映画「悪人伝」|ヤクザと警察の共闘
暴力最高!って感じが最初から最後までずっと継続される観てて気持ちのいい映画だった.マ・ドンソクの鍛え上げられた強靭な肉体から繰り出される右ストレートが観れるだけで元が取れてしまうくらいとっても素晴らしいアクションシーンだった.
ストーリーとしてはシンプルで殺人鬼をヤクザと警察が追跡する物語となっているが,終盤の展開がとっても良かった.知力と暴力が噛み合った爆裂ハードボイルド映画がお好みの方は是非どうぞ.
以下感想殴り書き,ネタバレあり
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ざっくり所感
警察役の人の顔が武井壮にしか見えなくて,終始武井壮だと思って鑑賞していた.正義を執行する立場としての警察の超えてはいけないラインでもがいている姿が丁寧に描かれていたのもとっても良かった.
物語の最後で,最終的にヤクザにケリをつけさせることを許してしまったことへの罪悪感からか,裁判中もどこか悔しそうで,あくまで法に基づいてさばきたかったんだろうなというのが伝わってきた.
殴り合い,カーチェイス,サスペンス,プロフェッショナル.
これでもかというくらい漢臭がムンムンな映画を見たのは久々だったので大満足.
調べてみたよ
韓国と死刑制度
作中で,死刑に関する言及が多くあったので,韓国における死刑の歴史について調べてみると色々と情報が出てきて,とても勉強になった.
韓国では,20年以上死刑の執行がされていない.
死刑判決自体はくだされているものの,執行が長い間行われていないのだ.
なぜなのかはっきりした理由を見つけることはできなかったが,キリスト教の影響も関係している可能性がある,らしい.
韓国におけるお酒のマナー
韓国において,お酒を飲むときのマナーがいくつかあるらしい.
上司とお酒を飲むときは横を向いて片手で口を隠したりするのが礼儀の一つらしい.つまり,作中においては,警察官がマ・ドンソクに対して同様のマナーを実行していて知らず知らずのうちに尊敬しちゃっているのがバレたというおちゃめなシーンだったというわけだ.
韓国の指紋
韓国では国民を指紋でバチバチに管理している.
日本のマイナンバー制度と似た制度が韓国では全国民に必須で適応されており,住民登録番号を全ての国民が所持している.そのため,犯罪が行われた際にも,大量の指紋のデータが有るためすぐに身分が分かるというシステムになっていた.前科のあるなしに関わらず,韓国で犯罪は犯すと秒でバレちゃうというわけだ.犯罪ダメゼッタイ.
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