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1.インプットとアウトプットは勉強の基本

あなたは勉強の基本的な考え方にインプットアウトプットがあるのはご存知でしょうか。

聞いたことはあるけれどよく分からないという方や、初めて耳にしたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

2つの違いを理解することは上手な勉強をする上で必要不可欠なことです。

しかし、実際にこの違いをきちんと理解して使いこなしている人はあまりいません。

まずは、インプットとアウトプットについてしっかり理解して周りの人と差をつける第一歩を切りましょう。

初めにインプットとアウトプットについて簡単に説明します。

インプットとは知識を吸収することアウトプットとはその知識を使えこなせるように練習をすることです。

こう言われても2つの違いがよくわからないという方も多いと思うので、自転車の練習を例に挙げてみます。

自転車に乗るためには、自転車はペダルをこいでバランスを保ちながら進むということを知った上で、乗れるようになるために何度も何度も実際に練習しますよね。

初めの自転車の乗り方を知るというのがインプット、何度も練習して自転車に乗れるようになるということがアウトプットです。

他にもスポーツの練習で例えてみましょう。正しいフォームを教えてもらうのがインプット、毎回そのフォームを維持してプレーできるように練習するのがアウトプットです。

では、受験勉強ではどうでしょうか。

受験勉強におけるインプットとは、塾の授業を受けたりや教科書を読み込んだりして知識を増やすことアウトプットとは問題を解くことでその知識を定着させて理解を深めることです。

勉強ではこれらのバランスが非常に重要で、インプットばかりになってしまう状況(塾や学校の授業を受けるだけ受けて復習ができていない状況など)では練習が足りていないので問題が全然解けません。

さらに頭に定着もしていないので覚えた知識が片っ端から抜けていってしまいます。

一方アウトプットばかりになってしまう状況(知らない単元の勉強をさけてしまう状況など)では苦手な分野や知らない分野が置き去りになってしまいます。

この2つのバランスを保った勉強法を習得することが上手な勉強をしていく上で重要となります。

では、一緒にインプットとアウトプットの感覚を身につける練習をしていきましょう。

1-1インプットの感覚を身につけよう

まずはインプットの感覚を身につけてみましょう。

教科書を読んで勉強することはインプットです。

教科書を使って練習していきましょう。

早速ですが、数学の次に習う単元の教科書を読んで(問題は解かずに)2.3ページほど予習をしてみてください。

できれば計算を含む単元が望ましいですが、どちらでも構いません。

もし予習は内容が難しすぎて無理だという方は過去にやった苦手な単元の教科書を勉強していただいても問題ありません。

その時に自分がインプットをしているということを意識することを意識してみてください。

また、問題はまだ解かないということに気をつけてください。

課題
・教科書を読んでインプットする


予習はできましたか?

予習ができたら次にその内容の問題集を眺めてみましょう。

学校で扱っているものでも塾で扱っているものでも構いません。

すると、解けるような解けないような感覚もしくは難しすぎて解ける気がしないという感覚がすると思います。

もし簡単ですぐに解けそうだと感じた場合にはその単元の少し難しめの問題を見ると、その感覚が得られると思います。

これがインプットだけした状態の感覚です。

この感覚を知った状態なら分かると思いますが、このインプットしただけの状態で試験に臨んでしまうと大爆死します。

非常に大事なのでこの感覚をしっかり覚えておいてください。

**ポイント

・まずはインプットの感覚を知ることが大切。

・インプットだけでは勉強にならない。**

1-2 アウトプットの感覚を身につけよう

次はアウトプットの感覚を身につけます。

問題を解くことはアウトプットです。

1-1で眺めた問題を実際に解いてみましょう。

この時もアウトプットをしているという意識を持って臨んでください。

教科書を見ながらでも大丈夫です。

そして答え合わせをしましょう。もし答えが間違っていた場合は解説や教科書を読んで理解しましょう。

課題
・1-1でインプットした内容を問題集を用いてアウトプットする。

いかがでしたか。

問題を解く前と解いた後で理解がかなり深まったことを実感できたと思います。

他に似た問題が出ても解けそうな気がしますよね。

これがアウトプットした後の感覚です。

なぜアウトプットをすると理解が深まるかというと、実際に解いてみて行き詰まることで自分がどこを理解できていないかが分かり、さらに教科書や解説を読むことでそれを解決できるからです。

このことも併せて覚えておきましょう。

ポイント
・アウトプットした後の感覚を知ることも重要。
・アウトプットまでして初めて勉強になる。

インプットとアウトプットについて理解していただけたでしょうか。

最初は、よく分からないけどこんな感じなのかな?とぼんやりと思っていただくだけで十分です。

これから先の章に取り組んでいく中で少しずつ理解が深まっていくはずです。

2章ではインプットとアウトプットの考え方を用いる勉強法を学びます。

今回の内容を忘れないうちに取り組んでみてくださいね。

2章はこちら

https://note.com/tapi_ka39/n/nce722e1fbb99

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