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20230508-0528 東照宮(仙台市) #風景誤読

ある日の観察日記④

東照宮に行きたいと思う日に限って天気がよくない。 

ぼんやりと東照宮につづく道を歩いていると、包帯を巻いているような排水管を見つけた。それは内にあるダークなものも共に流しているようだった。

排水管の近くには地下へつながる何かの蓋があり、横断歩道のように一列になっていた。見たくないものには蓋をしているみたいだなとふと思ったりもする。(雨だから…?)





雨のなかの東照宮は、いつにも増してとても幻想的な空間だった。樹木や石畳などは雨に濡れ、その香りが境内に満ちていた。傘越しの雨音と鳥の鳴き声が鳴り響く神社の参拝は、とても贅沢であり現実の時間ではない非日常を味わえた。

清々しい気持ちになりながら帰路を歩いていると空が少しずつ晴れてきて、やさしく温かい光が神社全体を照らしていた。

最近はあの時の情景をふと思い出す。
雨に濡れた木の葉や樹木のにおい…湿り気のある石畳…鳥の鳴き声や人の足音…雨音が響きわたる境内...。

雨の日の散歩は晴れていると気が付かない楽しさがある。雨が降っていてよかった。 



…〜♪…♫〜🎶

参照:https://youtu.be/eTzWgpy9w0w?si=QGS6-PeTX9QpVT2n

音楽を聴いたときのように…
とても心も浄化してもらった
在りし日の思い出

[りな] 

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