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スマホがカメラを淘汰する時代に、中国で逆に大ヒットしているカメラ。日本で報道されないその納得のメーカー名 谷崎光のインサイド・アジア No.56


世は見せびらかし時代である。

今日はあれを食べた、これを飲んだ。
休暇はどこへ行った、何をした。
家はこんなすごいの、家族を見て。
料理上手でしょ、歌うまいでしょ、美人でしょ、金持ちでしょ、スタイルいいでしょ、イケメンだろ、仕事できるだろ…。

かくて人々はスマホで写真や動画を取りまくり、日々SNSやインスタグラムにアップする。

そして日本のお家芸であったカメラは、スマホに駆逐されつつある。
これを阻止する案はないのだろうか。
「超軽量一眼とか、一眼スマホとか早く出したら良かったのにー。日本のカメラ、性能はいいんだから」
 私の案は正直、普通であった。

 そしてそれが中国で売れているのを見たときに、正直、頭を殴られたように思った。

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