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僕が男性と付き合った理由。

 こんにちは。タロウです。

 今日は僕がなぜ男性と付き合うことになったのか、そしてそれを踏まえて人を好きになる上で、僕が一番大切にしていることをお話しします。

僕は学生時代から女性とお付き合いを重ねてきたし、それなりの人数とお付き合いをして、体の関係もったり、イベントごとに一喜一憂したり、ごくごく一般的(多数派という意味)でした。

 そんな僕が、男性とお付き合いするまでの過程を、少しだけお話ししたいと思います。

 今日の記事が、セクシャリティに悩んでいる方、今の恋愛に満足していない方、好きになるってなんだかわからなくなっている方の目に止まれば嬉しいです。

1 僕は少し斜めを向いているような子どもだった。

 僕は、昔から執着がない子どもだった。
正しくは、執着心をきちんと表現することができない内気な子だった。

手に入らないかもしれないものは求めたりしなかった。

幸運だったのは、求めなくとも欲しいもののほとんどが手に入ったこと。
そして人並み以上に愛されていたこと。
これは一重に両親のおかげだったと、心から思う。

でも、そんな僕は、与えられる愛を享受するのみで、誰かを愛する術を身に付けないまま大人になった。
好かれるために努力したり、愛されるためになにかを我慢したりすることを全くしないまま大人に近づき過ぎてしまったんだと思う。

2 僕は満たされない恋愛に違和感を覚えてた。

 そんな僕も思春期になった。学校では好きな人の話や、誰と誰が付き合った、別れたのゴシップが話題を占めるようになった。

 付き合ったり別れたり、初めて経験した。よくわからなかった。
有り余る愛情をもって育ててもらった僕だったけど、「誰かを好きになる」気持ちがよくわからなかった。

 「好き」と「不安」が近いだとか、「好きだから不安になる」だとかいろんな意見を友達となにげなくかわしていたが、それは好きなのではなくて、不安に心が奪われてるだけでは?と疑問を抱いていた。

惰性に任せて恋愛をしてみたけれど、その思いは変わらなかった。

何歳になってもいつもうまくいかない理由は、

・嫉妬してほしい
・好きかどうかわからない
・安心させてほしい
・もっと優先してほしい

それは僕のことが好きなのではなく、自分を満たしてくれる人が好きなだけじゃない?と当時思っていた。
(もちろん今思い返せば、僕の接し方が良くない部分もあった。)

そして年を重ねるごとに、「結婚」というものが現実味を帯びてきた。
そうなるとますます、僕の恋愛は満たされないものになった。

・この人は僕のことが好きなんじゃなくて、結婚したいだけなんじゃないか
・僕と恋愛したいのではなく、結婚したいんじゃないか

そんな疑念を心の隅に抱いてた。
大人になるってそういうことだと諭されたこともあった。
満たされない恋愛に疲れた。
そんな僕は彼女に別れを告げた。

3 そんな僕が彼と出会って恋に落ちた理由

 そんな時に出会ったのが彼だった。
彼とは、SNSを通じて知り合った。初めから彼はバイセクシャルだと僕に打ち明けてくれた。何もかもが新鮮だった。考えたこともないことをたくさん教えてくれた。そしてたくさんのことを与えてくれた。

はじめてだった。

僕が僕でいることを愛してくれたのも、
僕が僕でいること以上何も求めなかったのも。

全部がはじめてで、それでいて、強烈だった。
僕は無条件で愛されることに執着していることを自覚した。
これまで彼女に無条件に僕を愛すことを求めるばかりで、
なにひとつ与えてこなかったことを痛感した。

彼に夢中になった。与えられる愛が心地良くてたまらなかった。
気づいたら導かれるように手を引かれていた。

4 人を好きになる上で大切なこと

 ここまで、僕が彼と付き合うことになった自分の気持ちの移ろいを簡単にですが、書かせてもらいました。

僕が彼と付き合い始めて気づいた、人を好きになることに大切なこと。


それは、「その人にどれだけの愛を与えたいかどうか」です。

 もちろんかっこいい、かわいいとかそういう気持ちの盛り上がりも大事ですが、年齢を重ねるに連れて、ルックス以上に自分の価値観を大切にしたいというベクトルが出てくるものだと思います。

 だからこそ、この人のためなら自分の愛を与えたいかどうか。たとえその人が与えた分を返してくれなくても構わないかどうか。この人のためなら変わりたいと思えるかどうか。

 見返りを求めてしまった時点でそれは、愛ではなく、エゴに近いものになってしまします。

僕は人間関係全てにこの気持ちを基準に向き合っています。
友達、家族、もちろん恋人も。

僕が与えられる愛、全部をみんなに与えたいと思うようにしてから、人間関係も自分の気持ちの持ち方もすごく前向きなものになりました。

 是非、みなさんも少しでも実践してみてください。
合言葉は「与えることこそ、愛」です。

5 さいごに

 ここまでお読みいただきありがとうございました。
少しでも、僕の文章で前向きな気持ちになっていただければ幸いです。 

 僕のセクシャリティは少数派だし、全てがみなさんの参考にはならないかもしれません。
 
 ただ僕は、僕が僕でいることを愛してくれて、手をとってくれた人が男性だっただけ。
 あなたがあなたでいることを愛してくれる人がいるなら、きっとその人の手を握ろうと努力することが幸せへの近道だと思います。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

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