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中園めぐみの人生遍歴 【鬱期】

今日は鬱期の話です。

思い出すと辛くなるので、今までこの思い出には蓋をしていました。
誰にも話したことのなかった話なのですが、
良い機会なのでそっと蓋を開けてみようかと思います。

読んでいただいた方の何かしらの気付きになれば幸いです。


ある職場で勤めていた時の話です。

私が勤めていたお店は、大型店と言われる
いわば売り上げが取れる店舗でした。

私たちの店長も、本当に優秀な店長で
仕事ができて周りの人からも好かれ
誰もが憧れるスーパーウーマンでした。

私も心から店長の元で仕事ができるのはありがたいことだなと感じていました。


ある時、私なりに頑張っても力が発揮できない時期がありました。
頑張りたいけど、頑張り方がわからなく、壁にぶち当たっているような時期でした。
自分に自信が無くなっていました。

その時くらいから、店長からの当たりが強くなりました。
「もう少しハキハキしゃべって」
「私が学生だったら、絶対に友達にならないタイプだよ。」
「もう少し後輩を見習って。」


誰もが素晴らしいと称える店長が放つ言葉だから
間違ったこと言うはずないと、ありのまま受け止めてしまいました。
一つ一つの言葉が槍のように心に刺さり
言われたことができない私は欠陥品なんだと
素直な心で受け止めました。

迷惑をかけるような自分であってはならないと
今日こそは!とお店で頑張るのですが、うまくいかず。
毎日のように、キツく当たられる日々が続きました。

何かでストレス発散して忘れる!
なんて器用なこともできなくて
(一時しのぎにしかならなくて)
私の世界は職場しかありませんでした。

ある時から、頭にもやがかかったようになりました。

やる気も出ない、自然と涙が出る
何甘えてるんだと思いながらも身体が言うことを利かなくなりました。

これはまずい。と心療内科に行きました。
軽い鬱だと思うよと言われ
無意識に自分で自分を追い込む考え方をしてしまっていることに気づきました。


考え方のセミナーや本を読んだりして衝撃を受けたのが
「人の話は話半分で聞くくらいがちょうど良い」
ということ

エッ?!そんな人いるの?!って思いました笑

人からの罵詈雑言は
「今日の味噌汁の具は何にしようかな♩」とか考えながら
受け流すくらいで良いのよーという話を聞いて

心がストンと軽くなりました。
全てをキャッチする必要なんて最初からなかったんだなって。


あれから月日が経ち、偉そうですが思うことがあります。
あの日、店長が行なっていた指導方法は、非効率だったんじゃないかなと。

一人一人個性がある分、輝き方もそれぞれで
・ハキハキして売り上げをとっていける子
・その裏で事務作業を真面目にこなしていける子
・お店が円滑にまわるようにコミュニケーションをつないでいける子


それぞれの役割があるからこその
グループ力だと思います。

全員がハキハキして売り上げをとっていける子
を目標にしてしまうと
売り上げは上がるかもしれませんが
長い目で見てきっとグループに歪みが出てしまう気がします。

一人一人の肥料はどんなものなのかを
リーダーが一緒に探してあげてほしいなって思います。

やっぱりみんな、笑っているチームの方が幸せだから❤︎

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