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【南米旅行139日目】2022年8月28日 ウユニ塩湖ツアー2日目 野生のフラミンゴと温泉編

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一夜明けるも全く寝た気がしない

地獄並みに寒い夜から一夜明けて、目が覚めたら朝7時過ぎだった。
はっきり言ってまっっったく寝た気がしなかった。どう頑張っても寒いのでひたすら体勢を変えてなんとか暖を取ろうとしてみたが一向に暖かくならないし、モゾモゾすればするほど余計目が冴えて眠れなくなくなる。ちゃんと睡眠を取れた気は全くせず、ただ目を閉じてベッドに寝っ転がって寒さと格闘しただけという感じだ。


この日の朝食は8時から。同室の子たちも同じように眠れなかったようで、私以外は寝袋を持っていたけど、だからといって劇的に暖かくなるかと言えばそこまで効果はないようだった。それでもないよりはマシだと思うので、寒さに自信がない人は事前にツアー会社の人にお願いして用意してもらおう。寝袋は一つ50Bsでツアーの期間中借りることができる。各宿には寝袋の用意がないのでツアー会社に依頼するしかない。


ところが隣の部屋で一夜を過ごしたフランス人三人組、アルゼンチン人の親子からは全然寒くなかったという驚きの答えが返ってきた。私たちの部屋と彼らの部屋はコンクリート一枚分の壁で遮られているだけなのに、室内の温度が全然違ったのだ。一体どういうことだ。たまたまあてがわれた部屋の室温がこうも違うことにずるいずるいと冗談混じりで文句を言いつつ9時過ぎに宿を出た。二日目は移動距離が短いので、ゆっくりめの出発だ。


2日目の朝食


蛇口の水が凍るレベルの寒さ


野生のフラミンゴの楽園 Kollpa Lago

この日のハイライトの一つは野生のフラミンゴがいるKollpa Lagoという湖だ。あたり一面にフラミンゴがいてまっピンク!ってほどではないけど、自然に生息している彼らを目の当たりにすることができる。今まで野生のフラミンゴは見たことがないのでめちゃくちゃ新鮮だ。日本の動物園で見てもただ臭いだけで(失礼)そこまで興味なかったのに、何故か自然の中で見ると不思議と感動してしまう。今回私は持ってくるのを諦めたけれど、特に動物などあまり至近距離から撮影できない場合は一眼などそこそこいいカメラを持ってきた方が無難だ。


車内から見える道中の景色


実際はかなり近くまでフラミンゴに近づくことができる


携帯の拡大機能ではここまでが限界。
遠くから動物をはっきり撮りたければやはり一眼は必須だ。


遠くに群れで移動しているフラミンゴが見える


湖の一部は凍っているけれど、むやみに踏みすぎないように注意


道中で見つけた輪投げスポットで急遽輪投げ大会開始


やはり地元民と言うべきか、ガイドさんの圧倒的勝利


輪投げ後、みんなで記念撮影


温泉スポットへ到着

フラミンゴと輪投げを堪能した後、一行はこの日の宿泊施設へと向かった。
実はウユニ付近にもたくさん火山があり、天然の温泉を楽しむことができる。ウユニの後はPotosíに行く予定にしており、Potosíにも温泉があるのでそれ目当てでブラジルで買った水着を持ってきていたのだが、ウユニに温泉があるとは知らず思わぬ形で水着が役立った。という訳で、Tupiza経由でウユニに行く場合は水着必須だ。別にスク水でもビキニでも何でもいい。

天然温泉の温度確認中(35度ぐらい)


お昼前に辺りを散策


2日目のランチ


パスタ、牛肉の煮物、ブロッコリー、カリフラワー そしてじゃがいも(特大)


この日の宿泊施設
アルゼンチン人の親子と相部屋に。


いざ!天然の温泉に入ってみよう

午後16時ごろ、宿に帰ってきていざ温泉に入ろう!ということに。
だが、この時期は冬で外気は5〜10度、温泉の温度も35度ぐらいのぬるま湯。つまりめっちゃ寒いのだ。さらにタイミングの悪いことにこの日は生理三日目でかなり入る気をなくしていた。心の中では、日本人として(?)せっかく来たからには海外の温泉を楽しむべきだよなーというどこか義務感に似た気持ちVS寒いし生理やし温泉に入る状況としては最悪、寒さに耐えながらわざわざ服を脱ぐのがめんどくさい気持ちのバトルが始まっていた。


ま、でもここまで来たら入るしかないよね!!!


という訳で意を決して入浴。
というか誰も入りたがらない人がいないので、みんなで強制入浴状態。
てかよくこの寒さで普通に入ろうとするな。私はずっと入るVS入らないの攻防を心の中で続けていたというのに。これはブラジルでも感じたことだが、海外の人って日本人に比べて皮膚が強くて気温の変化や怪我に強いのでは?と思ったりする。

ちなみに温泉はスペイン語でaguas termalesという。

入浴代は一人6Bs(≒125円)


入浴代チケット


日本人の感覚としてはぬるい。
温泉というには温度が足りなすぎる。


温泉から見た景色


温泉の底はただの砂
特に整備せず穴を掘っただけの温泉ぽい



実は筆者は温泉が得意ではない。
長時間同じ場所で熱いお湯に浸かっているとエネルギーを吸い取られているような気がして疲れてしまうのだ。よく温泉は疲労回復効果があるなんて言うけど私はむしろその真逆。普段は一応最低限の身なりのためにシャワーを浴びてはいるけれど、本音を言うとシャワーすら浴びるのがめんどくさいと思っている。今は旅行中で常に何かしら行動しているから、お湯が出る限りほぼ毎日シャワーは浴びているけれど、日本で人に会わない週末とか長期休暇はシャワーを数日間連続で浴びないことなんかザラ。いちいち服脱いで髪の毛と身体洗って、その後全身を乾かして新しい服に着替えて。。という一連の流れをこなすのが心底面倒くさい。シャワーめんどくさい病については、また別の記事で詳しく書こうかなと思っている。(需要あるのか?笑)


まあそんな話は置いといて、今回はぬるま湯とは言えやっぱり長居するのは無理やなと感じたので、みんなが楽しそうに話し込んでる中空気を読まずに一人だけ先に出た。文章ではうまく言い表しにくいのだが、ぬるま湯なだけに温泉から出る瞬間がほんっっっまにさっっっむい!!!
寒すぎる。
正直何回も温泉を出ようとしたけどそのたびに寒すぎて諦めて、でもやっぱりこの場からさっさと出たいと思って意を決して出た。



何かの拷問かな?このぬるま湯に入ることで逆に風邪を引いてしまうんじゃないか?わざわざドMなことして自分は何がしたいんだろう?


と自分の行動に疑問を持ちつつ、寒いのを何とかこらえて服を着替えた。
実はTupizaで買った赤ワインをまだ飲んでおらず、みんなが温泉で飲みたいと言うので一度宿に帰って取りに戻ったのだ。赤ワインを持って来た後も他のメンバーはずっと温泉に浸かっていて、結局二時間以上いた。みんなよくそんな長時間入ってて疲れないなあ。最初はみんなと一緒にワインを飲んでいたけれど、日が落ちるにつれて寒くなってきたので結局また一人で宿に帰ってしまった。うう、どうしてもグループ行動できない自分の悪いところが出てしまっているな。。


ビールやワインは現地でも買えます。
海外でワインを堪能しながら温泉に入るのもなかなか乙なものである。


こんなに真っ暗になるまで大勢の人が温泉に浸かっていた。私は早々に退散。笑


入浴時間に注意!体調管理を第一に旅を楽しもう


20:30ごろ、ようやく全員帰ってきたので夕食を食べることに。
が、Monikaの様子がおかしい。どうやら長時間温泉に入ってのぼせたのと、アルコールを飲んだのがあまりよくなかったようだ。加えて高山病の症状としてずっと軽い頭痛が続いており、特に前日は部屋が寒すぎてみんな寝不足状態。色々な条件が重なって体調を崩してしまったようだ。夕食は食べられず、一度部屋に帰ってしまった。


ここで私が何かできればよかったのだが、結果として何もできなかった。
英語が下手な私が大丈夫?と話しかけるより、他のヨーロッパニキたちに任せた方が早いだろうと判断しずっと事の次第を見守っていた。
ニキたちは彼女の体調が悪いと分かるや否や、ガイドの人に彼女体調悪いんだけどコカ茶ある?と聞いたり、宿の人に毛布をもっともらえないか?と聞いたり、彼女の様子を見に行ったりととにかくフォローがめちゃくちゃ早かった。何もできないもどかしさはあったが、こればっかりはしょうがない。


結局彼女はコカ茶だけ少し飲んで、この日は早めに休むことになった。
彼女が体調を崩したのをきっかけに、他の人たちも急に心配になったのか君は大丈夫か?高山病になっていないか?とお互いの体調を確認し始めた。
私の体調はどんな感じだったかと言うと、正直一日目の夕方ごろからずっと軽い頭痛が続いているけれど普通に我慢できるレベルだ。基本的に問題なく行動できるし食欲もある。でも彼らに合わせて温泉に長居していたら私も体調不良になっていたかもしれない。やっぱり温泉は早めに上がって正解だったと感じた。


結論、ウユニは標高4,000〜5,000mの高地にあり高山病になると体調を崩しやすくなるので、決して無理しない範囲で旅を楽しむことが大切だ。
高山病対策としては、コカの葉を摂取する(葉っぱを直接噛んで食べる、コカ茶、コカのアメetc)、専用の薬を飲む、常にお菓子を食べることで脳に酸素が行き渡るようにする、などがある。実際に、ガイドが頻繁に「体調大丈夫?」と聞いてくれたり、アメやクッキーなどの軽食をくれたりする。
もし体調が悪いなと感じたら早めにガイドに相談しよう。


ニキたちが帰って来るまでひたすら待つ羽目に。


前菜:じゃがいも入りのスープとパン


ベジタリアン専用メニュー
事前に伝えておけば、別にベジタリアン用のメニューを用意してくれる


ボリビアの定番料理:ピケマッチョ


21:00ごろに夕食終了後、まだ時間があったのでPCで日記を書こうかと思ったが、Monikaが体調不良になったので自分も他人事じゃないなと感じ大人しくまっすぐベッドに行って寝た。何しろ寝不足で頭痛が続いているのは私も同じなのだ。
悲しいかな、温泉はあるが熱いシャワーはないので、二日目も身体を洗うことなく終了した。


↓↓↓南米旅行140日目に続く↓↓↓


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