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【南米旅行116日目 Part2】安くておいしい!アイス食べてカフェでまったり

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無事狂犬病ワクチンの接種に成功し、Carmenの家でお昼を食べた後、さあどうしたものか。今日は学校を休んでしまったので宿題もない。もういっそ一日中引きこもってしまおうかとも思ったが、Carmenが今からCentroに行くと言うのでどうせなら着いて行こうと家を出る。今は犬に対して相当恐怖心があるし、彼女に着いて行った方が無難だろう。


Centroに着いてCarmenと別れた後、今までやろうと思ってずっとほったらかしにしていたSIMカードを変えるというミッションを遂行しようという気になった。ボリビアのSIMカードはいくつか種類があるので、また別の記事で詳細を書こうと思う。


今回買ったのはENTELという会社のカードだ。私の知る限り、ボリビアではENTELを使っている人が一番多い気がする。そこら辺の小さいキオスクでも、SIMカード専門店でもどこでも売っている。但しSIMカード専門店とかになるとパスポートの提示を求められるので結構めんどくさい。私はキオスク、SIMカード、ENTELの会社の窓口全部回ったけれど、ENTELの窓口ではパスポート原本を見せろと言われたのでうげーってなった。笑


  • キオスク:パスポート提示必要なし。現金のみ

  • SIMカード専門店:パスポート提示必要、ただしデータでOK。現金のみ

  • ENTELの会社の窓口:パスポート原本の提示が必要。現金のみ


SIMカード購入にパスポート原本が必要、現金のみ、Centroからちょい歩く、マスク必須という全然使えない(失礼)感じやけど、一応ENTELのオフィスの住所を貼っておく。何か不具合があればここに行けばいいかも。



SIMカード自体は1枚20〜25Bs(約386〜482円)で、お店によって微妙に金額が異なる。もしどうしても最安値で買いたければいくつかお店をはしごしてみるのもいいかもしれない。SIMカードを購入した後、希望の通信プランを購入することで初めてネットが使えるようになる。私は今回SIMカード20Bsと一ヶ月5GB使えるプラン50Bs、合計70Bsを支払った。外で動画を見ることもないだろうし、学校や家でWiFiを使えばまあ一ヶ月5GBで十分だろう。


ちなみにSIMを携帯に入れてお金を払っただけではすぐにネットが繋がらないことも多く、SIMを変えるごとに携帯の設定を変える必要がある。今回SIMカード専門店の人にやってもらったので正直自分ではどうやればいいのか分からん(笑)まあネットで調べれば出てくると思うけど。。


ようやくネットが繋がったところで、さてお気に入りのカフェ「Typica Cafe Sucre」にでも行こうかなと思った所で、たまたまMonikaからDarrenと一緒に今からアイスを食べに行くけどどう?とお誘いがあった。丁度甘いものが欲しいと思っていた所なので二つ返事でOKした。


二人と合流するなり、何があったの?傷は大丈夫?といった具合に次々に質問を浴びせられる。そう言えばまだ学校の人には直接言ってなかったんやっけ。背中を噛まれたことを伝えると、ジャンプしたのか!?と驚かれた。そりゃあわざわざジャンプでもしない限り背中なんかに傷付かないよなあ。それほど私は犬に嫌われたのかなあ。。


Heladeria Sandraというアイス屋さん、安い割にめっちゃうまい。
下手したらサーティワンよりおいしいかも。
シングル+コーンで10Bs、ダブル+コーンで16Bs。私はピスタチオを選んだ。日本でまともにピスタチオ味のアイスを食べたことがないから比較しようがないけど、ピスタチオの味がちゃんとするし、海外あるある甘すぎるということもなくほどよい甘さでシングル+コーンで十分満足できるクオリティだ。



すぐ溶けてしまうというデメリット以外はめちゃくちゃ優秀なボリビアアイス


早速みんなでPlaza de 25 mayoのベンチに座って食べる。
熱に弱いのかすぐ溶けてしまって手が汚れてしまうのが難点だが、Monikaが選んだgoiabaとかも普通においしかったのでここはリピートしたい。


時刻は17時前。17時過ぎから8月6日の独立記念日に向けて軍事演習があるらしく、目の前で軍隊らしき人たちがズラリと並んでいた。ほとんどが男の人だったがほんの数人だけ女子もいた。どうやら今日は明日の予行演習だけで、今日自体目立ったパレードなどはないらしい。

軍事演習のために並ぶ軍隊の人たち



独立記念日直前は街中の至る所に国旗が掲げられている


アイスを堪能した後、近くのmetro cafeというカフェに入る。
ここ、ただのカフェと思いきやお寿司が置いてある。
Monikaがお寿司を注文したので、一口だけ食べさせてもらった。実は海外でお寿司を食べるのはこれが初めてだったりする。基本何でも食べ飲みする人だが、日本の味があまりしないであろう日本食に関してはこれまで避けてしまっていた。


肝心のお味はというと、意外と食べられた。付け添えの醤油も塩っけがあって「ちゃんと醤油」していた。海外の人は醤油の塩辛さが苦手なのか、以前ボリビアで市販の醤油を舐めてみた時塩っ気ゼロで、いかにも「コレジャナイ感」を味わったことがある。そして何と律儀にお箸も付いてくる。MonikaとDarrenにお箸の使い方をレクチャーしたが案の定苦戦していた。大丈夫、あんま大きな声で言えないけど小さい頃ちゃんと使い方を覚えなかったせいで、私も正しい使い方を覚えたのは高校〜大学になってからである。


寿司5巻で25Bs(500円ぐらい)


その後Carmenからお呼びがかかったので二人と別れてTypica cafeに移動。
彼女はよほどお腹が空いていたのか、pipocas de pollo con papas fritas(唐揚げとフライドポテト)を注文。私はそこまでお腹が空いていなかったのでhamburguesa de huevo(卵のハンバーガー)を注文。初めて注文したのでどんなもんかと思ったが、バンズに目玉焼き、サルサと玉ねぎがちょっと挟んであるだけだった。正直これで12Bsはないなあ。。と思ってしまった。


いや12Bsでも十分安いのだが、道端で売られているボリビアの屋台のハンバーガーはめちゃくちゃ優秀なのでそれと比べると。。という感じ。お肉、レタス、トマト、ポテト付きでたった5Bs(≒100円)という安さ。こんな激安バーガー屋さんがあちこちに乱立しているせいか、ボリビアには何とマックがないのである。ボリビアのハンバーガーについては別の記事で詳しく書こうかと思っている。


屋台のハンバーガーと比べるとどうしても見劣りしてしまう


ご飯を食べながら、Carmenと昨日から今日に至るまでの一連の流れについて色々と語った。前日に犬に噛まれるという一大事件が起きて、今日の午前中まで散々医者とバトルしてたのに今こうしてお気に入りのカフェでご飯を食べている。こうして平和なやり取りをしているとあんなことがあったのが嘘のように感じてしまう。



ていうか、何事もなかったかのように(?)SIMカード買ってアイス食べてカフェはしごしてる自分すごくないか。普通ならもう外出するのが怖くて家に引きこもってしまってもおかしくないはずなのに。実際犬は確実に怖くて家を出たくない気持ちもあったけど、それ以上に何かしていないと落ち着かない気持ちの方が勝ってしまったのだ。



実は昨日噛まれた時点で同時にCarmenの家を出ようと決めていた。Carmenの家を往復するためには絶対に噛まれた犬の飼い主の家を通り過ぎる必要がある。犬に噛まれた際のトラウマが強く残ってしまい、これからも隣の家を通るたびにビクビクしながら過ごすなんて精神衛生上よろしくない。Carmen自体はめちゃくちゃいい子やし、今回のことは決して彼女のせいではないのは分かっているけど、何より自分の命を優先するためにはもうここにはいられない。元々色々と不便さを感じていて、移動したいと思っていたけどなんやかんやめんどくささが勝ってしまってズルズルと彼女の家に居続けていた。丁度いい機会だ、さっさとここを出てもっと学校に近いホステルに引っ越そう。。


と心に決めていたはずなのに、こうしてCarmenと話していると彼女の優しさに触れて絆されてしまった。授業で取ったノートに書いてある単語について聞いてみると、「ノートに書くだけじゃ覚えられないよ、現物を見ながら実際に単語を聞いて覚えないと」と言われて突然テーブルの上に置いてあった物の単語を言い出した。砂糖の入ったビン、コロナ対策のアルコール消毒液、小さな鉢植えに入ったサボテン。どの単語も授業で習ったことのないものばかりだったけど、彼女に何度も発音してもらって自分でも何回も声に出してみて、つづりは分からないけど何となく名前の響きだけは頭の中にインプットできた。


  • 砂糖の入ったビン:el azucarero                ※砂糖:el azúcar

  • 塩の入ったビン:el salero                           ※塩:el sal

  • アルコール消毒液:el gel antibacterial

  • 鉢植え:la maceta


そのやり取りが何だか楽しくて、もう少し彼女の家にいてもいいかな。。。なんて思ってしまった。確かに隣の家の犬は怖いけど一応迂回ルートはあるし、何より彼女に言われた「犬を怖がるから余計に噛まれるんだ、犬に吠えられても強い言葉で威嚇して自分は犬より強いってところを見せないと」というアドバイス?が気になっていた。確かに今すぐ住む場所を変えれば少なくともスクレでは安全に過ごせるかもしれないけれど、ボリビアの他の都市や南米の他の国にも野犬は腐るほどいるはずだ。新しい場所に行く度に犬にびびっていてはまともに外を歩くことすらできない。今のうちに野犬に慣れて、そこら辺に歩いていても気にすることなく生活できるようにならなければ。。という謎の使命感に駆られていた。


今思えば相当犬にびびっていたはずなのになんでそこまでやる気?になったかというと、Carmenが吠えてくる犬に対して追い払っているのを見ていたからだ。彼女はいつも「No! silencio!」と強い言葉で言って犬を追い払っている。(手を上げたりというような暴力的なことはしていない)そのおかげか二人で道を歩いている時は犬が吠えてきても噛まれることはなかった。さすがに四六時中彼女と一緒に行動する訳にはいかないし、彼女と同じようにNoと言えば一人でも犬を撃退できるのではないか?自分もやればできるんじゃないか?という謎の自信に満ち溢れていた。


しかし、結論から言うとそれはただの幻想だった。。。


どれだけ現地人の真似をしてNo!と言おうと、
私には犬を追い払うことは無理だったのである。


実際に追い払おうとしたけどダメだった時の記事は追ってリンク貼ります。


せっかく噛まれた(?)ということで海外の野犬対策をまとめてみた↓↓↓






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