報であるこのnoteを参考にしてみてくださいね❄

SnowPro Coreとは?

SnowPro Coreとは、Snowflakeの公式認定資格試験のことです。Snowflakeが提供する資格試験の中では最も基本となるレベルの試験で、SnowPro Coreに合格すると、上位資格であるSnowPro Advancedの各種試験に挑戦することができます。

なお、この試験にはバージョンがあり、初代バージョンは[COF-C01]でした。英語では2022年から[COF-C02]バージョンに切り替わっていましたが、長らく日本語版は[COF-C01]のままでした。

日本語でも2022年後半から[COF-C02]に切り替わりました。新旧のバージョンでは出題分野と各分野の出題割合が異なるので、受験予定の方は[COF-C02]向けの準備をするようにしてくださいね!


試験詳細

出題範囲

  • Snowflake Cloud Data Platformの機能とアーキテクチャ(20-25%)

  • アカウントアクセスとセキュリティ(20-25%)

  • パフォーマンスの概念(10-15%)

  • データのロードとアンロード(5-10%)

  • データ変換(20-25%)

  • データ保護とデータシェアリング

試験形式

問題の総数: 100
問題の種類: 複数選択、多肢選択
制限時間: 115分
言語: 英語、日本語
登録料: 175米ドル
合格点: 750点以上

※日本語を選択しても、合格点の基準は英語と同じです。(2023/3 現在)
※オンライン受験とオンサイト試験センターでの受験が可能。


試験の準備 - 知識構築編

Snowflakeの公式ハンズオントレーニング - 各約8時間 (オススメ度★★☆)

Snowflakeは無料のハンズオントレーニング(Hands-on Essential)シリーズがとても充実しています。私はSnowflakeについては知っていましたが、業務でゴリゴリ使っているわけではないので、このハンズオントレーニングのうち4つのコースに取り組み、Snowflakeで何ができるのか?を様々な角度から理解することにしました。

それぞれのトレーニングが約8時間かかるので、決して短いコースではありませんが、内容がとても丁寧に解説されており、実際にトライアルで実機を触ることができるので個人的には取り組んで良かったと思います。

ただ、このハンズオントレーニングはSnowflakeを知る・慣れることが目的なので、SnowPro Core試験用に構成された内容ではありません。後述する他の教材に取り組む中で、初めて聞く用語や概念などもたくさんでてきたので、このハンズオントレーニングはあくまでも腕慣らしと思って取り組むと良いと思います。

私は、これらのSnowflake公式のハンズオントレーニングを4つ済ませた時に、「これできっとSnowPro Coreのレベルに達したに違いない(* ̄▽ ̄)フフフッ♪ さて、腕試しに、模擬試験でも解いてみるか」と思い、後述のUdemy模擬試験に挑戦したのですが、解けないことといったらこの上なく…w 初回はボロボロでした。

なので、このハンズオンだけに頼るのではなく、必ず後述するSnowPro Coreの試験に特化した準備をすることが大切です!!!

受験するまでの時間があまりにも無い方や、既に業務でSnowflakeを使っている方はこの準備はスキップしても問題ないかもしれません。

受験までの時間に余裕があって、これからHands-on Essentialに取り組む方は、以下のnoteでハマったポイントなどを解説しているのでよければ参考にしてください!

※#4 Data Lake Workshop編は近日公開予定

UdemyのSnowPro Core用講座 - 約8時間 (オススメ度★★★)

この講座はめちゃくちゃ良かったです!元値は約60ドルですが、Udemyは常に何らかの割引イベントを実施しているので、だいたい15ドルくらいで購入できると思います。

この講座の良いところは、SnowPro Coreの試験に合格するために構成されており、内容も [COF-C02] の最新の内容でカバーされている点です。内容に無駄がないので、試験に出るポイントを効率よく学べます

また、最後に100問も模擬試験も付いてくるので、理解力チェックにも使えます。(この講座内でもハンズオンもいくつかありますが、私は公式ハンズオンを済ませていたのでスキップし、手順の動画を眺めるだけにしました。)

なお、Snowflake関連ではこちら↓の講座も評価とレビューの数が多く人気の模様です。私は以下の講座は受講していないのですが、上記の講座と以下の講座どちらも受講した同僚曰く、以下の講座はSnowflake全般についてはよくまとまっているけど試験に特化しているわけではない、とのことでした。

SnowflakeのLevel Up シリーズ - 約4時間 (オススメ度★★★)

Level Upシリーズの一部のスクショ

上記の講座と併せて、Snowflake公式のLevel Upシリーズもとてもオススメです。無料で取り組めます。2023年3月現在、Level UpのFirst Concept編には9つのコースがあり、さらにLevel UpのPerformance編には2つのコースがあります。

First Concept編もPreformance編も、どちらも重要なので双方取り組むことをおすすめします。

ちなみに、Level Upシリーズは座学なので、ハンズオンは一切ありません。動画を見たり、まとまったドキュメントを読んだり、巻末クイズに答えたりするのが基本的な流れになります。

Snowflake公式 SnowPro Core試験向け 有料トレーニング 約4時間 (オススメ度★☆☆)

375ドルの有料トレーニングですが、eLearning形式で自分の好きなタイミングで取り組めるので、こちらも購入しました。やってみた感想は、「これもいいけど、Udemyの講座のほうがよっぽど網羅的で価格も安い」という感じでした。

上記の全てに取り組まれた上で、それでもまだ不安な方はこちらを購入されても良いかと思いますが、お値段が高いんですよね。。。なので、私のおすすめとしては、

☆Udemy + Level Up の内容を徹底的に理解することに集中する
☆後述する模擬試験の正答率を高めることを意識する

ようにすれば、この有料トレーニングは買わなくても良いかと思いました。


試験の準備 - 模擬試験編

上記の教材に取り組んで、ある程度知識がついたレベルになったら模擬試験に取り組みましょう。

Udemyの模擬試験 (オススメ度★★☆)

Udemyには様々なSnowPro Core向けの模擬試験がありますが、 [COF-C02]に準拠した模擬試験で、かつ、ある程度ユーザーレビューの溜まっているものは実はあまり多くありません。(今後もっと増えるかもですが)

この模擬試験は、ユーザーレビューは星4.2なので、抜群に質が良いかと言われるとそうでない気もしますが・・・受講者は1万人以上いるので、ある程度実績があるのと、SnowPro Coreに合格した同僚がこの模擬試験を何度も解いて受かったと言っていたので、これを購入しました。

これには6つ模擬試験が含まれており、最初の3つが分野横断のランダムな出題100問ずつ、そして後半の3つが分野ごとに特化した100問の問題で構成されています。私は後半の3つの模擬試験で、90%以上の正答率が取れるように繰り返し勉強しました。

FullCertifiedの模擬試験(オススメ度★★★)

Udemyの模擬試験の星評価が4.2だったのが若干心配で、他に頼れる模擬試験は無いかと探していました。そんな中、FullCertifiedというサイトがSnowPro Coreの模擬試験を提供しているのを見つけました。

普段なら、Udemy以外で個人的に学習プラットフォームを展開しているようなサービスには怪しいので絶対登録しないのですが、このFullCertifiedは、Medium (英語圏版noteのようなサービス)というブログ上でSnowPro Coreの合格のための情報発信を積極的にしているGonzaloという方が運営しているようなので、彼を信頼して購入することにしました。

↓GonzaloさんのMediumブログ

私は単月プランを15ドルで購入

FullCertifiedの模擬試験問題集は、100問*3で合計300問に取り組めます。また、各問題の解説も充実しているので、間違った問題を正しく理解することができます。

Udemyの模擬試験の出題方法とはまた違った設問だったりするので、FullCertifiedは購入して良かったなと思っています!


その他のアドバイス

SnowPro Core試験は、オンライン監督形式とテストセンター形式のどちらかを選択できます。私は家から一歩も出たくなかったので、オンライン監督形式を選びました。

オンライン監督はPearsonVUEに委託されているため、試験の当日までに済ませておくべき環境チェックなどがメールで送られてきます。地味に時間がかかる工程なので、1時間くらい見積もって、時間に余裕のある時に環境チェックを済ませておきましょう。

当日はPearsonVUEのソフトウェアからチェックインし(この流れも事前にメールでお知らせされます)、オンライン監督がアサインされるまでに、部屋の写真を携帯で4枚撮影してアップロードしたり、身分証明書の写真をアップロードしたりします。

過去にもオンライン監督でIT系の試験を受けたことは何度もありますが、オンライン監督官はインド人の方が担当されることが多く、なまりが強すぎて英語が聞き取りにくいことが多いです。何を言っているか分からない時は、遠慮なく聞き返しましょう。

試験中は、カメラがオンになっていますので、視線をパソコンの画面から外したり、顔を触ったりするとそのたびにオンライン監督から指摘されます。2時間の試験なので、ちょっと遠くを眺めたり、眼鏡の位置を調整したり、顔に触ったりすることくらいあるでしょう、と思いますが… 反抗的な態度をとって失格とみなされるほうがもったいないので、何か指摘されたらおとなしく従うのが吉です。

日本語で受験される場合でも、各設問で英語の原文を確認することができます。日本語訳が怪しいと思った問題はほとんどありませんでしたが、念のため英語の原文を確認できるのは便利でした。

試験後は、簡単なアンケートに回答し、すぐに合否結果が分かります!


以上となります。これから試験を受けられるみ方の参考になれば嬉しいです。応援しています!!😃何かご質問があれば、気軽にコメントして頂ければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!
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