はく

理系の博士課程3年。学部から同じ研究室・同じテーマで研究を継続。卒業することになりそう…

はく

理系の博士課程3年。学部から同じ研究室・同じテーマで研究を継続。卒業することになりそうです。

最近の記事

博士課程で「将来と生き方」を考えた時、ちょっと怖くなった話

「学部→修士→博士と、順当に進んできたら、視野がとても狭くなっていたことに気がついて、怖くなった」ということを書いてみた。 私はこれまで、学部→修士→博士と、順当に進んできた。 (訳あってB4の夏に就活をした経験があるが、うまくいかなかったので院進した。) D2、D3で本格的に就活をして、初めて本気で「将来と生き方」について考えた。 「博士卒になるのだから、研究を続けなければ」 「今までやってきたことを活かさなければ」 「みんな私に期待してくれているのだから、いいところ(

    • 博士課程の就活(感想)②

      前記事と被る内容もあるかと思いますが、就活の流れとかを一例として書こうと思います。 あくまでバイオ系博士24卒。全体的に就活の時期が前倒しになりつつあるので、25卒、26卒…とかはもう参考にならないかもしれないです。 D2 夏頃 早期選考開始 業界によって、博士の早期選考があったりなかったりする。 バイオ系だと代表格は製薬。 早いところだと7月?とかに始まるらしい。 各企業HPの「採用情報」をD2の5月くらいからまめにチェック。 多企業が集まる説明会があるらしい(アカリク経

      • 博士課程の記録

        博士課程に進む前、実は大まかな修了要件(論文を投稿する必要がある、公聴会がある、とか)しか把握していなかった。 進んでみて、「あ〜、実際はこうだったんだ〜」という思うことがいくつかあったので、修了に必要なことについて書いてみようと思う。 プロフィール ・現時点でD3(なんとかオーバードクターなしで修了できそう) ・学部から同じテーマを継続(バイオ系) ・修了要件:所定の単位数を取得、大学指定の雑誌に論文を1本以上投稿(査読がないとか、変な雑誌でなければ良さそう。雑誌のリスト

        • 博士課程の就活(感想)

          博士課程(バイオ系)で民間企業の就活に関する感想を手短に。 自己紹介 ・研究対象:非モデル生物 ・研究内容:薬理学っぽいこと(細胞培養とか有機化学とかDry解析とか) 就職活動 ・2月〜8月:民間研究職(食品、製薬、化学とか、大中小企業) → 結果:30社くらい説明会参加、20社くらい受けて全落ち。 ・12月:???(オープンにしたくないので伏せます) → 結果:1社で内定(中小企業) 敗因(2月〜8月):苦しかった ・自分の研究内容と企業の研究内容のミスマッチ → 「

        博士課程で「将来と生き方」を考えた時、ちょっと怖くなった話

          研究をやめる

          今年の3月で研究をやめる。 博士課程を修了するかもしれないし、単位取得退学になるかもしれない。 それでも確実に、3月には大学を出る。 今のところ、今後一生、研究をやるつもりはない。 研究を6年半やってみて、結局、自分は研究ができるのかできないのか、向いてるのか向いてないのか、わからなかった。 分野はバイオ(マイナーな生物を扱っている)。 論文は一報。 賞は修士課程から通算で4回(学生が選ばれるやつで、小さい学会が3回)。 博士課程での学会発表は3回(全てボスから参加しろと

          研究をやめる

          博士課程に進学した理由

          初めてTwitterで「研究用アカウント」を作り、修士や博士を含め、たくさんの研究者さんのツイートに触れるようになった。 その中で感じたのは、「みんな研究が好きなんだな」ということ。 反対に、私は研究があまり好きではない。 だから、自分の「異質さ」を感じるようになった(疎外感ではない)。 なので、自分が「なぜ博士課程に進学して研究を続けたのか」というのを書いてみようと思った。 (同じ感覚の人が少しでもいて、その人に届いたらいいかな、くらいの気持ち) 自分で決めたことをきち

          博士課程に進学した理由

          ここ(博士課程)へ来てはいけない!すぐ戻れ!

          バイオ系博士課程3年。絶賛就職活動中。 「学部」「修士」で、なんとしても就職した方がいいと、強く思った。 1. 金銭面でのつらさ私はDC1に採用されていて、経済的理由から授業料免除も受けている。 だから、アルバイトもせず、博士課程の3年間は研究に集中することができている。(リサーチアシスタントはした。) 他の博士課程の人よりは、比較的、経済面では良い思いをしていると思う。 ただ、金銭的につらい(つらかった)こともたくさんある。 学部・修士はアルバイトをしながら、死ぬほど研

          ここ(博士課程)へ来てはいけない!すぐ戻れ!

          博士課程のラスト1年で自信をなくしている

          博士課程3年目。バイオ系。民間企業に就活中。 去年の暮れから現在にかけて、かなり自信をなくしている。 理由は2つ。 1:後輩の指導で失敗した 修論が書けない後輩に付き合って2徹した。 でも後輩(進学した)は、以前と何も変わっていない(ように見える)。 私は自分の時間を失っただけ。 これを機に、少しは自分で何かをやるようになってくれれば、と期待していた。 当たり前だけど、大学の研究室は研究に力を入れたい学生ばかりではない。 そういう人は放っておくべきなんだろうが、どうやら私は

          博士課程のラスト1年で自信をなくしている