妄想止まらん「神戸港新港第四突堤Q2上屋」
去年の11月
「神戸モダン建築祭」というイベントに参加して
初めて知ったこの
神戸港新港第四突堤Q2上屋。
おそらくこの建物を知っている人なんて
港湾関係者くらいであろうという
非常にマニアックな建物です!
「神戸モダン建築祭」に参加した時の記事で
この建物のことを紹介してますが
私の興奮した様子しか伝わってないので
今回ちゃんとご紹介します!
神戸港新港第四突堤Q2上屋とは
その名の通り神戸港の突堤に建つ
客船ターミナルと鉄道駅が一つになった建物で
1932年(昭和7年)に建てられました!
当時まだ飛行機が無く
海外へは陸路で行くしか無かった時代
ここ神戸港は主にヨーロッパへと旅立つ人や
日本に来る観光客で賑わう玄関口でした。
この入り口の目の前には
神戸港と京都や奈良を繋ぐ観光用の列車
「ボートトレイン」のプラットホームがあり
降りて船に乗り換えることができました。
鉄骨鉄筋コンクリート造りで
内装のあちらこちらに
アールデコ調のデザインが施され
当時、最先端の施設だったことがわかります。
ここの右側に船が接岸し
見送りの人達でごった返していたようです。
宝塚歌劇団もここから
欧州の巡業へ旅立ったそうです!
映画の世界
神戸モダン建築祭の記事にも書きましたが
どこを切り取っても映画のような世界で
私は妄想が止まりませんでした!
ちなみに私の脳内は
異能力バトルアニメの最終決戦の舞台で
妄想が始まったのですが
名探偵が活躍するミステリー系でも
妄想できます!
1階のチケットカウンターの後ろは
貨物の荷解きに使われていた場所で
現在は倉庫として利用されています。
実際に映画のロケ地として使われたようですが
何の映画かは分からず・・・
神戸港の繁栄を今に伝える
パッと見あまり派手な外観ではないし
神戸に住んでる人も
この建物を知っている人なんて
何人いるんだろう?と言うくらいの
隠れたレトロ建築。
神戸が港町であると言うことは
教科書に書かれていたり
観光で訪れたりして
知識としてあるだけだと思いますが
建物が利用されてきた歴史や
モダンなデザインから
何日もかけて日本に来た観光客のワクワク感
ヨーロッパへ旅立つ人々の不安や希望など
当時の神戸港の賑わいや
人々の気持ちなども
肌で感じることができる貴重な建物ではないかと思います!
Information
こちらは非公開の建物ですが
11月に開催される「神戸モダン建築祭」で
パスポートを購入すると見学することが
出来ます!
今年も開催されると思いますので
見学して妄想してみてはいかがでしょう?
ここまで読んでいただき
ありがとうございました!
また次の記事も読んでもらえると
コーラにラムネ入れた時みたいな喜び方します!
それでは👐🏻
サポートしていただけたら飛び上がって喜びます! いただいたサポートは建物探訪の交通費として使わせていただきます!