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商業不動産の新しいカタチ ハラカド訪問記1

原宿の神宮前交差点に面して、ハラカドが2024年4月に開業したので行ってみた。

筆者撮影 ハラカド 逆光を信号で隠した

対を成すオモカド(2012年開業、旧東急プラザ表参道)が商業不動産の文脈の中で挑戦的なことを行っていたのに対して、ハラカドは既存の商業不動産の文脈を超えて革新的な取組を実施していたと感じた。

補足すると、一般的に上階になるほど賃料が安くなるのに対してオモカドでは、三階直通のエスカレータ、二階建ての路面店、シャワー効果を期待した屋上緑化によって、上階の賃料下落の抑制が企図されている(らしい)。

筆者撮影 ハラカドの屋上より撮ったオモカド

閑話休題。私が特に気になったハラカドの大きな特徴は3つ。

  1. 体験型広告付き銭湯

  2. 文字通りインハウスデザイナーのオフィス

  3. 原っぱという名のフードコート

もちろんこれらの特徴以外にも、写真スタジオ付きの角打ち、コクヨのラボ的なプリントサービス、飲食には日本初のフランス発のベーカリー等の特徴的なテナントについての話題も絶えないが、既存の商業ビルと大きく異なるという点においては上記3点が特徴的だと感じたため、それぞれを次回から解説していけたらと思う。
乞うご期待!

筆者撮影 DIORの路面店の開業は2024年秋オープン予定。 囲いは現代美術館のディオール展で展示されたトワル(原型模型)かと思ったら、白いドレスだった。

なおこれらの解説は筆者の個人的な感想であり、リリースやインタビュー等で裏が取れているものでないことは断っておく。


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