見出し画像

「車の聖地」ニュルブルクリンクを自転車で爆走『Rad am Ring 24時間耐久 2023』前編

みなさんこんにちは。
先日夏に入ったかと思えばもう終わった感がある事に嘆いているKです。
今回はKEIMASA、それと私が所属させてもらっているTeam639の方達と一緒に7月21日から23日まで行われたRad Am Ring 2023の話を書きます。
今回はイベント前日、21日の話を書きます。

昨年も参加しているのでご興味あればそちらも併せてご覧ください。

いつもの様にお世話になっているKEIMASA CYCLEのリンクも貼っておきます。


今回参加したイベントの場所

みなさんはニュルブルクリンクという場所はご存知でしょうか?
恥ずかしながら私は昨年まで全く存じ上げていませんでした。

ニュルブルクリンク

ドイツ北西部ラインラント=プファルツ州アイフェル地方のニュルブルクにある
あまりの過酷なコース設定から『グリーン・ヘル(緑の地獄)』とも呼ばれる
世界的に有名な『北コース』は全長20km以上で現存するサーキット場の中でも世界最長の長さを誇る
超高速から超低速までの多種多様なコーナーが用意されておりその数150ヶ所以上
そして高低差がかなり激しく500m近くある
他のサーキット場と比べてこれでもかというくらい過酷な条件を満載している超難関コースでもある
近年では様々な車の最終テストコースとしても利用されており『ここで走り切ることができて初めて世に出す事ができる』とまで言われている
車だけでなくドライバーにもかなりの負担がかかることから『試しているのは車ではなくて人なのではないか?』という人もいる
一般車も走る事ができるが保険が適用されないため他の車と接触しても修理費が実費になる
走りまくっている人の車はどれもボッコボコに凹んでいたりする

上の北コースと
下のグランプリコースと分かれている
グランプリコースには主に参加者達が拠点を作る

参加部門と他部門紹介

今回私とKEIMASAが参加した部門は『ロードバイク、24時間』部門です。
他にも『マウンテンバイク、24時間』や『個人1周、3周、6周』部門があったりと様々な部門があります(マウンテンバイク部門は参加していないのでここでは詳しくは書きません)

ロードバイクの24時間部門では8人1組、4人1組、2人1組と人数を決めて参加します。
1人部門という頭のおかしい部門も存在しておりこれが意外と人気です。

私達は昨年と同じく4人1組部門に参加しました。

まずは現地入り

移動日はKEIMASAが私の自宅までいつものように迎えに来てくれました。
私の家からニュルブルクまでは車で約3時間ほどです。

先日お迎えした新しい車で高速道をぶっ飛ばして行きます🚙💨
さも当然の様に時速200kmで走るので結構怖いです。

後述しますが道中にあるデカトロン(大型スポーツショップ)にて、どうしても購入しなければならない用品があったのでそこへ寄ってもらった後に無事に現地入りしました。

サーキット場周辺には入り口が何ヶ所かあります。
車での参加者は前もって拠点毎に色分けされた用紙が自宅へ郵送され、その色の表記がされている入り口へと向かう事になります。

この文字を見るとワクワクしてくる

昨年は入るゲートの場所を1度間違えたので、今年は間違えないようにと気をつけながら無事に通り過ぎました。
迂回して他の並んでいる車の間に「ごめんねー」と言いながら入れてもらい無事に入場することができました。

3日間限定のニュルブルクリンク村

このイベントでは約3日間にわたってサーキット場周辺に拠点を作って活動します。
ですので当然サーキット場で寝泊まりする事になります。

サーキット場の入場許可が出てから数時間で小さな村ができる

サーキット場での拠点周辺には電気を通すための専用バッテリーや水道、それとグランプリコース中央にはシャワー室も設置されています。

電気のバッテリーは共用ですがほぼ早い者勝ちなのでもし今後参加する予定がある方は必ず午前中に来てください。
毎年この争いに負けてポット1つ使えない参加者が現れます。

入場許可から数時間で『サーキット場を中心にしたキャンプ場』ができあがります。

周りに危害を加えなければ基本的にどんな車を入れても良いので軍用トラック大型バスで参加するやばい人たちもいます。

みなさん、ここを戦場か何かと勘違いしていませんかね?

拠点を通り越して基地

拠点

チームリーダーの浅野さんが拠点用テントを用意してくれるのでそこを拠点にします。

KEIMASA CYCLEの動画にも何度か出演してくれている浅野さん
Team 639のリーダー
現在ANA国際線のファースト・ビジネスクラスに採用されている639 ROKU SAN-Qワインの経営者でもある

寝る場所に関しては各々テントを持参します。
人によっては車中泊をします。
KEIMASAは枕が変わると眠れない体質なので自宅からマイ枕を持参して車中泊です。

私ですか?
寒くなければどこでも眠れます。
電車の中なら5分で寝れます。

今回の持ち物

普段はリュック1つで準備を済ませる私ですがこのイベントだけはかなりの大荷物になります。

必需品は寝袋キャンピングチェア、それと自転車スタンドです。
スタンドはなくても問題はありませんが芝生の上に寝っ転がしておくのもなんですからあると便利です。
これらの3点は昨年の初参加時に購入していたので準備する必要はありませんでした。
寝る際のテントですが昨年は浅野さんから借りていました。
しかし今年は借りる事ができないと言う事でしたので急遽デカトロンにて2人用のテントを購入する事になりました。

「どうせうちしかこのテント使わないし2人用でいっかな」

なんて楽観的な考えで購入しましたが夜にちょっと後悔します。

まずは拠点作り

1年ぶりのニュルブルクリンクへ入場したら拠点となる場所まで行きます。
着いたら車から荷物を下ろしてまずは拠点作りです。

1年に1回しか組み立てないため昨年同様テントに弄ばれている
私を含め皆身長が低いためテントの上部に手が届かない
(ただしKEIMASAは除く)

みんなで楽しくワーワーしながら拠点を作ります。
私も自分のテントをワンタッチでほいってしました。

自転車の奥にあるテントが私のテント
テントは人生で1度も建てたことがないのでワンタッチで簡単にできるテントを購入した

テントができたら組み立て式の机を作ったり用意した炊飯器を置いたりしてあっという間に拠点の出来上がりです。

拠点ができたらちょっと休憩した後、他のメンバーがやって来るまでのんびりしました。

しばらくするとメンバーの中で誰よりもこのイベントに参加をしている川口さんが到着します。
日本の鍼灸マッサージ師の資格を持ち現在はデュッセルドルフにてマッサージ院を経営している凄い人です(昨年度も全く同じ書き方をしています)
ビックリするほど凄い人脈を持っている方なのでその話を聞くのが超面白かったです。
一瞬にして専門のマッサージ師まで帯同の超豪華集団に早変わりです。

こやつも一緒に参加するのよ

拠点ができてからしばらくして…私の電話が鳴ります。

「会場着いたんですけど…どこにいます?」

K「ようやく来たか、ホームストレートを背にしたらひたすら左に走って来なされ」

「えっ!?どこら辺ですか?」

K「それしか説明しようがないのよ。目の前にヘリコプター(救助用)が停まってるからそれ目指して走ってきてや」

「わかりました…」

KEIMASA「着いたって?」

K「着いたけど場所の説明、どうやってすれば良いか分からないから道に沿って走ってきてもらうよ」

KEIMASA「若いんだから走れ走れ(笑)」

と言うことでちょっと待ちます。

待つこと数分、ようやく電話の相手がやってきました。

小野「ずっとここら辺ぐるぐる回ってましたよ(笑)」

K「よく来たのお疲れさんほい」

と言うことで小野くんが来ました。

2022年に一緒に乗鞍を走った時の写真
愛称『チャリで来たもやし』

昨年私達が参加したのを見てとても羨ましがっていたのでお願いしてチームのメンバーに加えてもらいました。

今回は私、KEIMASA、小野くん、それと今回初対面の淵さんとチームを組んで走る事になりました(淵さんは後々紹介します)
昨年度一緒に走った長野さんですがつい先日おめでたい事があったので不参加になってしまいました。

メンバー登録とブース見学

イベント前日に参加者事前登録があります(チームの参加人数は12人)
昨年はKEIMASAと2人で事前登録をしに行きましたが『参加人数xナップサックがもらえる=12個』を2人で背負って大変な思いをしながら帰ったので今回はエタップの際にもお世話になった笹井さん、KEIMASA、小野くん、私の4人で出店ブースの見学も兼ねて会場へ行ってきました。

中央2台のサドルの高さがおかしい

ブースの数はそこまで多くはありませんが活気があるのでとても楽しいです。

夕ご飯もみんなで楽しく食べて明日に備えて寝る事にします。

ちょっとした問題

ここで前述したテントの問題が発生しました。

K「そう言えば小野くんどこで寝るの?」

小野「どこでしょう?」

なんと小野くんの寝床だけ用意されていませんでした。

夜のサーキット場は例年かなり冷え込みます。
そんな場所に無駄な肉が全くない小野くんを放置したら次の日の朝には冷凍マグロです。

と言うことで私のテントに積み込んでいた荷物を全て外に出して一緒に寝ることにしました。

久々のニュルの夜

サーキット場には外灯がほとんど設置されていないので夜はとんでもないほど暗くなります。

私達の拠点があるグランプリコースは外灯がありますが北コースは真っ暗です。
昨年のKEIMASAの動画に『夜の動画も見たいです!』というコメントを多くもらいましたが『目を瞑っているのと同じくらい何も見えないよ?』っていうくらい真っ暗です。

今回は本人が動画にしてくれるそうなので気長にお待ちください。

次の日のイベントに心躍らせながらも『今年も無事に走り切れるかな?』と言う不安も抱えつつぐっすり寝ることにしました。


ここまでご覧くださりありがとうございます。

私が参加させてもらっているTeam639は年に2回『チームとしての重要行事』の1つとしてこのイベント参加を設定しています。
仕事や家庭の事情等で参加することができない方々もいますがほぼ全ての面々が来てくれるので私としては普段会えないメンバーと会える絶好の機会、とても楽しみにしていました。

次回はイベント当日から終わりまでのお話を書きます。

もし楽しみにしてくれる方がいるのであれば幸いです。

ではでは🤙

夜の1コマ
プロテインの容器とコーヒーの容器
中身はビール

この記事が参加している募集

夏の思い出

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?