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エンタメとしてのBLとセクシャリティ

 最近僕はタイBLにどっぷりはまっていて、Twitterで情報収集しながら、YouTubeやVLIVEを見て楽しんでいるのですが、エンタメとしてBLにここまでどっぷりはまるのは初めてなんですよ。
 おっさんずラブが流行った時には視聴こそしていましたが、ここまでどっぷり中の人のことを好きになったり、Twitterに専用アカウントを作って、趣味が同じ仲間を見つけたりはしたことはなかったんです。

そんな僕が、最近Twitterとかでもやもやしていることに対して、徒然と言葉を綴っていきたいと思います。ます!!!(気合)

 なんだかいろいろもやもやしてて、言いたいことや伝えたいことはたくさんあるんだけど、文章を書くことを生業としているわけではないので、生暖かい目で見守っていただければと思います。

まあとりあえずね、前提としてなんだけど、

タイって本当にありえないぐらい、ドラマのカップルがそのまま現実に飛び出してきたような感じなんですよ(ここで語彙力が死ぬ)

 そういう状況も相まって、そのカップルにリアルな恋愛感情を求めてしまう過激なファンとか、字幕動画とかが出回っている状況があったりなかったり・・・・。

そんな中でたまに見るのが、

「中の人にドラマの中のセクシャリティを押し付けるのはやめてください。」
「ドラマの役と現実を混同しないでください。」

っていう主旨の発言。これね、すごくもやもやする。ムカつくとか、そういう類の感情ではなくて、自分の中で簡単に言語化するのが憚られるような、適切な表現が見つからず、悶々とするような感じ。

 僕はヒヨッ子ど新規オタクだし、エンタメにどっぷりはまった経験もあまりないから、この世界に長くいる先輩方のように詳しくは知らないけれど、単純に思うんですよね。

え?別にゲイとかバイとか、トランスだとか性的少数者の当事者である可能性はゼロじゃなくない????

って。

だから、ゲイの役はあくまで演技で、現実はヘテロ(異性愛者)だという認識がバックグラウンドにあるような発言も、本人にとったらセクシャリティの押し付けである可能性がゼロではないのでは?って思ってしまうんです。


 都合のいい解釈と思う人もいるかもしれないけど、セクシャリティってすごくセンシティブな話題だし、カミングアウトをするしないも自由なものじゃないのかなと僕は考えています。(DBKでMorkが言ってたように)

 もちろん中の人たちは俳優で、エンタメの一部として、BLコンテンツ営業の一部として、いちゃいちゃするような演出をしてるのかもしれないし、もしかしたら望んでしているのかもしれない。
 ただ、「あくまで営業」だと言い切る必要ないと思います。

 そこの曖昧な線引きがエンタメとしてBLの醍醐味だと勝手に思っているし、役をプライベートまでに持ち込ませるのはかわいそうだとか書かれているのをみると、性的少数者の当事者としては、本来世の中にはいないファンタジーのような扱いをされているようで、胸が苦しくなる部分があります。

 「実際にドラマの共演をきっかけに結婚しました。」っていう見出しがメディアを飾っても誰も驚かないだろうに、なぜBLエンタメになると営業だとか、やらされていると書かれてしまうのだろうと、少し悲しくなります。

 もちろん確率論で物事を語るとするなら、ヘテロである可能性が一番高くなります。
 でもそんなのカミングアウトされないと分からないし、周りがとやかく言う必要もないし、確率論で物事や人を判断しないことがダイバーシティ(多様性)のある社会につながると勝手に思ってます。

 それにセクシャリティって僕はすごく流動的なものだと思っていて、いい人と出会った時には、変わりうるものだと思うんです。

 僕自身がその経験をしたからそう思うだけなのかもしれないけれど、代わりのいない人に出会えた時に、性別にかかわらず「特別な人」に誰でもなりうるし、性別の壁だと思っているものは案外ふとした瞬間に飛び越えられるものだと思います。

 だからこそ、エンタメとしてのBLドラマを演じている中の人たちのセクシャリティを勝手に決めつけないで、中の人たちがありのままの人生を生きられるような応援の仕方をしたいなと僕は思います。

 そうやってタイBLのエンタメを楽しみたしい、みんなとそういう気持ちを共有しながら楽しみたいなって勝手に願っちゃうんです。(すごく厚かましいけど)

 もちろん、僕は、中の人に役と同じセクシャリティを過剰に求めたり、実際の恋人に攻撃的な発言をすることを容認しているわけではありません。

 今回の記事で書きたかったのは、

人のセクシャリティを勝手に断定しないでほしい。

ってことなんです。
こんな短いことをこんなだらだら書いたのかよ!!!って自分でも思うけれども、セクシャリティっていうセンシティブな部分を核にしているコンテンツだからこそ、中の人が疲弊して衰退しちゃうようなことがあったら悲しいなと思って、できる限り多くの人に読んでほしいなって思ったのと、自分の備忘録としても、ひとつの記事にしてみました。

 最後まで読んでくださった皆様ありがとうござました。
あくまで一個人のBLエンタメの楽しみ方にすぎないし、バイセクシャルとして当事者としても一個人としての感じ方にすぎないけど、少しでも共感してくださる方がいると嬉しいなと思います。






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