毎朝10分でわかる海外ニュース 2023年2月3日
【本日の独り言】
おはようございます。2023年始まって1ヶ月が経ち改めて「今年はすごい1年になるぞ!」ってワクワクしています。
もちろん一本道じゃないからこそ、いろんな挑戦や失敗があるだろう。顔面を打ち付けても手に持った大事なものは壊さないように、そんな気持ちでこの時間を大切に挑戦して過ごしていきます。
【金融ニュース】
米国株式先物は、年初の好調な株価の後に下落した。トレーダーは、金利の見通しに対する不安の中、連邦準備制度理事会(FRB)の政策会議を控えていたからだ。
S&P500の先物は、1月の米民間雇用者数がエコノミストの予測を上回って減少したことを示すデータを受けて、小幅な下落に留まった。ナスダック100種指数は、ハイテク株を中心に10%以上上昇し、20年以上ぶりの反発を見せた後、変動した。
パウエル議長らが準備不足の可能性があるため、トレーダーはFRBとの対決の構えを見せている。予想を下回る賃金データ、住宅市場の冷え込み、消費者心理の悪化は、過去1年間のFRBの利上げがインフレを抑制し始めたことを示唆しているが、依然として緩い金融情勢が中央銀行の仕事を複雑にしている。
【ヘッドライン流し読みニュース】
■香港、観光活性化のために50万枚の航空券をプレゼント
・香港は、木曜日に発表された世界的な広報キャンペーンの一環として、切望されている観光客を呼び込むために50万枚の航空券を配る予定である。
香港のリーダーであるジョン・リー氏は、ハロー香港のキャンペーン開始のブリーフィングで、"おそらくこれまでで世界最大の歓迎 "であると述べ、このプレゼントキャンペーンを発表した。リー氏は、英語、北京語、広東語で行われたスピーチで、ラグビーセブンスやシティマラソンなど、これから行われる数々のイベントに注目した。政府は、経済を活性化させ、2019年にしばしば起こった暴力的な抗議行動、2020年の厳しい治安維持法の施行、パンデミック時の3年間の自粛によって傷ついた香港の国際的イメージを修復しようとしている。
・香港人の友人に言わせれば「香港はもう香港じゃない。」
そんなことを言いながらも香港は今日も”香港”として存在し、そこに住む人々は香港人(中国人)として生活している。
かつて存在した香港の香港としての何かしらは失ったとしても。
それでも香港というブランド力はまだあり、人々は中国本土から押し寄せている。50万枚の航空券がもたらす経済効果は相当に大きいだろう、それに対して香港はかつての香港として迎えるのか、3年のブランクを経て外から来た人にうつる香港はどんな香港だろう。
■米国における黒人家庭の資産格差は縮小したが、それでも70%少ない
・黒人家庭は米国の富の格差を縮めつつあるが、純資産ではまだ他のグループに大きく遅れをとっている。
ウェルズ・ファーゴ・アンド・カンパニーの報告書によると、2019年末以降、黒人世帯の平均純資産は昨年第3四半期までに32%増加した。非黒人世帯の21%増と比較すると、その差は歴然としている。
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報告書によると、最近の成長にもかかわらず、黒人の富は実際のドルではまだ劣っており、一世帯あたり平均約34万ドルであるのに対し、非黒人の富は110万ドルである。人種間の貧富の差は、多くのアフリカ系アメリカ人を経済的発展の機会から排除した奴隷制度と制度的人種差別の遺産であり、今後何世代にもわたって悪化する可能性があると研究者は述べている。
・Privilege(特権)というのが世の中にはある。ただそれは気が付きにくい、何かの形で”見える化”をしないとわからない。
どこかの山に土地神さまがいて、一見するとお社も何もないただの山だけどそこは禁足地だと言われている。他所の人からすればそういう教育がされていないと存在に気がつかない。そんなレベルで目に見えない、気がつかないことのように思う。
実際には肌の色や言語や服装やそれこそ性別で人は判断し、分けている。
人間といえど動物なのだから姿形で敵味方を判断することは致し方ないかもしれない。果たして、この判断は動物的なものによるのだろうか?
■SNBは女性の役割のために時間を割くことはないとMaechlerは述べている。
・スイス国立銀行の政策担当者アンドレア・メクレール氏は、中央銀行が何らかのジェンダーの期待に応えるために、形だけの、あるいは象徴的な女性の登用に甘んじている暇はない、と述べた。フランス語圏のスイス人に対する地元の言い回しで、「形だけのロマンドとか形だけの女性という感じですか? いいえ、スイスでは、そんな時間はないのです」と彼女は尋ねた。
メクレールは2015年、100年の歴史を持つ同団体の3人の理事からなる理事会に、初めて、そして今日まで唯一の女性として参加した。メクレールは、ドイツ語圏のフランス語圏の出身であり、中央銀行の上層部にフランス語圏の出身者をバランスよく配置するという伝統も満たした。ローザンヌで開かれた会議で、スイスにおける多言語主義の役割についてパネルディスカッションを行った際、メクレール氏は「最終的にはトップが発言するのだから、シニアレベルに多様性を持たせることは重要だ」と述べた。
・日本で日銀の人事に関しての報道の中で「女性の選出で政権のイメージを上げる」という一文に違和感を覚える。本来であればどんな職業であれ、性別や人種ではなく「その人」で選ばれるべきなのに。
もちろんその逆もある。能力や人となりで選んだ結果、やれ何人が少ないだの、多様性がないだの言われることはある。多様性が求められれば特定の人種を代表する人が議会などにいることで小さな声を代表する大きな役割を担うことができる。なんて書き出したらこれはまるで「ロバと旅人の話」のようだと思えてきた。結局は万人を満足させるのは無理。となれば選挙で選ばれた人は息子に役職を与えたり、失態を犯してもなんでもできてしまうのだと気がつかされました。
【最後に】
幕末や戦時中の人が今の日本を見たらなんというだろう?
西洋かぶれのうつけだろうか、こんなの日本じゃないと嘆くだろうか。
国は人で、人は国である。
これだけ多様化が進んだ時代で、いかに日本を日本として存続させるのか日本人だとして生きるのか。見る人、捉える人によってはぼくよりも日本に住んで20年です30年ですというアメリカ人、カナダ人の方がよっぽど日本に詳しく、ぼくはそういう意味では日本人ではないのかもしれない。
今日も素敵な1日をお過ごしください。
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