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万葉集を読む

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2020年7月の記事一覧

『万葉集』を読む (相聞)

万葉集には相聞、いわゆる恋愛の歌が多いが、その内容(経緯)はどれも生々しい。 そうでなけ…

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『万葉集』を読む (椿の花)

万葉集には謎が多い。 一首、一首が当時の知られざる事件や海外との状況、国民の生活、人間関…

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『万葉集』を読む (執念)

大津皇子と言えば、孝徳天皇の皇子、有間皇子とともに万葉集の時代の「悲劇のヒーロー」でいわ…

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『万葉集』を読む (萩の花)

言葉というものは、不思議なものだ。 それが誰かが言った言葉でも、あるいは古(いのしえ)か…

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『万葉集』を読む (嫁菜)

万葉集は日本の詩歌だから、当然のようにその当時の日本各地の風土、つまり地理や気候、風習に…

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『万葉集』を読む (才女)

万葉集では抜きん出て有名な額田王(ぬかだのおおきみ)は中大兄皇子(天智天皇)とその弟であ…

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『万葉集』を読む (漢字)

万葉集は謎解きが多いので、不思議な感覚になる。 「私はこんなことを感じたよ、見つけたよ」 と自分ひとりで悦に入ることが多いのだ。 例えば次の歌。 世間乎 宇之等夜佐之等 於母倍杼母 飛立可祢都 鳥尓之安良祢婆 読めない! けど・・ この中にある漢字で目につくのは・・ 世間・夜・母(2回)・飛・都・鳥・安・良・婆 こんな世間に住んでいると、夜になると、母を思い、都を思い、飛んでいきたくなる。もしそうできたらどんなに安らかだろう(ではないだろうか?) まだこの時期は「かな

『万葉集』を読む (庶民)

不思議なことがあります。万葉集には防人の歌などの庶民の歌が漢字で書かれています。その当時…

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『万葉集』を読む (挽歌)

中大兄皇子(天智天皇)が蘇我入鹿を討った乙巳の変(645年)の直後、母親の皇極天皇が退位し…

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『万葉集』を読む (系図)

最初は、天武天皇・持統天皇「夫婦」のお話。 天武天皇は天智天皇の息子である大友皇子に反旗…

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