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2022年7月25日 18:51
正岡子規といえば俳句くらいしか知らなかったのだが、実は随筆的な文章もたくさん残されていて、これがとても好いものだと最近知った。正岡子規という人は、とても美しい音楽のような文書を書くのだ。きれいな水がするすると流れ込むように入ってくる心地良い文体。心地いいリズムを持った言葉。なるほど俳句をする人の感性や技術というのは、こういうところにも息づくものなのかと驚いた。「感嘆」てのはこういう
2022年7月22日 15:36
正岡子規といえば、柿食べて鐘鳴るやつとか横顔の写真くらいしか知らなかったけど、先日なんとなく読んだ「くだもの」という短編がとても好かったんで、また同じ感じのものをと思い「旅の旅の旅」という作品も読んでみた。まずこれタイトルがよすぎない?「旅の旅の旅」て。しかも、出だしがこれ「雲煙過眼よりも脆く写真屋の看板に名所古跡を見るよりもなおはかなく」ときたもんだ。そして「誰かはこれを指して旅