耳 を澄ませ
感じたことをスマホに打ち込むことがあります。
これもそのひとつ。
耳を澄ませ
これは絵であって絵ではない
像であって像ではない
書であって書ではない
時を越えた思いがここにある
宿る思いに耳を澄ませろ
2018年の秋、東京国立博物館を訪れました。
そのときスマホのメモに打ち込んだ言葉です。
膨大な美術品を見てまわるうち、あまりにも当たり前のことに気づいてしまったんです。この展示物すべてに作者がいるんだ!って。
その時のドキドキ分かるでしょうか? 美術は鑑賞するものと思い込んでたら、思いがけず作者の存在を作品の向こうから感じたのです。
展示された作品は誰かが作り上げたもので、その当たり前すぎる事実に戦慄を覚えました。自分の知らない過去の時間がここには封じ込められている。
これは絵であって絵ではない。作者の思いが結実した何かである。
そう思うとここに展示された美術品が全く違うものに見えてきました。
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何も思うことなく、作品が生まれるなんてあり得ない。
そこには必ず作者の思いがあります。
耳を澄ませてチューニングを合わせてみてください。
これまでと違う体験ができるかもしれません。
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アマンダさんの記事「難しい知識がなくてもアートは楽しめる」憧れ原田マハさんの教えてくれたこと を読んで、以前書いたメモを思い出しました。
走り書きしたわずか数行のテキストで、記事にできると思ってなかったので、いい機会をもらいました。アマンダさん、ありがとうございました!
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アマンダさんの記事はこちら ↓
アマンダさんが見つけたアートの楽しみ方は、私が感じてたことでもあり、うれしくて今回の記事を書いてしまいました。
みなさんもぜひアマンダさんの記事を読んでみてください。おすすめです。
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アマンダさんを知ったのは、ふだんから仲良くさせてもらってるカミーノさんへのインタビュー記事を読んだのがきっかけです。
カミーノさんの起伏に富んだ半生記を最後まで一気に読ませる手腕は相当なものです。誰がこれを書いたんだろうと興味を覚えました。すぐにフォローして、それからずっとアマンダさんの記事を読んでいます。
アマンダさんの記事に外れナシというのが私の感想です。読みやすさでは群を抜いています。何を伝えたいか、なぜ書こうと思ったか明確で、時には自分のエピソードを交えながら、説得力のある文章で読み手を最後まで導いてくれます。
読み手が興味のない話題でさえ、アマンダさんの記事なら面白く読めます。
インタビューライターの仕事に興味があるそうです。取材した情報を取捨選択して記事を構成するライターの適性にバッチリ合ってると思います。
アマンダさん、これからもいろんな記事を読ませてくださいね。
楽しみにしています。
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