タヌキさん

看護師 (分野:認知症・精神科) 認知症の介護・看護に関することや精神疾患についての記…

タヌキさん

看護師 (分野:認知症・精神科) 認知症の介護・看護に関することや精神疾患についての記事を書いてます🥸 🦔フォローやスキ・シェアして頂けるとモチベーションになります

最近の記事

恋人や大切な人に不安を感じるあなたへ

今自分が片想いしている異性や、大切な恋人に対して漠然と不安を感じることはありませんか? 自分が信頼している人であればあるほど、少しでも距離を感じてしまうと、見捨てられてしまったような気持ちになり、急に不安でいてもたってもいられないことって、少なくないですよね💭 それを、「見捨てられ不安」といいます。 💡主に社会人になってお互い忙しくて、なかなか会えなかったり、連絡頻度が少ない時(メンタルが不安定な時)に、そういった気持ちになりやすいと思います。 人間の心理として、相手を失

    • 「食べていない」と繰り返し訴える人への対応

      答えは、食事のニーズを満たすことはもちろん、繰り返し同じ訴えをする認知症者の心理面に注目することがポイントです💡 「自分だけお昼ごはんたべてないぞ!」 「ご飯食べさせないで、殺す気か!」 →盗食などの行動に発展(他の患者さんの食事を横取りする) この訴えや、トラブルは認知症病棟では日常茶飯事です。。 ここで、援助者としては、“食欲を満たす=満腹感“を得てもらう、あるいは、他患者と距離を空けて問題となる行動をなくすことに、視点が集中すると思います。 しかし、いくら認知症に

      • もともとは認知症看護をやっていました

        認知症と聞くとどのようなイメージを持ちますか? “何も分からなくなった人“ “手がつけられなくなった人“ あまり良いイメージを持たれていないのが、現状です。。 私自身、今の精神看護をやるきっかけとなったのが認知症看護です。 認知症疾患医療センターという、認知症の治療に特化した病院で約4年程働いていました。。 正直言うと、認知症の方を看護援助するのはとても大変です。 それと同時に、認知症になった今、その方が何を考えて行動しているのか、易怒的になっている要因はなにか? これ

        • 嫌な気持ちから心を整えよう

          “気持ちの切り替え“はなぜ大切なの? 毎日普通に生活しているだけで、嫌なことは多少なりともあります。 酷いことをされたなど、自分に強い被害者意識があった場合、気持ちに悪循環が生じてしまい、さらに自分が傷つくといった悪循環に陥ることもあります。 そういった気持ちを引きずっていると、生活の中にあるはずの楽しい時間がどんどん少なくなってしまいますよね。 •嫌な気持ちは集中力にも影響する 脳内が嫌な気持ちなどの余計な思考に変わってしまった場合、仕事や勉強の集中力が下がると言わ

        恋人や大切な人に不安を感じるあなたへ

          復職後に気をつけたいこと〜うつ病から回復〜

          うつ病や、なんらかの病気によって長期間仕事を休んでしまった、、。 色々なことが不安ですよね。 今回はそういった場合の、復職したときに気をつけたいことについてお話ししてきたいと思います。 【その1】今の最大容量を知る うつ病になると、発症前に比べて自分の最大容量は明らかに少なくなります。 発症前が100%の状態であったら、それの半分または、それ以下になっていることが多いです。 1日に活動できる時間、疲労度、キャパオーバーになる速さ、、 このようなことが以前よりもこなすことが

          復職後に気をつけたいこと〜うつ病から回復〜

          本当に復職しても大丈夫?〜うつから回復できているか〜

          復職する前に、自分がうつ病から回復しているかどうか確認してみましょう! ポイントとしては3つです。 •ポイント1 生活リズムは安定しているか 生活リズムが整っているということは、仕事をする上でとても大切なことです。 うつ病初期は疲労や身体の怠さから、日中でも寝てしまうことが多いかと思います😪 それによって、食事の時間や就寝•起床が不規則になってしまいます。 しかし、回復期はどうでしょうか? 睡眠•食事の時間が徐々に規則的になっていき、基本的な生活リズムは安定してくる

          本当に復職しても大丈夫?〜うつから回復できているか〜

          自分の心身のSOSに気づけていますか?

          気づいたら体がだるい、なんだかモヤモヤすることってありませんか? このちょっとした心身の変化が、心のSOSとなっていることがあります。 自分自身と向き合って、自分なりの心の癒し方を知れば、もっとストレスを減らしながら楽に生きることができるはずです☺️ 【その1】セルフチェック「心」の変化︎︎︎︎☑︎理由もなく気分が落ち込む︎︎︎︎☑︎何もやる気が起きない︎︎︎︎☑︎些細なことでイライラするようになった︎︎︎︎☑︎集中力がない 「身体」の変化︎︎︎︎☑︎体は疲れていても寝

          自分の心身のSOSに気づけていますか?

          生きづらさの原因って?

          ☑︎深慮深く、些細な変化にもすぐに気づく ☑︎内的、外的な刺激に対して敏感 ☑︎相手のしぐさや、表情から気持ちを察する ☑︎感受性が高く、物事を繊細に感じとる 原因を例えにしてあげてみるとこのような感じになります。 これだけみると自分の性格や人格の問題ではないことが分かると思います。 これが社会に中には、“理解できない” “自分の問題だ“と感じてしまう人が大半なんです。 そんな社会で生きていると、理解されなかったり、 周囲と同じようにできなかったり、徐々に肩身の狭い思い

          生きづらさの原因って?

          生きづらさは自分のせいじゃないよ

          4月になりました🌸 新生活•新しい職場での仕事。 生活環境が変わった人も中にはいると思います。 社会に出て働き始めると、時々 “生きづらいなあ“と思うことがあります。 この理由の分からない生きづらさを感じている人は かなり増えているのではないでしょうか、、。 生きづらさをなくすためには ☑︎知る ☑︎対応する ☑︎やめる      この3つがキーワードになります。 知る 傷つきやすい自分の特性を知ることから始めてみましょう! 生きづらさの原因は、自分の性格であったり

          生きづらさは自分のせいじゃないよ

          対人関係療法とうつ病

          まずは対人関係療法とは、 うつ病や摂食障害に対する 効果があると言われている精神療法の一つです。 元々は、うつ病の治療法として作られた療法ですが、摂食障害やPTSD(外傷後ストレス障害)など、さまざまな状態に対する治療法として行われています。 みなさんは自分の情緒に最も影響を与える人や、大切な人はいますか? その人を思い浮かべてみて下さい。 恋人、配偶者、親友、、、それぞれ思い浮かぶと思います。 いま思い浮かべた人は、自分との心の関係をバランスよく保ち、心の健康を支

          対人関係療法とうつ病

          認知行動療法って何?

          いろんなところで認知行動療法という言葉が出てきますが、認知の歪みに働きかけて、気持ちを楽にする精神療法の一つです。 またまた、Googleで「認知 意味」で調べると “人間などが外界にある対象を知覚した上で、それが何であるか判断したり解釈する過程のこと“と出てきます。 要は、物の受け取り方や考え方という意味です。 認知行動療法について知識を深めて心のストレスを 軽くしていく方法を知っておくと役立ちますよ☺️ では、具体的に認知行動療法についてお話していきたいと思います。

          認知行動療法って何?

          声って情報量多いよねってお話し

          みなさんこんにちは〜! この言葉って日常的に使われますが、声だけで相手の感情って大体分かりますよね。 今日はそれについてお話ししていきたいと思います🗣 私たちが初対面の人の印象を判断するとき、 ほとんどが見た目だと思います。 しかし、実際に話をしていなくても “優しそうだなあ“ “怖そうだな。。。“ そんな感情を相手に抱いてしまうことってありますよね。 それだけではなく、実際に顔を見たことがなくても 声だけが相手に対する印象の判断材料の一つにもなると思います。 特に声のト

          声って情報量多いよねってお話し

          いま流行っているClubhouseの良い使い方と心のケア

          今年2月に入ってから、アメリカで流行っていたclubhouseという完全招待制のアプリが、日本でも流行り始めましたよね☺︎ 私もclubhouseを利用し、色々な方とお話をしたり 悩みを聞いたり、たくさんの方と繋がることができているのが現状です! clubhouseをうまく使えば、心のケアができるのでは?と、私自身感じているのでそこについてお話しさせてください🙇🏻‍♀️ ここ1ヶ月ほど、うつ病を持った人が集まるルームや、お悩み相談メインのルーム、そして精神疾患を持ってい

          いま流行っているClubhouseの良い使い方と心のケア

          顔色をうかがいながら話してしまう事とストレスの関係性

          「顔色をうかがう」ググると、“相手の表情から心の動きを知ろうとすること“ とあります。 では、どうして顔色をうかがいながら話すと ストレスを感じてしまう人がいるのか、ということをお話ししていきたいと思います。 結論からお話しすると、顔色をうかがいながら話すことは、悪いことではありません。 目の前にいる人が、何を考えて自分の言葉をどんなふうに感じているのかを、知ることって良いことだと思うんです。 例えば、それを考えずに私が大切な人を傷つけるような 発言をして、関係性が悪くな

          顔色をうかがいながら話してしまう事とストレスの関係性

          言葉の伝え方って難しいよねってお話し

          今日は私がかなり前から感じていた 言葉の伝え方についてお話したいと思います。 精神科で働いていると、言葉遣いやその伝え方って すごく重要視しなければならないと思うんです。 患者さんに限らず、職場での上司と部下、同僚なども 同じですよね。 同じ言葉•言い方をしても 10人いたら10人違う捉え方をしてしまいます。 例えば、○○しないで! この言葉が、無表情で声のトーンも低くなると、圧迫感を相手に感じさせてしまいます。 逆に、表情も明るくて柔らかな口調であれば、 すーっと耳

          言葉の伝え方って難しいよねってお話し

          3ヶ月でうつ病•パニック障害を克服した私の回復過程

          認知行動療法メインでの治療。 自分のことを知り、歪んだ考え方を変えていく。 これって簡単なことのようですごく難しくて、辛いんですよね(・・;) うつ病だけじゃなくパニック障害もあった私は、うつ病の治療と同時にパニック障害の治療も同時進行でやっていました。 私がまず始めたことは、自分の意見を言えるようにいろんな人の話を聞くこと、相談に乗ること。 それをやっていくと、徐々に“こんな考え方もあるんだ“と考え方が変わっていくんです。 それと同時に、自分の意見を少しずつ言えるように

          3ヶ月でうつ病•パニック障害を克服した私の回復過程