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最長片道切符旅の写真

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四国一周ゴールの日。(四国最長片道切符の旅4日目)

四国一周4日目は、これまで瀬戸内海側を3日間かけて進んできたのと対照的に、太平洋側を一気に進むことにします。つまりは、1日で高知県を横切るわけです。相変わらず、素敵な車窓の連続でした。 伊予大洲まで内子線で松山を朝の5時過ぎに出発します。始発列車は内子線周りで走ってくれるので都合が良いのです。 大洲の城伊予大洲の街をいつか歩いてみたかったのです。途中下車して1時間だけ、城を見に散歩します。 宇和島へ抜けて予土線の旅ここからは予讃線で宇和島まで、宇和島からは予土線です。い

四国に戻って愛媛をうろうろ。(四国最長片道切符の旅3日目)

四国最長片道切符3日目の朝は広島県にある三原駅からスタート。四国一周の旅行記が広島県内から始まるという異常事態ですが、今から四国に戻るのであしからず。広行に乗って、呉を目指します。1文字駅名がかわいいところです。 本州脱出ですラウンジみたいなところでゴロゴロしてノビノビしていたら、いつのまにか松山についていた。船旅がいちばん好き。 切符のルートを今治から再開松山に戻ってきました。厳密には、別に戻ってきたわけではありません。この旅では初めて訪れるところです。 松山からは一

しまなみ海道で盛大な寄り道サイクリング。(四国最長片道切符の旅2日目)

四国最長片道切符2日目は予讃線の宇多津駅からスタート。今日は、盛大に寄り道をして、一度本州に戻ります。しかも、自転車で。まるで、鉄道で四国を一周する旅だとは思えませんが、気にしたら負けです。 琴平をぶらりなんとなく歩きたかった琴平の参道。歩けたので、満足。引き続き、多度津に戻りルートに戻ります。 サイクリングの出発点へ今治駅前のサイクリングターミナルで予約していた自転車を借りて、いざ尾道に向けてスタートです。 しまなみ海道をゆく夜の尾道を闊歩自転車を返却したあとは、夜の

四国をぐるっと一筆書き。(四国最長片道切符の旅1日目)

来る2023年1月5日、僕は大阪で高校の友達と落ち合うことになっていました。今から始まる旅は、昨年夏に実施した最長片道切符の旅シリーズの四国版であります。 前回の最長片道切符の旅とは違い、今回は旅のお供がいます。お供というか、勝手についてきた人というか、なんか来た人というか、そういえば誘われたような気もするというか、まあそんなやつです。 あの旅ではルール上、立ち入れなかった四国を、鉄道でぐるりと取り囲むように一筆書きで旅してまいります。切符は1ヶ月前に準備しておきました。

最長片道切符の旅を100枚の写真で振り返る。(最長片道切符の旅あとがき)

「"サイチョウカタミチキップのタビ"?」 初めてこの旅のことを知ったのは、3年前。 JRの路線を使えるだけ使って、 日本列島を縦断するように、 最も経路が長くなるように、 一筆書きするルートを辿る旅。 正直「こんなこと、誰がするんだ?」と思った。 「だって、ただただ揺られ続けるだけだよなぁ。」 「そんなことしたって、ねぇ。」 3年後の夏、その旅に出たのは自分だった。 1カ月以上かけて購入した最長片道切符。 一生に一度の買い物となる、 7万円を超える切符を手にしたときは

2022年夏、日本一長い片道切符の旅に出ます。(最長片道切符の旅出発前)

今年の夏は、最長片道切符の旅に挑みます。 8月を丸々1カ月使って、列島縦断、一筆書きの旅に出ます。 スタート地点は、北海道の宗谷本線・稚内駅。 ゴール地点は、佐賀県の長崎本線・肥前山口駅。 ルール上、同じ駅は2度通れません。 JRの全路線を結んだ、考えられうる最長のルートを辿ります。 昨年の夏に実施した「20歳の夏休み全部使って日本一周してみた」シリーズと同様、今年の夏も毎日noteに旅日記的な投稿をしていきたいと思っています。 僕が夏休みにかける情熱の程は、以前のnot

最長片道切符を手に入れるまで。(最長片道切符の旅出発前)

つい先日、最長片道切符を発券してきました。夏の最長片道切符の旅で必要となる大事な大事な乗車券です。今回は、この最長片道切符を発券するまでの流れを書きたいと思います。なんてったって、1枚7万円以上もする高額な乗車券を購入することなんて、今回が最初で最後でしょうからね。 これから最長片道切符の旅に挑戦しようとしている人に向けて、需要はあるのかわかりませんが、割とつぶさに発券までのプロセスを書いていこうと思うので、ぜひ発券の際は、ご参考にしていただければ幸いです。 まずは発券に

全てが想定外の波乱な幕開け。(最長片道切符の旅番外編)

こんにちは。7月30日から、最長片道切符の旅のスタート地点である、北海道は稚内へ向けて旅立ちます。要は「出発に向けた出発」となるわけですが、旅は予想だにしない、波乱な幕開けを迎えました。 はじまりは寝坊から静かな朝でした。なぜなら、アラームが鳴らなかったからです。やっぱり2時に寝て4時に起きようとするのではダメですね。いつも旅行前夜は、絶対に起きる自信と共に寝るのですが、今回はダメでした。 スマホの時計は6時を過ぎています。一瞬、頭が真っ白になりました。本日1回目の頭真っ

最北の街へ、寄り道しながら。(最長片道切符の旅番外編)

まずは旭川を目指すこんにちは。本日は7月31日、7月最終日です。時刻は朝の5時過ぎ。6時の札幌発旭川行きに間に合うように活動を開始します。朝の札幌です。 昨日の夜の騒がしい街とは一変、静かに陽光差し込む街並みでした。 列車に乗り込むと、同時刻に別のホームから発車する別の列車と並走する形で札幌を出発。窓を開けて、爆音を楽しみます。朝の札幌駅の見どころの一つです。 少し進めば、早速北海道らしい車窓。列車は止まる駅止まる駅で後方の特急に抜かされるために少々停車します。 うと

果てしない街から始まる果てしない旅。(最長片道切符の旅第1日)

スタートする前にこんにちは。遂にこの日、この時がやってきました。8月1日、最長片道切符の旅が始まる日です。3ヶ月以上前から計画を立て、2ヶ月も前に気合を入れて、切符を注文、購入した旅行計画をいざ、実行へ移す日となります。 それでは、早速駅へ行って列車に乗ろう、と行きたいところですが、ここは稚内、最北端の街です。稚内に来たからには、宗谷岬を訪れない手はないでしょう(ある)。 普通の人は1日で数便しかないバスに乗って、片道1時間くらいかけて行くのですが、僕はそれだと簡単に到達

カムイが宿る道東をまっしぐら。(最長片道切符の旅2日目)

こんにちは。最長片道切符の旅2日目です。この日は旭川から始まり、北海道の屋根、層雲峡を観光して北見まで行きました。まずは、旭川を出発するところからです。 新旭川から昨日、降り立った新旭川駅まで快活クラブから歩いて25分ほど。とぼとぼ朝の街を歩きます。 ということで、本日の最初の列車に乗ろう。 この駅で乗った老夫婦のおじいさんの方に「君は乗り鉄か」と尋ねられて、「まあ、そんなとこです」と答えたら「じゃあ、どっかで会ってるかもな」とキュンとしたことを言われましたが、どうせこ

知床と釧路湿原を巡ろう。(最長片道切符の旅3日目)

こんにちは。最長片道切符の旅3日目は北見からスタートして、知床を観光し、釧路に至ります。道東の大自然のほんの一部を肌で感じてきました。 まずは北見を出る例の如く、快活クラブから駅まで徒歩で20〜30分ほど離れてますので、朝の街散歩から始まります。北見といえば、ミント、ハッカの名産地ですね。 網走到着網走では約2時間半の待ち時間があります。まずは、近くのセイコマートで朝ごはんを買ってきましょう。 網走は秋になって、紅葉が色づく頃にまた訪れたいと考えています。いつか、行きた

アジア最東端の鉄道を乗り継いだ先に。(最長片道切符の旅4日目)

こんにちは。最長片道切符の旅4日目は、寄り道に寄り道を重ねて、釧路を離れ、根室まで行こうと思います。もちろん、釧路から先、根室までは最長片道切符のルート外なので、青春18きっぷを使うことにしました。釧路→根室→帯広の行程です。 地球探索鉄道「花咲線」東釧路駅から乗りますのは、花咲線と呼ばれる札幌から続く根室本線の末端区間です。 朝も早かったので、列車内ではほとんど寝ていました。快速ということもあり、停車駅が少なく、目が覚めたら、東根室に着いていました。日本最東端の駅です。

ラベンダー香る富良野をぶらり。(最長片道切符の旅5日目)

こんにちは。今日は帯広を出発して、富良野を観光して札幌まで進みます。極めてカラフルな途中下車にできたり、最長片道切符のルートらしい謎の動きもしたりする面白い1日でした。 帯広から峠を越える本日は宿泊していたライダーハウスの最寄り駅、西帯広駅からスタート。まずは、普通列車で新得まで向かいます。 新得から先の根室本線は代行バスでの運行となっています。ということで、バスに乗車して東鹿越まで。 東鹿越からは再び鉄路に戻ります。 富良野線にお乗り換え富良野まできたら、次は富良野