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毎週ショートショートnoteまとめ2023

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毎週ショートショートnoteに集まった作品達のたまり場です!
運営しているクリエイター

#よくわからない話

【プールの紅トーナメント】#毎週ショートショートnote

「プールの中が青って誰が決めたんだ?」施主が言う。 「他の色だと具合が悪いのか?」 どうな…

たつきち
7か月前
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【ルールを知らないオーナメント】#毎週ショートショートnote

「はい。やり直し!」 声に振り向く。 「え?どうして?」 「キミ、新入りだね?誰だい?ルー…

たつきち
7か月前
17

【愛にカニばさみ】祝・二周年 #毎週ショートショートnote

この愛は重くて辛くて、だけど逃れられない愛なのだ。いや、逃れたいとは思わない。この痛みが…

たつきち
7か月前
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【台にアニバーサリー】祝・二周年 #毎週ショートショートnote

「そこの台にアニバーサリーって書いてあるプレート?看板が置いてあるだろう?」 バス停にい…

たつきち
7か月前
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【肋骨貸す魔法】#毎週ショートショートnote

「肋骨貸す魔法の書?フリーレンか?役に立つのか?」 「そもそも肋骨を借りなきゃいけないシ…

たつきち
7か月前
20

【白骨化スマホ】#毎週ショートショートnote

その地域で発見された白骨した死体のほとんどは、スマホを握っているんです。本来機械であるス…

たつきち
7か月前
20

【優先席の微世界先生】#毎週ショートショートnote

優先席の微世界先生は目を細めとても満足そうだ。 そんな先生を見て、我々もとても満足だ。 微世界先生ことカスガ先生は農学部応用生命学科の教授で三度の飯より微生物が好き。微生物は単に小さければいいというものではない。微生物なりの世界、営みがきちんと観測できる生物を好まれる。 「ほら、ごらん。たった一滴の水の中にこんなにも複雑な世界があるのだよ」 顕微鏡を覗く先生のお決まりの台詞である。 最新式の電子顕微鏡は一度に複数の人間が対象物を観測することができる。交代でレンズを覗き込むより

【助手席の異世界転生】#毎週ショートショートnote

そもそも死んでいないのに転生はないだろう? 長い夢を見ていただけじゃないのか? それなのに…

たつきち
7か月前
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【木の実このまま税理士】#毎週ショートショートnote

最近新設される税理士事務所の名前が気になっている。「青空税理士事務所」「ひまわり税理士事…

たつきち
7か月前
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【着の身着のままゲーム機】#毎週ショートショートnote

着の身着のままゲーム機に向かう。 所謂デバッカーというやつだ。 以前はゲーム制作のもっと別…

たつきち
7か月前
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【エモすぎる謎ねぶた】再び #毎週ショートショートnote

「キミ、青森出身だったよね」 「青森県青森市出身です」 「ねぶたは知ってるよね?」 ディレ…

たつきち
8か月前
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【エモすぎる謎ねぶた】#毎週ショートショートnote

「君は確か青森出身だったよね?」ディレクターに問われ「はい」と答えた。 「このねぶたのこ…

たつきち
8か月前
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【強すぎる数え歌】#毎週ショートショートnote

「そっかぁ。数え歌を知らない世代というのもあるんだ」思わず独り言ちた。 自分がマネージメ…

たつきち
8か月前
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【訓告したいの四六時中】完 #毎週ショートショートnote

「一体誰が『訓告したいの四六時中』なんて嘘を流したか、答えてもらおうじゃないか!」 Mは朝礼進行のマイクを奪って言った。 「俺はともかく、彼女に恥をかかせて、タダで済むと思うなよ?」 社内が騒つく中、Mは言う。 「私だ」 その声に社内の騒めきが一段と大きくなった。 声の主はなんと社長だった。 「私から大事な娘を攫おうとする奴が、単なる始末書男か見極めるために嘘の噂を流した」 「え?娘」と新たな騒めきが起きる。 「母の再婚相手です」 秘書室内にも知られていない秘密だ。 「え?何