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アパレル業界の流れの中の、百貨店のお仕事をイラストで説明します

こんにちは、マナビです。

今回も、次回紹介予定のセブン&アイホールディングスに先立ち、百貨店業界のお仕事を簡単に紹介します。現在の百貨店は、衣料品の販売が大きな割合を占めていますので、アパレル業界の流れの中で、百貨店の仕事がどの部分かを紹介したいと思います。

なお、日本の代表的な百貨店は、三越伊勢丹ホールディングス、Jフロントリテイリング(大丸、松坂屋)、高島屋などが挙げられます。

業界ごとの流れを記事にする理由

「会社を学ぶマガジン」の中で、各会社の仕事や規模、利益などを紹介しています。毎回業界の説明が重複しないように、業界ごとにその流れや特徴を、別記事で紹介しています。


アパレル業界の流れと、その中での百貨店のお仕事

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(Canva で作成)

百貨店のお仕事は販売に集中している

百貨店業界は、アパレル業界の大きな流れの中では、イラストの網掛けの部分を主な仕事としています。一等地に店を建て、魅力的なブランドを選び、魅力的な売り場を演出します。商品選びや、接客は、百貨店の従業員が行うケースもあれば、ファッションブランドの従業員が行うケースもあります。

店を建てる

百貨店の価値の源泉の一つは立地です。多くの百貨店が、繁華街の一等地に自分の店舗を有しています。東京であれば、銀座、日本橋、新宿などのショッピング街やターミナル駅に多くの百貨店があるのが代表的な例ではないでしょうか。

近年では、Jフロントリテイリングが銀座松屋を閉店し、GINZA  SIXという新たなコンセプトの店舗を建てたように、一等地の不動産を生かして新たな価値を生み出す動きも出ています。

テナントを選ぶ

店舗に入れるテナント(ブランド)を選ぶことは、百貨店の魅力を決める重要な要素です。時代の先端であったり、最高の品質を持つブランドを選ぶ目利きは、百貨店という商売の本質的な価値ではないでしょうか。

一方で、どの百貨店に行っても同じようなブランドが並んでいた時期に、百貨店の魅力が薄れてしまったとも言われています。

商品を選ぶ、接客する

どんな商品を選ぶか、ひいてはどんな魅力的な売り場をデザインするかも、百貨店の魅力を大きく左右する仕事です。また、売り場でのホスピタリティ溢れる接客も百貨店の価値ではないでしょうか?

ただし、ここを百貨店の従業員が行うか、ブランドの従業員が行うかは、会社、店舗によってその割合が異なるようです。

まとめ すべてがの仕事がブランド作りに結びついている

百貨店のお仕事は、アパレル業界の流れの中では決して幅広い訳ではありません。それだけに、百貨店の「ブランド」作りが差別化のために重要となります。一等地の立地、最高のファッションブランド、魅力的な売り場、心地よい接客、全てが百貨店のブランドに結びついているのだと思います。



おまけ、コンビニやスーパーとの違い

今回はアパレル業界の中での話でしたが、百貨店でも食料品の取り扱いがあります。百貨店のお仕事や価値は、上述の内容と変わりません。百貨店にはどこかの高級スーパーや有名食品店がテナントとして入ります。

百貨店は基本的に調達も物流も仕事の範囲に入りません。仕事の範囲は全然違いますが、食料品を扱う店としては、

コンビニは便利さを、スーパーは安さを、百貨店はブランド価値を追求した業態といえるのではないでしょうか。





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