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人は長所によって好かれ、短所によって愛される

「人は長所によって好かれ、短所によって愛される」

数日前にこの言葉を知ってから、ずっと頭から離れてくれません。長所より短所の方が重要であるかのような言い方です。

僕も含め、皆自分の短所ばかり注目して落ち込み、長所が見つからず落ち込むということを繰り返している人は多いと思います。

なぜ、多くの人が長所を見つけたいと思うのでしょうか。この言葉に則るならば、「人に好かれたい」からです。

「人に好かれる」というのは、あくまで僕の解釈ですが、「無難であり、万人受けする」ということです。

致命的な欠陥がなく、別に悪くないが、優れているところがいくつかある。客観的に見て自分より良いところがあるが、そのほかの部分は凡庸である。

どうでしょう。上記のような人がいると、嫌う理由がありませんね。

一方で「愛される」とは、「特定のあなたに刺さる」ということでしょうか。

客観的に見て悪いところもたくさんある。でもそれが嫌なわけではなく、むしろその人の魅力となっている。

すぐに目につく短所を見て離れて行く人も多いでしょう。しかし、それでも根気よく付き合ってくれる人との間に、愛が生まれるのだと考えています。

「人は長所によって好かれ、短所によって愛される」

この言葉の見方を変えてみます。私たちが誰かと接する時のことを考えてみると、

「相手の長所を見つけるとその人のことを好きになれる。相手の短所を受け入れられると、その人のことを愛することができる」

ということになると思います。

さらに言えば、「人=自分」としてこの言葉を考えることもできます。

「自分の長所を発見できると、自分を好きになれる。自分の短所を受け入れることで、自分を愛することができる」

普段、私たちは相手や自分の長所を見つけようとし、見つかると称賛します。しかし、それがかえって何かを否定したり、期待したり、落ち込んだりすることにもつながります。

一度だけでいいから、短所を受け入れる努力をしてみるのも悪くないかもしれません。短所を受け入れ、赦すこと。短所もその人の一部だと認めること。

それができれば、相手にも自分にも、もっと優しくなれる気がします。

最後までご覧いただきありがとうございました。これからもよろしくお願いします。


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