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獲りバカ日誌 ♯4「川でハヤ釣り(一番簡単な釣りの方法)」

いつもの約束

小学生の頃はよく、金曜日になると、

「明日の朝7時に集合で!」

と、土曜の朝早くに遊ぶ約束をしていた。

土曜の朝っぱらからやることは、大好きな川釣り!

翌朝は、パッと起きて、釣りの準備。
魚は早朝が一番釣れやすい。
だから、多少急ぎ気味に準備をしていた。

当時はハヤを釣っていて、仕掛けもごく簡単なもの。
伸縮する竿の先に、糸を結んで、浮きを付けて、重りを付けて、針をつけるだけ。
ここでは、浮きの位置や、針の大きさなどが大事になってくる。

準備をしていると、友達が自転車で乗り込んできた。

「よし、行こー!」

と、そそくさと出発!

いざ釣りへ

釣り場へ到着。

いつも釣っていた場所は、崖の岩場に囲まれた、ほとんど水の流れがない場所。

使うエサは、練りエサの「みどり」。

袋に使うだけの粉を入れて、水を少し入れて、混ぜるだけ。
このエサか、食パンをよく使っていた。

練りエサを、針の周りに付けて、魚がいそうなポイントへ投げる。

「ポチャッ」

エサが沈んでいく。浮きが立つ。

すると訪れる、静寂。

自然の音しかしないこの時間が、なんとも落ち着く。

浮きが反応するまで、友だちと雑談。

少し経つと、「ポンッ、ポンッ」と浮きが沈む。

でもそこですぐに引いてはダメ。

「ポンッ、ポンッ、グッッ」

と浮きが沈み出した瞬間、竿を「グンッ」と立てる。

ここで魚がかかったときの手応え、これには、魚釣りをする人ならわかると思うけど、なんともいえない高揚感がある。

「このときの手応えを感じるために釣りをしている」
と言っても過言ではない。

味わったことがない人は、ぜひ体感してもらいたいなと思う。

今回はハヤ釣りなので、そんなに引きは強くなく、10秒ぐらいの格闘の末、ハヤが水上に上ってくる。

「はい1匹目ーー」

と、今日の魚カウントが始まる。

ここでよく釣れるのは、「ヌマムツ」と、

「タカハヤ」あたり。

釣ったら持ち帰って、塩焼きで食べると美味しい。

でも、調理に手間がかかるから、大抵は、例の通り圧力鍋で炊いて甘露煮に。

MAXで30匹ほど釣れるときもあったこのハヤ釣り。
入れ食い状態のときに、友だちと競って釣り合う遊びは本当に楽しかった。

そんなハヤ釣り、費用もそれほどかからず、簡単にできるので、初心者にもオススメの釣り。

ぜひこのシーズン試してみては。

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