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【青春18で行く】鉄道唱歌1人旅(東海道編第46番〜第48番)

46番

東寺の塔を左にて 止まれば七条ステーション
京都京都と呼びたつる 駅夫の声も勇ましや

京都に到着です。「東寺の塔」は今は車窓から見えると言えば、嘘になりますが、今も昔も変わらず下り線の車窓からは左側に位置しています。とにかくやっと辿り着いた京都です。今も昔も変わらない駅夫のアナウンスは高らかに京都の名を轟かせています。

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一目散に駅から飛び出して京都観光に出向こうとしたのですが、その前にみどりの窓口で、帰り三ノ宮から乗車するサンライズの部屋を取りに行きました。

人生で初めてサンライズに乗るため、みどりの窓口の人に0から説明をしてもらい、たしかシングルを予約しました。みどりの窓口を出ると立体的に屋根の高い京都駅烏丸口に圧倒され、「駅夫の声」と共に大都会の喧騒を体感しました。

中学3年生の修学旅行中に集合場所となった場所なので訪れるのは2回目でしたが、1回目とは見る視線が上がり、この駅の巨大さに感動した記憶があります。

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京都観光ですが、まずは夜の渡月橋を見に行きます。嵯峨野線に乗り換えて嵐山へ向かいます。夜なのに未だ観光客の数は衰えません。やはりライトアップされた渡月橋というのは、それだけで見に来る価値があると、皆同じことを考えているようです。

電車内で会話していた地元の中学生男女3人組が、模範的な京都弁で会話していて、ひたすらに旅情が掻き立てられる電車内でした。嵯峨嵐山駅に到着です。

47番

ここは桓武の帝より 千有余年の都の地
今も雲井の空高く 仰ぐ清涼紫宸殿

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言わずもがなの美しさなのでだらだら説明するのもやめますね。もうお腹も減ったし、夜も遅いしホテルに行って休憩しましょう。歌に歌われる「紫宸殿」は京都御所にありますが、時間の都合上、明日の午前中も訪れることができません。嵯峨嵐山駅の近くにあった「Kimono Forest」のライトアップがどことなく異世界感を演出していました。

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48番

東に立てる東山 西に聳ゆる嵐山
かれとこれとのふもと行く 水は鴨川桂川

京都の街は北から順に一条から始まり、南に行くにつれて数が増えていくようになっています。そして、それを取り巻くように歌詞のように山が取り巻いており、それらに沿って金閣寺・銀閣寺・清水寺・南禅寺・仁和寺など名の知れた観光地が点在している感じです。また、忘れてはいけないのが鴨川と桂川の存在です。写真は四条大橋から撮影した河川敷の様子です。

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ホテルは四条河原の近くにあり、京都一の繁華街が広がる新宿の歌舞伎町のような雰囲気です。ホテルに荷物を置いて地域共通クーポン券を片手に夜の街をぶらり歩き回ります。下のラーメンは実質無料です。余談ですが、京都はパンの消費量が国内でもトップクラスに高く、ハイカラな街となっています。

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これで青春18きっぷの旅も3日目が終了しました。下の写真は12月19日1日の移動ルートです。朝、桶狭間古戦場まで走り、降りる駅を間違えて熱田神宮を訪れ、雪をかき分け関ケ原古戦場に行き、雨の中彦根城を登り、琵琶湖を嘗め回すようにして上洛し、夜の嵐山を観光する。相変わらず1日の行程としては十分すぎる活動量でした。ベッドに横たわった瞬間ぐっすりと深い眠りに突入することができました。

53番まで続く京都の歌詞を堪能すべく、明日は朝早くから誰もいない清水寺に訪れる予定です。

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